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令和7年3月議会 本会議での討論

8 働きがいも経済成長も
ページID:0074213 2025年4月11日更新 印刷ページ表示

本会議で行われた討論を紹介します。

議員名をクリックすると、詳細な内容をご覧いただけます。

※公式な記録は、会議録<外部リンク>をご覧ください。

 

三上 泉 議員

 
議案 賛成/反対
第1号議案 令和7年度一般会計予算 反対

 

竹内 博士 議員

 
議案 賛成/反対
第1号議案 令和7年度一般会計予算 賛成

 

片山 輝夫 議員

 
議案 賛成/反対
第2号議案 令和7年度国民健康保険事業特別会計予算 反対
第8号議案 令和7年度水道事業会計予算 反対
第9号議案 令和7年度下水道事業会計予算 反対

 

小林 仁 議員

 
議案 賛成/反対
第1号議案 令和7年度一般会計予算 賛成

 

大西 陽春 議員

 
議案 賛成/反対
第48号議案 手数料徴収条例の一部改正 反対
第49号議案 市営火葬場条例の一部改正 反対
第53号議案 市立病院の使用料及び手数料に関する条例の一部改正 反対
第71号議案 国民健康保険条例の一部改正 反対

 

福井 英昭 議員

 
 議案 賛成/反対
第2号議案 令和7年度国民健康保険事業特別会計予算 賛成

 

平本 英久 議員

 
議案 賛成/反対
第1号議案 令和7年度一般会計予算 賛成

 

冨谷 加都子 議員

 
議案 賛成/反対
第1号議案 令和7年度一般会計予算 賛成

 

山木 裕也 議員

 
議案 賛成/反対
第1号議案 令和7年度一般会計予算 賛成

 

討論の本文

三上 泉 議員

 

 私は、日本共産党亀岡市議会議員団を代表して、第1号議案 令和7年度亀岡市一般会計予算について反対の討論を行います。

 昨年度に引き続いて、今年度も、私たち共産党議員団は、多くの市民のみなさんからの生活困窮などについての相談を受け、親身に受け止めて、その解決のために奔走することが多い1年でした。止まらない物価高騰や電気料金をはじめとする公共料金の引き上げ、医療や介護の負担増、一方で、賃金や年金が引き上がらない厳しい現状の中で、「暮らしが大変」「仕事が大変」「なんとかしてほしい」との声が寄せられています。個人的なことまで取り上げていては、市政は進まないとおっしゃる方もいるかもしれません。しかし、そうでしょうか。最近流行っているキーワードとして「The personal is political」という言葉があります。テレビドラマの「御上」と書いて「御上(おかみ)先生」で何回も引用されています。パーソナル イズ ポリティカルとは「個人が抱える生きづらさは、社会的な問題、つまり政治が解決すべき問題である」ということです。ドラマの中では高校生が、このテーマで身の回りに起こる個人的な問題を考え続けていきます。その中で、貧困についても取り上げ、G7の国の中で、相対的貧困率が最も高いのが日本だという事実も示して、これらが政治の責任で生じていることを指摘しています。一人一人の困窮されている市民の声に寄り添い、より効果的に市民福祉の増進に寄与する施策や事業が求められているもとで、私たち、共産党議員団は、市民福祉の増進に必要な予算計上であるか、不要不急な事業への予算計上はないかをしっかりと吟味するために予算特別委員会に臨みました。

  令和7年度の各会計予算については、その大半が、市民の命と暮らしを守るための必要不可欠な施策や事業のために計上されているものと認識しています。私たちが求めてきた項目も予算に盛り込まれており、その点では、率直に評価するところもあります。一方で、昨年来、市民や事業者、各種団体から市長や議会に寄せられた願いに応えるものになっているかと言えば、そうでないところもあります。そこで可能な限りそれらの項目を抽出し、修正や組み替えを求めるとともに、新たな事業費の創設等、市長固有の予算提案権を侵害することがないよう、市長に差し戻して考えていただくための、予算の組み替え動議を発議しました。いずれも納得いただける内容であると思ったのですが、議員各位のご賛同を得られませんでしたので、やむなく、本予算案は賛成しかねるものとして、反対を表明いたします。

 3款民生費、1項社会福祉費、5目老人福祉費の高齢者生活支援経費のうち、緊急通報装置設置事業委託料について、当初、無料であったものが1ヶ月1,000円負担となっているものを、高齢者の負担軽減のため、元の無料に戻すために増額見直しを求めます。また、同経費の中に、従来から求めてきた、一定の要件を満たす市民への上下水道料金基本料金を半額助成する事業費と、加齢性難聴者の補聴器購入補助事業費を追加することを強く求めます。

 3款民生費、1項社会福祉費、8目人権啓発費の人権啓発推進経費のうち、活動助成金ならびに人権基本計画支援業務委託料については、不必要な経費であると従来から指摘しており、反対します。
同じく3款民生費、1項社会福祉費、10目文化センター運営費の地域交流促進経費のうち、隣保館デイサービス事業は、審査の中で質疑ができませんでしたが、次年度の運営主体をこれまでのプロポーザル方式による選定ではなく、随意契約とする方向にあり、まだ、この場に及んで運営の主体者をどうするのか方針が定まっていないことは、予算立てするにあたってずさんな計画と言わざるを得ません。過去の経緯や現状の課題を踏まえて直営にすることが望ましいと判断します。

