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令和5年3月議会 本会議での討論

11 住み続けられるまちづくりを6 安全な水とトイレを世界中に
ページID:0048367 2023年3月27日更新 印刷ページ表示

本会議で行われた討論を紹介します。

議員名をクリックすると、詳細な内容をご覧いただけます。

※公式な記録は、会議録<外部リンク>をご覧ください。

 

三上 泉 議員

 
議案 賛成/反対
第1号議案 令和5年度亀岡市一般会計予算 反対
第8号議案 令和5年度亀岡市水道事業会計予算 反対
第43号議案 国民健康保険条例の一部改正 反対

 

土岐 新 議員

 
議案 賛成/反対
第1号議案 令和5年度亀岡市一般会計予算 賛成

 

大石 慶明 議員

 
議案 賛成/反対
第1号議案 令和5年度亀岡市一般会計予算 賛成

 

松山 雅行 議員

 
議案 賛成/反対
第1号議案 令和5年度亀岡市一般会計予算 賛成

 

大塚 建彦 議員

 
議案 賛成/反対
第1号議案 令和5年度亀岡市一般会計予算 賛成

 

山本 由美子 議員

討論内容
議案 賛成/反対
第1号議案 令和5年度亀岡市一般会計予算 賛成

 

討論の本文

三上 泉 議員

 
​ 私は、日本共産党亀岡市議会議員団を代表して第1号議案 令和5年度亀岡市一般会計予算、第8号議案 令和5年度水道会計予算、第43号議案 亀岡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についての3議案に、反対の討論を行います。

 コロナ禍に続く物価高騰は、多くの市民や事業者を苦しめています。市議会議員選挙の前後にたくさんの市民の皆さん、事業者の皆さんとお話しする中で、「暮らしが大変」「仕事が大変」という言葉を何回もお聞きしました。これら市民の声に寄り添う中で、より効果的に市民福祉の増進に寄与する施策や事業が求められているもと、私たち、共産党議員団は、市民福祉の増進に必要な予算計上であるか、不要不急な事業への予算計上はないかをしっかりと吟味するために予算特別委員会に臨みました。

 令和5年度一般会計予算については、その大半が、市民のいのちとくらしを守るための必要不可欠な施策や事業のために計上されているものと認識しています。とりわけ、子どもファースト宣言に基づく子育て支援経費の新設や拡充、それらに所得制限を設けないことなど、私たちが求め、提案してきた内容が含まれていることを率直に評価するものであります。一方で、昨年10月4日に、桂川市長に対して、だれもが生き生きと暮らせるための施策を求める緊急申し入れを提出したことを皮切りに、11月11日に2023年度亀岡市予算に対する重点要求書を提出、市議会議員選挙後の今年2月17日には、市民のくらしを支える緊急対策を求める申し入れを行い、3月議会の一般質問でも、一貫して、市民の「暮らしが大変」の声に応える緊急施策を求めてきました。とりわけ、高齢者「取り残されている感」が否めない中、削減され、失われていった、高齢者支援の施策の復活、水道料金体系の見直しや水道料金の一時的な減免や引き下げなどは急務と考えています。これら指摘し求めてきたことと照らして、不要不急な事業・施策、本来の事業の趣旨から逸脱していると思われるもの、これまでの実績や使途が不透明であると言わざるを得ないものが幾つか含まれており、以下に述べる事業経費については、いったん差し戻して再検討を求めるべきとして反対するものです。

 まず、3款民生費、1項社会福祉費、8目人権啓発費の人権啓発推進経費のうち、各種助成金の中に含まれる、人権擁護施策推進要求亀岡実行委員会への負担金と、亀岡市人権条例制定検討委員会経費同じく10目、文化センター運営経費の地域交流促進経費のうち、隣保館デイサービス事業等については、共産党議員団は従来から、問題点を指摘して是正を求めてきました。

 これらの経費を通じて、「歴史的な経緯もあり・・・」という言葉で、同和と名のつくものを野放しにしてきた過去の過ちから完全に脱却できているとは言えず、広く全ての市民の人権を尊重し、福祉の増進を図るものとなるよう、大いに見直しを求めるものです。