 次に、4款衛生費、1項保健衛生費、4目環境衛生費の火葬場等経費のうち、建設事業関係委託料については、新火葬場建設予定地の不適格性を従来から訴えているため反対するものです。

 7款商工費、1項商工費、2目商工業振興費の商工業振興対策経費のうち、子どもファーストクーポン事業(仮称)経費については、市内の18歳以下(高校生以下)の子どもに対し、1人当たり12,000円相当のクーポン券及びお米の引換券を配布する事業で、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用することとなっています。亀岡市の施策として子どもファーストを重点としており、子育て世代への支援の必要性は否定するものではありませんが、相対的貧困の割合が高い単身世帯や高齢者などにも支援が行き届く全市民対象に変更すべきであると考えます。
同じく、7款商工費、1項商工費、2目商工業振興費のうち、産学官連携事業補助金については、4年間4億円を投資する最終年度として、3,000万円を計上していますが、起業に至る実績は生まれておらず、令和8年度からの自立に向けた課題整理や体制整備の検討も不十分であり支出について見直しすべきです。
 8款土木費、4項都市計画費、5目公園整備事業費のうち、公園緑地整備事業費については、令和8年の全国都市緑化フェアの開催に向けて、拠点となる京都・亀岡保津川公園及び亀岡運動公園の整備を進めるものです。老朽化した亀岡運動公園の諸施設の設備更新は必要と考えますが、詳細な工事内容が示されていないのに、多額の経費を要して、新たな設備投資を行うこと、レガシーなどのうたい文句によって、過度な支出が、地元業者が参入できない中で行われる可能性があること、また、市民の切実な要求である、居住地の近くに子どもが遊べる広い公園整備や従来の開発公園への遊具設置などに力を注ぐべきではないかと考え、見直しを求めます。

 10款教育費、1項教育総務費、2目事務局費のうち「2025大阪・関西万博」児童生徒体験事業業務委託料については、昨年9月議会で補正予算として上程され、共産党議員団は反対しましたが可決し、債務負担行為として令和7年度の執行となっています。安全性や教育効果に疑問があり、ご当地大阪府内や近隣他市町でも参加のあり方について慎重な態度が見られる中、立ち止まって児童生徒の体験参加を見直すべきです。旅行代理店と契約を交わしていると聞いていますので、契約不履行の違約金あるいはキャンセル料が発生すると想定されますが、その分を差し引いた経費の削除を求めます。仮に、予算が通ったとしても、全学校、全学年、全生徒が参加するというのではなく、学校の事情や方針を尊重して、部分的にでも行かないという選択肢を、教育課程の編成権をもつ学校に与えていただくことを強く求めます。

 冒頭に述べたドラマの中で、御上先生のセリフで心に残っているものがあります。それは、「エリートとは神に選ばれた人だ。それは、ふつうの人間なら負けてしまうような欲やエゴに打ち勝てる人だから、自分の利益のためではなく、他者の物事のために尽くせる人だから。真のエリートが寄り添うべき他者とは、つまり、弱者の事だ。」というものです。
亀岡市が、全国や世界から憧れて選ばれるまち、つまりエリートのまちになるならば、弱者に寄り添うことを大事にしていただきたいと思います。誰一人取り残さないまちをうたうなら、なおのことです。国の政治がそこに欠けているとするならば、全国一律の施策で行うのが望ましいなどと言わず、水道料金基本料金の半額免除の福祉施策が850万円でできるのなら、1千万円で相当の補聴器購入補助ができるのなら、国に先んじて、ぜひやっていただきたい。70周年の記念イベントも、緑化フェアも、決して否定するものではありません。シティプロモーションもシビックプライドも大切でしょう。でも、同じように、弱者に寄り添う施策も充実しているなと実感できる税金の使い方にも心配りをいただくことを重ねて申し上げて、反対討論といたします。

 

竹内 博士 議員

 私は、会派、躍動〜輪の風〜を代表して、第1号議案 令和7年度 亀岡市一般会計予算に対して、賛成の立場で討論いたします。

 令和7年度の一般会計予算は、「第5次亀岡市総合計画の着実な推進」「市制70周年記念事業の推進」「全国都市緑化フェアin京都丹波を契機としたさらなる飛躍」を柱とし、主役は市民一人ひとりのまちづくりを進めるため、「選ばれるまち、住み続けたいまち」の実現と、亀岡新時代を着実かつ戦略的に実現していくための予算編成であり、2年連続で400億円を超える過去最大の大型の予算編成となっています。一般会計予算は総額484億4,000万円、対前年度比13.5%の増額予算で、また、市税収入は市全体として対前年度比2億6,100万円増の106億4,700万円となっています。

 物価高騰や人件費の上昇、さらには借入金の利子負担の増大などもあり、慎重な財政運営が求められている中での積極予算については、様々な声もありますが、桂川市長が示す「亀岡の魅力を高めて経済を潤わせ、市民に還元する好循環を産むための必要な投資」として、大きな決断と、確かな可能性を感じることができ、大変期待が持てます。これまで通り、常に市民とともに歩み、これからの持続可能な亀岡市のさらなる飛躍を期する節目の年にふさわしい事業や予算編成となっています。

 主な編成内容としては、来年9月に開催予定の「全国都市緑化フェアin京都丹波」の会場設備に23億700万円が計上されており、亀岡運動公園や城下町を含めたJR亀岡駅周辺の改修が行われ、未来につながる新しいまちづくりの基盤ができると言えます。
 合わせて、広報経費も増額させ、戦略的なシティプロモーションや移住・定住にもつながるよう発信力の強化も充実するとみられます。さらに、新規事業として注目が集まる「(仮称)かめおかふるさと公社設立事業」は480万円が計上され、亀岡の特性を活かした商品開発や、販売促進を図る新たな発信拠点として、地域の稼ぐ力の強化と、地域経済の発展、好循環の創出が期待できます。

 循環と言えば、昨今の亀岡市の資源循環への取り組みも充実の一途をたどり、環境施策の情報発信 交流拠点施設となる「Circular Kameoka Lab(サーキュラー カメオカ ラボ)」を活用した事業経費に930万円が計上され、世界に誇れる環境先進都市としてさらなる事業展開が期待され、可能性を感じます。
 亀岡市では全国初のプラスチック製レジ袋提供禁止条例を制定し、「世界に誇れる環境先進都市」の実現に向けた取組が着実に進められていますが、持続可能な食と農について、生産から消費までの食料システムを進めていくために、亀岡市の特徴を活かした取組を積極的に進めていく必要があると言えます。

 その流れの中で、令和5年に給食へのお米を始めとする有機農産物の導入や生産者の育成など、有機農業を推進し、次代を担う子どもたちに豊かな自然と食、農を引継ぐために、「オーガニックビレッジ」を宣言し、着実に有機農業推進を行なっています。

 令和7年度は「有機農業推進事業」に4,700万円が計上され、さらに「地域の担い手応援事業」に1,000万円と、全国的に注目を集める亀岡の農業推進に積極的な姿勢がうかがえます。

 さらに、まちづくりの柱にもなっている「子どもファースト宣言」に基づく事業では、子どもファーストクーポン配布事業に1億7,500万円が計上されており、子育て家庭を本気で応援する姿勢がうかがえます。
現在、課題になっている保育士確保の次なる一手として、新規事業である「保育士宿舎借り上げ事業」に720万円が計上され、子どもファースト宣言につながる子育て世代への支援にも取り組まれています。
 他にも「かめおか乳幼児教育センター」の新設のほか、4月に開幕予定の「2025大阪・関西万博」へ、全ての小中学生を校外学習として派遣する事業に6,000万円が計上され、子育てや教育など、子どもを軸にした様々な取組が充実しています。

 大阪・関西万博への招待事業においては、新聞報道などでもありましたように、丹波2市1町の小中学校でも対応が割れるなか、亀岡市は教員による事前の下見や、子どもの安全面を最優先した徹底した対策など積極的に取り組んでいただいております。この万博は、亀岡の子どもたちにとって、多様な国の文化や価値観に触れ、国際理解を深め、未来社会について考える貴重な機会であり、決して学校の中では体感できない学びを得ることができる、大変価値ある未来に向けた教育の場であるといえます。
 また、子どもの異文化体験や国際意識の向上の大きな契機として、「市制70周年記念、姉妹・友好交流都市 招へい事業」に680万円が計上されており、グローバル社会を生き抜く、次代を担う子どもたちへの貴重な体験や経験であると言えます。

 次に生涯学習の機会の創出や、生涯学習関連施設の管理運営事業として、石門心学の祖、石田梅岩先生の教えを発信し、学習の機会を提供する「石田梅岩記念館オープン事業」に914万円。「石田梅岩生誕340年記念、展示会・シンポジウム開催経費」に273万円を計上。市民のシビックプライド醸成にもつながると大いに期待が持てます。
また、生涯学習施設「ガレリアかめおか」の老朽化対策事業に1億4,700万円が計上され、大広間の改修や非常用発電装置の蓄電池の更新などを行います。現在、計画が進んでいる「新博物館」を、ガレリアかめおか隣接地に建設する方針も決まり、今後、ガレリアと新博物館の相乗効果によって、さらなる「生涯学習拠点エリア」としても期待が高まります。

 まさに、時は、いま、亀岡新時代の幕開けの時です。

 日本全国の多くの方に亀岡市を知っていただける大阪・関西万博や全国都市緑化フェアなど、市内外からの交流人口増加に向けて、桂川市長においては、引き続き市民や広域自治体との機運醸成をよろしくお願いいたします。

 30年後は市制100周年。亀岡市がこれから先、持続可能な都市であり続けるように、未来への投資と健全な財政状況を維持しつつ、桂川市政が、これまで続けてきたチャレンジと、躍進的な歩みを止めず、真に「選ばれるまち、住み続けたいまち」になることを期待し、第1号議案 令和7年度一般会計予算案原案に賛成いたします。

 

片山 輝夫 議員

 私は、日本共産党亀岡市議会議員団を代表して、第2号議案 令和7年度亀岡市国民健康保険事業特別会計予算、第8号議案 令和7年度亀岡市水道会計予算、第9号議案 令和7年度亀岡市下水道会計予算について、反対の立場で討論を行います。

 令和7年度の保険料は基金を1億5,000万円活用しても、令和6年度の一人あたりの保険料と比べて約8.7%、9,897円の増額となります。市民の暮らしは物価高で苦しく、「国保は保険料が高くて、とても払えない」という市民の悲痛な声を聞いています。国民皆保険を守るためにも、保険料の据え置き・引き下げすべきです。その財源を確保するために、まず国庫負担の増額を国に対して早急に求めるとともに、当面の緊急支援として、一般会計からの繰入れや基金の取崩し、また法定外繰入れ等を行うことを求めます。