 また、令和4年度の予算案でも反対の理由としました、3款民生費、2項児童福祉費、3目児童福祉施設費の、こどものあそびば整備等事業経費、7款商工費、1項商工費、商工業振興対策経費のうち、産学官連携事業補助金、9款消防費、1項消防費、1目常時消防費の、京都中・北部地域消防指令センター共同運用に係る消防指令システムの設置を含む京都中部広域消防組合負担金、また、同じく、消防費、5目災害対策費、災害対策経費のうち、指定緊急避難場所整備に係る実施設計業務と工事の経費、10款教育費、1項教育総務費、3目みらい教育リサーチセンター費のうち、人型ロボットpepperの使用料などの経費については、これらを予算として取り上げず、市民支援の緊急施策に回していただきたいと思います。

 とりわけ、いったん差し戻して、早々に予算立ていただきたいのは以下の点であります。高齢者支援施策として、くらしの資金貸付経費や、緊急通報装置設置事業などの拡充、失われた安心長寿の福祉助成金事業の復活、就学援助費の部活動に係る補助の新設などであります。そして、残った予算を水道事業会計に繰り入れて、可能な限り水道料金体系の見直し、料金の引き下げや減免措置を講じていただきたいと思います。

 これらが、第1号議案 令和5年度亀岡市一般会計予算に反対する理由であります。

 次に、それとかかわって、第8号議案 令和5年度水道会計予算については、市民からの要望が強い、水道基本料金の減免や基本水量の引き下げ等により緊急支援を行うことを求めて反対するものです。減免に伴う減収は1期分で約6千万円、半年で1億8,000万円必要と聞いていますが、できる限りの支援を求めます。基本水量に達しない件数は、全体3万1,709件中、8,579件、約26%が基本水量以下であるということは重く受け止めていただきたいと思います。

 これらの2議案については、予算を組み替えてご提案したい気持ちでいっぱいでありますが、市長の予算提案権は議会が侵すことができず、いったん差し戻して再編成を求めるものです。

 最後に、第43号議案 亀岡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定については、出産育児一時金の引き上げは当然のこととして賛成です。しかし、賦課限度額の引き上げについては、低中所得者の負担を増やさないためだという、国などの説明があるのですが、これまで幾度と賦課限度額の引き上げが行われてきましたが、結局は全体の水準は引き上がってきたのです。根本的な解決は、全国知事会や全国市長会などが、国に強く求めている、1兆円の公費投入による抜本的な国保料の引き下げ以外にはなく、日本共産党は、全ての議会でそのような立場で臨んでいるところであり、国の法律の改定による条例改定ではありますが、これに反対し、市長におかれましては、国に対して改めて抜本的な解決を強く求めていただきたいと思います。

 以上で各議案に対する反対討論といたします。

 

土岐 新 議員

 私は、かめおか党を代表して、第1号議案、令和5年度一般会計予算案原案に対して、賛成の立場で討論致します。

 令和5年度予算は、一般会計予算総額391億4,400万円、対前年度比2.2%の増額予算であります。桂川市長が掲げられております、「人と時代に選ばれる リーディングシティ亀岡」第5次亀岡市総合計画を着実に推進していくと言われております、桂川市政がスタートし2期4年目ということで、思い切った覚悟を持たれております、

 令和5年度、5つの重要事業がある中でも、最も注目されています、「子どもを本気で応援」子どもファースト宣言であります。新規事業も盛り沢山の6事業が追加されました。まず、2人目以降の高校生授業料補助が出る、「高校生まなび応援事業」。 学校に行きにくい児童の学びや自立支援を助けます、月上限10,000円補助が出る、「市認定フリースクールの授業料補助」「まなびの機会サポート事業」。授業支援ソフト(ロイロノート)の導入事業や学校図書館への新聞配達事業等が幅広く事業が展開されますし、育親学園も来年度には開設される、「育親学園設置推進事業」と、数々の事業が行われようとしていますが、これだけの事業がスムーズに進んで行くとは思いません。職員や関係者に負担の無いように、人材確保や協議をしっかり重ね進めていただきたいと思います。

 また、ヤングケアラー支援体制事業の強化についてでありますが、本気で支援をしていくのであれば、やはり各小・中学校の先生方が生徒の自宅へ家庭訪問を実施し、実態アンケートを取る必要があります。他の関係者等が調査しますと、プライバシーの問題や差別等にかかる可能性があるため、慎重に学校関係者、担当課と協議しアンケート調査後、事業の一貫として啓発活動が大切だと思われます