 次に第8号議案 令和7年度 亀岡市水道事業会計予算並びに第9号議案 令和7年度亀岡市下水道事業会計予算については、基本水量に使用量が達していない世帯が4割近くあり、そのような世帯には、少なからず独居高齢者などが含まれていると思います。
水道料金の受益者負担原則は一定理解できますが、物価高騰のなか賃金・年金等の所得は上がらず、市民の暮らしが厳しい現状において、少量しか水道水を使用していないのに、20立方メートル使用分の料金を納めることは過重な負担であり、料金体系の見直しを行うべきであり反対します。

 以上で、3議案に対する反対討論といたします。

 

小林 仁 議員

 私は新清流会を代表して、第1号議案 令和7年度亀岡市一般会計予算案に対して、賛成の立場で討論いたします。

 令和7年度一般会計予算案は、「人と時代に選ばれる リーディングシティ亀岡」の推進を基軸に、健全な財政運営を維持しつつ、「主役は市民一人ひとり」のまちづくりを進める予算に加え、「市制70周年記念事業の推進」、令和8年度に開催します「全国都市緑化フェアin京都丹波」を契機とした、さらなる躍進を誓う積極的な予算案となり、予算額は対前年度比 13.5%増の484億4,000万円と過去最高の当初予算であります。

 まず、歳入に関しては、物価高騰の懸念はありますが、景気のゆるやかな回復を見込み、市税全体として、対前年度比 2億6,100万円増の106億4,700万円、地方交付税では、国の地方財政計画を考慮し、対前年度比2億円増の、82億円が計上されるほか、ふるさと力向上寄付金収入を見込まれているなど、財源確保に取り組まれています。

 また、歳出に関しては、ただいま申し上げましたように、ふるさと力向上寄付金をさらに強力なものとする施策がうかがえます。ふるさと納税施策は、すでに努力・工夫を尽くされていますし、年々増加しています。しかし、これでは未来の展望が見えない、との市長の想いが感じられます。さらに強力に 尽力する施策、言い換えれば、百尺竿頭一歩を進む、施策と言えます。

 百尺、約30メートルの竿の先まで進んできたが、後一歩を踏み出すには命を落とすかも知れないという、命を賭した施策があります。それは、「亀岡ふるさと公社設立事業」、「ふるさと産品 販路拡大プロモーション事業」、「亀岡シティプロモーション事業」が予算化されています。
 令和7年2月28日にプレスリリースされた、ふるさと納税100億円に向けた、人気商品の開発を主とする公社設立事業は、さらなる寄付金獲得のための、新規基盤事業であります。それに加え、亀岡特産品の販路開拓の「ふるさと産品販路拡大プロモーション事業」や亀岡市の認知度を全国的に高める「亀岡シティプロモーション事業」が計上されています。
 ふるさと納税は、全国に先駆けて宣言された、子どもと子育てを頑張る人を本気で応援する「子どもファースト事業」など市民福祉増進の財源であります。
未来の財源に向けて「やってみなはれ」「見とくんなはれ」の 戦略であり、その決意を知ることができます。

 次に、市制70周年記念事業については、14の事業を展開される中、亀岡市のシビックプライド醸成につながる「石田梅岩生誕340年記念展示会・シンポジウム事業」、「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」の環境保護意識を高めるごみ拾い大会などの「(仮称)サーキュラーかめおかフェス」、コロナ禍以降、人の集いが制限され、子育てに不安を感じる保護者が増えている中において、子どもたちや子育て世代、子育て関係者が集いつながる、「かめおか・子どもファースト・EXPO(仮称)」は子育て世代には大きな期待があります。

 また、令和8年度開催の「第43回全国都市緑化フェアin京都丹波」の、開催1年前イベントによる期待感の高揚事業が計画されております。お祝い行事に留まることなく、子育てしたいまち、住み続けたいまちに、大きく貢献する市民参加型の「市制70周年記念事業」であります。

 次に、子どもファースト事業につきましては、育親学園の新校舎完成が1年延期となりましたが、学校建設事業費を含む、学校規模適正化事業の充実が図られ、今後においても児童生徒、保護者、地元住民、教育委員会、学校関係者が作り上げる学園として、期待するところであります。
また、「2025大阪・関西万博」の児童生徒体験事業につきましては、半世紀に一度くらいというチャンスに世界を触れる探求学習の機会損失がないように、未だ、その費用確定には至らない現状において、債務負担行為を活用し、より安全・安心を考慮し、充実した事業執行となることを望みます。

 続いて、「妊婦のための支援給付事業」は、妊娠期から、出産・子育てまで、切れ目のない一貫した、伴走型支援を新規事業として計画されています。
また、乳幼児教育と発達支援事業の「かめおか乳幼児教育センター事業」は、これまで別々の所管で、管理していた乳幼児施設、小学校、福祉施設等の子どもに関わる機関が、連携をとり、子どもの育ちに合った支援を行う、新規の事業であり、子育て世代に支持されるものであります。他にも、令和6年度の保育士の確保事業に引き続き、令和7年度は「保育士宿舎借り上げ支援事業」が新規に設定され、保育士不足による激務に悩む、保育士の就労緩和、待機児童の解消が期待されるところです。
これらの子どもファースト事業については、多くの事業が計画されていますが、これまでの継続事業、令和7年度の新規事業は、より一層子育てしたいまち、住み続けたいまちとなる予算編成であります。

 次に施策の大綱8項目についてでありますが、「互いに認め合う、ふれあいのまちづくり」におきましては、修学旅行における平和学習補助授業において、平和と人権尊重について、考える機会が継続され、教育の充実が図られています。
 また、市制70周年記念事業として、姉妹都市・友好交流都市の招へい事業による国際交流が計画されるほか、スタディアブロードプログラムにより、中学生が国際的な視野を身につけ、国際的に活躍できる人材教育事業も継続となっています。

「安全で安心して暮らせるまちづくり」では、国内初となる「国際安全都市」を冠した「第1回国際安全都市アジア大会」が計画され、セーフコミュニティを国内外に発信し、ネットワークの強化・拡大事業が計画されています。

「地球にやさしい環境先進都市づくり」では、令和8年の全国都市緑化フェアin京都丹波の開催に向け、拠点となる京都・亀岡保津川公園や、亀岡運動公園の整備事業が計画され、同じく、本市の玄関口となる、亀岡駅周辺の道路や公園の整備事業は、緑化フェアのゲートウェイとして来訪者のおもてなしには不可欠な事業であります。

そして、緑化フェア終了後においても、本市のシンボルとして、憩いの場として、緑豊かな潤いのあるまちとして、市民福祉の増進が図られています。

 以上を踏まえまして、本予算案は、予算編成の基軸であります「第5次亀岡市総合計画 人と時代に選ばれる リーディングシティ亀岡」を着実に推進し、本市の未来の発展を希求する「百尺竿頭一歩を進む」予算編成であることを評価し、第1号議案 令和7年度亀岡市一般会計予算に対しての賛成討論といたします。

 

大西 陽春 議員

 

 私は日本共産党亀岡市議会議員団を代表して、第48号議案 亀岡市手数料徴収条例の一部改正、第49号議案 亀岡市営火葬場条例の一部改正、第53号議案 亀岡市立病院の使用料及び手数料に関する条例の一部改正、第71号議案 亀岡市国民健康保険条例の一部改正に反対の立場で討論を行います。

 まず、第48号議案 亀岡市手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定についてです。これは、住民票の写し、住民票記載事項証明書、印鑑登録証明書の3つの交付手数料の改定を行い、現行窓口手数料が300円のものを400円に値上げするものです。
 令和6年11月にコンビニ交付手数料が300円から200円に値下げされた時にも、共産党議員団は手数料というものについて、マイナンバーカードを利用して手数料が下がるのであれば、減った手数料はすべての人に平等に還元されるべきということで反対をしました。今回は、コンビニやキオスク端末で必要な固定費が年間で合計630万円がマイナンバーカード利用の方の機械に係る費用であることがわかりました。また、コンビニでの証明書発行が思うように伸びないことを理由に、解決策として手数料に差をつけてカードの利用を促すために、窓口で交付する手数料を400円に値上げするという説明でした。窓口の手数が増えることがない中で「利用促進」を理由に、窓口交付の負担増を強いることは市民に説明ができません。手数料条例の改正に反対をするものです。

 次に、第49号議案 亀岡市営火葬場条例の一部を改正する条例の制定についてです。
火葬場の老朽化に伴う修繕料の増加や燃料費や人件費の高騰により、やむを得ない値上げであることは所管の説明で一定理解するものの、市民の暮らしに関わる重大な値上げが行われることは、今の市民の生活にとって賛成できるものではありません。また、費用額から使用料を割り出す受益者負担の考え方は、公衆衛生、公共の福祉を遂行する市町村の責務から認めることができません。一般会計からの繰入れを行うなどして値上げを食い止めることができないものでしょうか。火葬場が変わらない中での利用料金の値上げには反対いたします。

 次に、第53号議案 亀岡市立病院の使用料及び手数料に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
これまでは規定のなかった訪問診療に係る交通費を新たに1回500円以内で管理者が定める額として設定するものです。在宅患者を訪問診療するのは令和5年が35件(22人) 令和6年2月末で86件(60人)、月平均1.4回と説明を受けました。訪問診療をやむなく受けられている方はやはり今回の新しい料金設定で負担が増えます。病院に行きたくても行けない中で訪問診療を受ける人の負担が増えることは賛成できません。

 最後に第71号議案 亀岡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてであリます。
2割、5割の法定軽減対象を拡大することについては、低所得者の負担軽減の枠を拡大することで賛成するものですが、保険料の賦課限度額を基礎賦課額に係る賦課限度額(医療費分の賦課限度額)を65万円から66万円に、後期高齢者支援金賦課限度額を24万円から26万円に引き上げるということは被保険者の負担を増やすことになるということで、賛成することはできません。説明によると、高所得者層の負担を増やすことで中所得者の負担を軽減するというものでしたが、共産党議員団は、国において国庫負担を拡大して保険料全体の引き下げを図るべきだと繰り返し求めてきました。また、亀岡市においても暮らしが大変な今、基金取り崩しや、一般会計の繰入れで保険料の引き下げを行うべきです。賦課限度額の引き上げは毎年続いており被保険者の保険料負担は増え続けています。国民健康保険への国庫負担増を行い、保険料を払える保険料にすることが、喫緊の課題であり、この議案に反対します。
以上で各議案に対する反対討論といたします。