 今回、盛り沢山の子育て事業を進められる中で、市民の皆さんは本当に喜んでおられます。私も3人の父親であり本当にありがたい制度でありますが、しっかり既存の事業も大切に見つめ直し、新規の事業につきましては、一つずつ着実に進めていただきたいと思います。

 次に、森林整備の問題でありますが、この度、新規で森林資源解折等事業には2,000万円の予算を計上されました。これは、地形の解折や立ち木の本数・樹高の算出を進めて行くとのことであります。意向調査等早急に進めていただき、1日も早く、市民の命と財産をしっかり守れるようお願い致します。

 次にガレリアかめおか長寿命化対策事業につきまして、今期は約2,000万円の改修工事が含まれていますが、平成10年8月に建設され、25年がたとうとしていますが、未来の亀岡市にとって、負の遺産にならないよう考えていかなければなりません。これから先、今までの経済成長期と同様に施設の整備や管理をしていくことは、ほぼ不可能になってきます。しっかりとした対策を取らなければ、今までどおりの管理運営は絶対に出来ません。人口減少社会の今、上下水道や道路整備等、本当に必要性が高い公共施設まで適切な維持管理が出来なくなるかもしれません。今後、市民生活に悪影響を及ぼすことが無いように新しいホールの構想などの話が持ち上がっている今こそ、これから先、市民にとって必要な施設は何かを慎重に考えていく必要があると思います、令和5年度は子育て・スポーツ・環境をメインに、次代をリードしたまちづくりを考えられておられます。かめおかの未来の子どもたちのために、しっかりと頑張っていただくことを期待しまして、第1号議案、令和5年度一般会計予算案原案に賛成致します。

 

大石 慶明 議員

 
​ 私は、新清流会派を代表して、第1号議案令和5年度一般会計予算(案)に対して賛成の立場で討論致します。

 令和5年度一般会計予算は健全な財政運営を維持しつつ「主役は市民一人ひとり」のまちづくりを進める予算として、対前年度比2.2%増の391億4,400万円となっています。

 まず、歳入に関してはウイズコロナのもと経済活動の制約が徐々に緩和され、景気は緩やかに持ち直すと見込まれるため、市税全体として対前年度費2.4%増の約101億8,000万円となっており、地方交付税では国の財政計画を考慮し、前年度同額の予算が計上されるとともに、ふるさと力向上寄付金の増収を見込む等、できる限りの財源確保に取り組まれています。

 また、歳出に関しては、環境を基軸とした持続可能な循環型社会に向け環境先進都市整備事業に約1億円を、亀岡市ゼロエミッション計画推進事業として、新たにプラスチック製品の分別収集による資源化、また、ごみ等の分別区分の拡大による更なるごみの減量化・資源化に取り組む経費に1億2,500万円を計上し、「世界に誇れる環境先進都市」亀岡のさらなる前進に向け取り組まれています。

 そして、子どもファースト宣言に関わる取り組みです。昨年8月に「子どもと子育てを頑張る人」を本気に応援する子どもファースト宣言を行い、中学校卒業までは入院・通院に係る医療費を1か月1医療機関200円での受診としていたものを今年度さらに充実し、助成の対象年齢を18歳まで拡大し、入院・通院の医療費を無料にするするための費用として、対前年度比3,100万円増の2億8,000万円を、保育園・幼稚園等でのおむつの提供と処理の無償化に伴う費用を昨年度比約4,000万円増の約5,600万円を、また、新たな施策として、出産・子育て応援給付金支給事業経費として1億2,000万円を、第2子以降保育料無料化事業として1億2,000万円を計上する等、子どもを応援することが亀岡市、京都府、ひいては日本の未来につながる施策として取り組まれていることは特に評価致します。

 また、将来に向けた商工業振興施策としての「オープンイノベーションセンター・亀岡」の整備運営事業に1億2,000万円、有機農業推進事業、亀岡牛ブランド振興事業等、幅広い分野に目を配るとともに、ふるさと力向上基金を的確に配分され、新たな施策にも取り組まれていることも評価し、おおむね適切な予算組みで市民福祉の増進につながるものと確信し、賛成討論とします。

 

松山 雅行 議員

 
​​ 私は、亀岡社中を代表しまして、第1号議案 令和5年度一般会計予算案に対し賛成の立場で討論をいたします。

 令和5年度予算は、一般会計予算総額391億4,400万円、対前年度比2.2%増の積極的予算であります。新規事業が26事業、充実事業が34事業、継続事業26事業の計86事業でございます。