 

福井 英昭 議員

 

 私は、第2号議案 令和7年度 国民健康保険事業特別会計予算(案)に賛成の立場で討論いたします。

 令和7年度におきましては、皆様からお預かりする保険料の値上げを提案されております。平均すると年額9,800円程度になるようであります。
 現在の物価高により、大変厳しい生活となっていることは前提として話をしますが、誰でも保険料は高いと実感しているところであり、また、「このまま値上げが続いては」とみんな危惧しているところなのではないでしょうか。
 京都府の試算によると、令和6年度に料率改定を行った際から、2万2千円以上の引き上げ数値が示されていますが、亀岡市の令和7年度予算では、まず、国保の財政調整基金を1億5,000万円投入し、その約4割に抑えられているということを、まず申し上げます。  
 また、当市のように国保基金を持っている自治体ばかりではなく、基金を全く持ってない自治体もあります。そんな町では、今回の当市での値上げ額の2倍以上の負担が、市民に直接かかるか、あるいはこれを救済すると一般財源にかかってくることは言うまでもありません。
 そんな中、大切な当市の基金についても、先日、一般質問で市長より答弁がありましたとおり、今のペースで繰入れを続けると、あと2年分ほどしか残っていないのが現状であります。
 反対される方々は、一般財源から補助しなさいとおっしゃいますが、市民公平性の観点からすると問題が残ることはもちろんですが、それだけではありません。少し考えてみていただきたいと思います。
 もし、本市が、市民全体の福祉の原資である一般財源で国保を補助し、一時の保険料値下げをしたり、現状維持をしたとします。確かに今現在は助かるし、みんなが喜ぶとは思います。しかし、ますますの物価高騰や社会的人口構成など、今後の国保の継続性を鑑みたときに、一般財源から補助を入れることは、補助を打ち切った時の市民生活へのダメージは、より以上に大きく、計り知れないものとなるとは思いませんか。本来、だからこそ、特別会計になっているのです。
 そもそも国保についてはこの制度自体に問題があるのも確かであります。国保の加入者には低所得者層が多いこと、加入者の年齢構成が高いこと。などの構造的な課題を含め、基礎自治体にてそのやり繰りをしていかないといけないことであります。国では高額療養費制度の議論も起こっていますし、それも含め医療費高騰がその維持を困難にしています。このような点を改革、そして改善しない限り、国民健康保険の維持はその単体では、難しいと考えられます。

 そのような状況のなか、京都府では国保を府下で広域化し、一元で管理、運営できないかという議論が始まっています。当然ながら、市町村単体での運営が行き詰まっているからでありまして、今始まったこの広域化の議論がまとまることを見越した上で、亀岡市では、国保の基金を2~3年の間、うまく使っていくことで、市民の負担の増加を最小限に抑えながら、来るべく国保改革に備え、国保サービスを維持継続させていかなければならないと考えているのであります。

 このように市民福祉の増進を総合的に考慮した予算案であることをぜひ、市民の皆様にもお知り置きいただきたく、私は、あえて賛成討論をさせていただきました。
 実際、値上げは誰しも、やりたくはありませんが、どうかご理解をお願い申し上げます。
 国民皆保険の制度は、世界に誇る素晴らしいものです。これを維持、継続するために一刻も早い制度改善を国や府に対し、こいねがうものであります。

 本市としましても、ある意味苦衷の選択の中で、ベストではないにせよ、よりベターな選択をしているということをご理解賜りますようお願い申し上げまして、第2号議案 国民健康保険事業特別会計予算案に賛成の討論といたします。

 

平本 英久 議員

 

 私は、経政会を代表して、第1号議案 令和7年度一般会計予算に対して賛成の立場で討論をいたします。

 令和7年度当初予算は、一般会計予算総額484億4,000万円、対前年度比13.5%増の予算であります。本予算編成の基本方針は、第5次亀岡市総合計画の着実な推進、人と時代に選ばれる リーディングシティ亀岡を目指し、新たな事業推進に向けて予算編成されているところであります。

 今回の予算編成では、これまでと同様に「子どもファースト事業」など子育て環境の充実や、「子育て・福祉・健康のまちづくり」など高齢者をはじめ誰しもが住みやすい環境整備の他に「地球にやさしい環境先進都市づくり」などを重点施策項目として、本市にとって必要かつ優先度の高い事業の精査を行うなど、より重要性の高い新規事業や重点政策について特に手厚く、抑揚のついた予算編成であります。
 特に拡充されたもの、新規で予算編成が行われた事業も含めて、子育て支援の拡充に向けた取組として、こども医療費助成事業に3億7,270万3千円、子どもファーストクーポン事業に1億7,500万円、かめおか児童クラブ事業に4億8,162万7千円。
 高齢者を支える地域包括支援センター事業に1億4,460万2千円、認めあい、支えあい、助け合えるまち「重層的支援体制整備事業」に4,462万6千円、市民の健康を守る予防接種に2億1,878万7千円。

 また、令和8年に本市で開催される全国都市緑化フェアin京都丹波関連事業としては、23億7745万7千円であり、この中には災害時に支援物資の拠点となる亀岡運動公園施設内の環境整備も含まれており、これまで私が防災・減災を見据えて提案して来た電源増設等の受援体制整備も行われる事は高く評価するものであります。