 第5次亀岡市総合計画を推進していく上で、切っても切れない人口動態でありますが人口の推移としては依然減少はしておりますが、20代、30代の子育て世帯が転入していただいたことで約20年ぶりに転入超過となっております。

 しかしながら、若年層の流出や合計特殊出生率の低下等が進んでいくと2030年に約77,000人まで減少すると将来人口が推計されております。だからこそ、将来に向けて選ばれ続けるまち、住み続けたいまちを創造する必要があると考えており、子どもと子育てを頑張る人を本気で応援するため「子どもファースト宣言」を掲げ、所得制限なく、こども医療費18歳までの無償化や保育料第二子以降全て無償化、保育園・幼稚園・こども園でおむつの提供、処理の無償化や放課後児童クラブの一世帯2人目以降の無償化及び平日午後7時まで延長、土日祝の実施等、これまで進めてこられました。

 今回、第2弾として、一世帯2人目以降の公立高校生の授業料相当分の補助や学びの機会をサポートするため市認定フリースクールの授業料を補助をするなど、積極的に次世代への投資をされ未来を見据えた事業展開をなされております。

 同時にどんな素晴らしい施策をするにも財源の確保が必要です。そのためには、次世代に安易にツケをまわさず財源確保をしていくことは非常に重要であります。今は、ふるさと納税で市長はじめ職員の皆さまが戦略的に広報し、返礼品開発にも注力いただいているから全国的に注目されるようになり寄付が集まっていると考えております。

 一方で、約3年間も新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、市民の皆さまの健康、社会生活、地域経済にも大変大きな影響を及ぼしている今、目の前の課題や救済にも柔軟かつ迅速に対応していくことは勿論、目の前の課題を解決しつつ将来に向けての投資と成長につながる施策は果敢にチャレンジし、新たな歳入確保についての議論を深めていく必要が我々議員の中でも必要であります。

 その上で本市を次のステージに引き上げ市民の皆さまに誇っていただける「人と時代に選ばれる リーディングシティ亀岡」を実現させる必要があると認識しておりますが、反対ありきで議論をしていては市民の生命と財産を守る、持続可能な亀岡を実現するには程遠く亀岡の発展に足止めを促すものであり認めることはできません。

 冒頭にも少しお話しましたが、第5次亀岡市総合計画の8項目について、触れながら話させていただきます。

 まず、第1章の「互いを認め合う、ふれあいのまちづくり」についてでありますが、議会の政策研究会でも提言として出したことも踏まえ、ジェンダー平等及び性の多様性を尊重を実現させるため、パートナーシップ宣誓制度を使いやすく推進いただいております。

 また、女性職員がセクハラや上司から無責任な仕事の振られ方をされ、仕事がさばけない中で追い込まれてしまい誰にも相談できずノイローゼになって悲しいことに自殺をされたケースがあると他市で聞くので、本市では互いを認め合い風通しの良い職場環境をさらに推進いただきたいと思います。

 第2章の「安全で安心して暮らせるまちづくり」については、これまでから議論が多く集中しました”Car Shelter野水整備事業”1億4,270万円、懸案事項であった用地取得の整理がなされ、地盤調査を今回の予算でなされるということとエコノミー症候群などの対策の検討等、おおむねなされているが引き続き、分科会で審議された内容も十分に考慮し想定外を想定し深く庁内や医療機関とも連携がとれるようお願いいたします。

 第3章では、「子育て・福祉・健康のまちづくり」につきまして、ヤングケアラー支援体制強化事業609万6,000円でケアラーコーディネーターの配置や実態調査の実施や啓発等であります。実態調査をしても表に出てこないケースが想定される中で、教育、福祉、医療分野等 幅広く横断的に連携し丁寧な事業展開をお願いいたします。

 第4章の「豊かな学びと文化を育むまちづくり」につきましては、新規事業であります育親学園設置推進事業4,146万2,000円において、総務文教分科会でも現地も視察を行なってまいりましたが、階段を活用することは低学年児童については非常に負担が大きいと、地元からもブロック協議会で話が上がっていると聞いております。また、プールも敷地内になく本梅小学校や運動公園のプールを使うということですが、児童生徒の声、保護者の声、地元の声をしっかりと聞いていただきたく思うのと同時に、完成してから齟齬が生じないよう財政出動も柔軟に対応いただきますようよろしくお願いいたします。