 その他、これまでも課題解決に向け取り組んできた有害鳥獣による農作物への被害を軽減するための予算として、鳥獣対策事業経費に2,724万円。有機農業推進事業に4,702万4千円、あわせて農業に従事する後継者不足は大きな課題であり、こうした課題解決に向けて、農業担い手づくり育成事業経費に3,790万円など、本市の農産業も生かしたにぎわいのまちづくりに向けての予算など、限りのある予算の中で、蛍窓雪案(けいそうせつあん)、熟慮に熟慮を重ねた上で組まれた最善の予算編成であります。

 なお、本予算の審査に当たっては、各分科会において、それぞれ活発な質疑および委員間討議・討論が行われるに至りました。その中において商工業振興経費に係る産学官連携事業において、
整備した施設が生かされるよう地域に密着した取組を推進するとともに、今後の方針及び経過報告について適宜議会に報告をすること、
また子どもファーストクーポン事業においては、アンケート等を活用し、データ検証を行うこと、

水道事業に関して、他都市では水道料金が上がっている中、本市では安定して安全、安心な水が供給されており企業努力が見られるため、今後も引き続き健全な経営管理に努められること、

下水道事業においては、消化ガス売却について排出される汚泥が市内で利活用できるよう努められたいなど、

これら、各委員から出た意見をもとに、各事業執行に当たって指摘要望を行ったところであります。

 また病院事業については市民の健康と生命を守る重要な施設として大変重要でありますが、様々な経営課題が見受けられ、その中で病院を維持・存続させていく必要があるため、今後の病院の在り方や見通しについて慎重に検討していただきたい、との意見がありました。

 本市としては、今後も市民から求められる質の高い市民福祉を堅持しつつ、持続可能な市政運営のための自主財源の確保に向け、これまでと同様、引き続き市税収入の増加に努めることを望むものであります。

 また、市制70周年を迎えた本市として、特にこれまでの桂川市政の結実の年でもあります。財政健全化への取組が成果として見えているものの、依然、厳しい財政環境を鑑みれば、事業の目的と成果について、いま一度原点に立ち返り、効果的かつ効率的な事業の取捨選択が特に肝要であると考えるものであります。これらも踏まえた上で、桂川市長をはじめ、職員の皆様の英知を結集いただき、さらに円滑で堅実な事業執行が行われることはもとより、秀でた桂川市長の政治手腕に今後も大きく期待をいたしまして、第1号議案 令和7年度亀岡市一般会計予算に対しての賛成討論といたします。

 

冨谷 加都子 議員

 

 私は、公明党議員団を代表し第1号議案 令和7年度亀岡市一般会計予算に対し、賛成の立場で討論をいたします。

 本定例会冒頭の施政方針において市長は、市制70周年を、持続可能な亀岡市の未来へのさらなる飛躍を期する節目の年として、亀岡新時代を着実に形作っていくために、これからも果敢にチャレンジを続けると力強い決意を表明されました。

 そうした中、令和7年度亀岡市一般会計予算は、過去最大を更新する484億4,000万円 対年度比13.5%増であり、第5次総合計画基本構想で示された『人と時代に選ばれる リーディングシティ亀岡』の実現に向け、着実に歩みを加速すべき、積極的かつ機動的な予算編成をされました。

 本年度予算の特色は、持続可能なまちづくりを目指し、市民主体の活躍の場を応援し、同時に様々な事業を維持、充実させ、特に来年度開かれる全国都市緑化フェアin京都丹波の実りを今後の町づくりに最大限生かすための事業展開をはじめ、持続可能な循環型環境の促進や全ての子育て世代が安心して暮らせる体制強化の施策が、提案されています。

 では、特に予算計上された中から抜粋して新規事業を取り上げてまいります。
 まずは、子育て支援としまして新規事業にかめおか乳幼児教育センター開設9,400万円を計上。
 文部科学省の調査において小・中学生で発達障がいの可能性がある児童生徒の割合が8.8%であると言われ、その前時期である乳幼児期の関わりは重要であります。本施設を通して、各機関が密に連携し、保育士の資質向上を初め支援の充実を図っていただき、発達障がいの早期発見、早期療育を推進いただき、さらに、発達障がいをもつ母親は子育てへの不安が高く、心身の疲労が強いがゆえに、保護者にとって、精神的なサポート支援と総合的な情報提供を受けられる教育センターとして機能することを、大いに期待いたします。

 続きまして教育関連としまして、外国にルーツを持つ子どもの支援関連経費10,349千円を計上。海外にルーツがある児童生徒が増える中、言葉の壁が子どもの進学や就職に格差を生まないために、教育機会の確保として、外国人児童生徒コーディネータ新規採用、また、夏休みの補習授業としてサマースクールを開設されます。亀岡市は、従来から、かめおか多文化共生センターを開設し、外国にルーツを持つ人たちの暮らしをサポートしており、さらに、誰一人取り残さないまちづくりを、積極的に推進いただく取組として評価いたします。

 また、公明党議員団として要望していました帯状疱疹ワクチンが本年4月より、65歳以上の方などを対象に予防接種法に基づき定期接種の対象になりました。本市として、予防接種法改正に伴い、自己負担額生ワクチン4千円、組換えワクチン1万円をご提示いただき、今後は今まで以上に、接種率が上がり帯状疱疹ウィルスの免疫を獲得できる方が増えることで、市民の皆様の不安解消、健康維持が推進されたことを、深く感謝申し上げます。

 次に、環境関連としまして、「世界に誇れる環境先進都市・亀岡市」を実現するための亀岡市環境プロモーションセンターの機能強化関連事業として934万8千円計上。新規事業として、本年5月から月3回8のつく日をラボの日とし、定期的に開催され身近に、楽しくサステナブルを推進され、自然を守り資源循環を実感でき、環境への関心が高まる取組として期待いたします。

 続きまして、企画推進経費(仮称)かめおかふるさと公社設立事業480万計上。少子高齢化等の課題を克服し、地域価値の向上を図り、町に賑わいと活力を高めるために地域と密接に連携する公社が設立されます。そこで、まちづくりをリードする意欲と熱意のある未来の担い手を育成し、地域経済の好循環を創出し、稼げるまちづくりの実効部隊が構成されたことを、大いに期待いたします。
また、農業施策として有機農業推進事業経費として、4,702万4千円予算計上。引き続き亀岡オーガニック農業スクール運営、給食費への有機米導入促進を進め、新規として、有機農業の生産から消費まで一貫し、農業者のみならず事業者や地域内外の住民を巻きこんで推進する取組の試行や体制づくりについて、物流や販路拡大等一体的に支援する有機農業団地形成モデル事業を実施され、未来を見据えた持続可能な農業への強化施策を実施されます。

 以上が、新規事業の一部でございますが、どの事業も、変化の時代に呼応し、将来を見据えた方向性にアプローチいただいた施策であると考えます。

 結びとして、予算執行に当たりましては、今後も常に市民の皆様の意見に耳を傾け、丁寧な事業執行を実施し、強い決意で行財政改革を断行し、市民の皆様が将来に希望を持てる市政運営に取り組んでいただくことを要望いたしまして、第1号議案 亀岡市一般会計予算の賛成討論といたします。

 

山木 裕也 議員

 

 私は、第1号議案 令和7年度 亀岡市一般会計予算に対し、亀岡有志の会を代表して賛成の立場で討論いたします。

 第1号議案の一般会計予算は、総額484億4千万円の対前年度比13.5%の増額予算であり、これは過去最高の予算編成となり、桂川市政、令和7年度予算編成におかれましては、積極的に予算確保に努めていただき、真に市民福祉の向上につながる事業を優先しながら、重要課題に取り組まれ、また財源を有効に活用し、実施効果が市民にとっても分かりやすい取組を行おうとする予算編成であると高く評価するところであります。

 まず、歳出に関しましては、コロナ禍からの企業業績の回復もあり、景気のゆるやかな回復を見込み、市税全体として2億6,100万円増の106億4,700万円が予算計上されるとともに、今年度も全国からご寄附をいただいている、ふるさと力向上寄付金のさらなる増収を見込み、財源確保に取り組まれています。予算方針の、基本方針として第5次亀岡市総合計画の中から「子育て・福祉・健康のまちづくり」から子どもファースト宣言での新たな取組として実施する「子どもファーストクーポン事業(仮称)」で高校3年生の学年までの子どもがいる世帯にクーポン券を発行し、物価高騰が長引く中で、子育て世帯への支援を充実させることがうかがえ、大変評価するとこであります。今後、ますます加速するであろう少子化問題に歯止めをかけるためにも、さらなる拡充を望むところであります。
 また、総務費では、文化振興経費に、昨年度も大盛況であった亀岡ジャズフェスティバルや亀岡吹奏楽フェスティバル事業に予算計上がされており、また、教育費では、生涯スポーツ振興経費にeスポーツ大会「かめおかカップ(仮称)」や「かめおかダンスフェスティバル(仮称)」開催にかかる経費が計上されています。様々な音楽を通じての文化施策であり、本市の魅力作りに寄与し、市民にとって分かりやすい事業であります。

 次に、豊かな学びと文化を育むまちづくりでは、子どもファースト宣言に基づき、乳幼児期から小学校期へのスムーズな連携を図るため、亀岡こども園内に「かめおか乳幼児教育センター」を開設し、乳幼児教育の質の向上及び一人ひとりの子どもの育ちに合った支援や保護者支援に取り組んでいただき、さらなる子育て環境の拡充を願っております。
また、小学校・義務教育学校における児童生徒の安全のために新型防犯道具を導入し、昨今の凶悪化する犯罪に対応できるように願うとともに、保護者が安心して学校に預けられるよう、訓練も含め引き続きの尽力を願うところであります。
最後に、「安全・安心で快適な道づくり事業」におかれましては、13億201万3千円が計上され、来年開催の全国都市緑化フェアin京都丹波の開催に向けて道路インフラを拡充していただき、訪れた方々に亀岡市の魅力を発信するとともに、市民機運の醸成を図られるように願うとこであります。
また、予算特別委員会、各分科会においては十分な説明と分かりやすい資料を担当課からいただきました。

 以上のことから桂川市長の思いが予算に反映されたものと理解するところであります。令和7年度予算が着実に執行され、より大きな成果が生まれますよう願うとともに、人事異動による新体制が今まで以上に機能し、より予算効果が高められることを期待しまして、賛成討論といたします。

 

 

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