 次に、ガレリアかめおかについては、コンベンション機能を強化し収支改善されるように指定管理者としっかりと協議し自立運営できる施設づくりを目指していただきたいと思います。

 第5章、「地球にやさしい環境先進都市づくり」につきましては、生ごみの堆肥化による資源循環推進事業148万8,000円では、給食センターにおける調理くずを堆肥化させ、将来的に焼却処理に依存しない廃棄物処理体制の構築を目指される、非常に良い取組であると考えております。ますます、環境先進都市亀岡として京都のみならず関西圏をリードしていただくものと確信しております。

 また、給水スポット普及のためのウォーターサーバー設置業務委託料300万円に関しては、安全面と衛生面から管理上、十分に配慮をいただくことをお願いいたします。

第6章、「活力あるにぎわいのまちづくり」の商業につきましては、トロッコ亀岡駅前ゲートウェイ化推進事業1,132万4,000円について、市内外またインバウンドも含めた観光戦略を創造いただき、本市の魅力を官民一体で特定の団体のみだけでなく幅広い考え方で事業推進を行なっていただくとともに、オープンイノベーションセンター・亀岡整備運営事業についても産学官の連携により雇用の創出や企業を誘致をすることで本市ににぎわいが生まれ、新たな歳入確保にもつなげていき地域産業の発展に持続的につながるようお願いいたします。

 第7章、「快適な生活を支えるまちづくり」につきまして、本市の中山間地区の整備もしっかりと進めていき、新たな魅力発信と創造をしていくべきだと考えております。山間部でも人口減少進んでおりますが、選んでいただけるそんなエリアを丁寧に作っていく、そのためにも主である道路を整備し地の利を生かし、阪神方面に向けて多様な連携が必要と考えておりますし、私自身も尽力してまいる覚悟でございます。

 第8章、「効率的で持続可能な行財政運営」については、市債発行額の抑制や経常的な経費の削減、基金への積立てを基本に財政運営を組み立てておられます。

 今後は、多種多様な事業が増えてくると予測される中で統合すべき事業など、事業のスクラップ・アンド・ビルドを断行しつつ持続可能な行財政運営を行なっていただきますようよろしくお願いいたします。

 以上、第1号議案、令和5年度一般会計予算案に対しての賛成討論といたします。

 

大塚 建彦 議員

 
​ 私は亀岡市議会、経政会を代表し、令和5年度亀岡市一般会計当初予算、第1号議案に賛成の立場より討論いたします。

 当予算は391億4,400万円、対前年比2.2%の増加予算であり、亀岡市政始まって以来過去最高の予算であります。

 令和5年度当初予算編成の基本方針に示された「人と時代に選ばれる リーディングシティー亀岡」、第5次亀岡市総合計画を着実に推進する中で、子どもと子育てを頑張る人を本気で応援し、より良い子育て環境実現に向け、子どもファースト宣言の名のもとに打ち出された、子育て支援対策事業は特筆すべきものであると思います。特に第1弾、所得制限なく、第2子以降の保育料無償化事業費に1億2,071万1,000円、おむつの提供・処理の無償化事業に5,568万5,000円、かめおか児童クラブ、1家庭2人目以降を無償化する予算に3億9,590万円、こども医療費18歳まで拡大と無料化対策等、総額年間3億円余りの予算措置を充てる事業でありますが、財源としてふるさと力向上基金の積み立てなどにより、スタートアップ後、10年間の財源を確保した中での事業実施は、財政運営上堅実さを感じるものであり、これら子育て世代を応援する施策に、明るい亀岡市の未来を感じるものであります。

 次に、京都サンガF.C.とはぐくむシビックプライド醸成プロジェクト予算791万円は前年度比2.6%の増額予算計上でありホームスタジアムのあるまちとして、まちの活性化、特に疲弊した商業の中で商店街の再生や活性化に向け、亀岡市ににぎわいをもたらすことにつながり、同時に亀岡市民のわがまちへの愛着や誇りを醸成する予算であります。

 次に亀岡市ゼロエミッション計画予算1億2,443万7,000円は、プラスチック製品の分別拡大など、さらなるごみの減量や資源化への取組であり、同時に、環境にやさしいまちづくり推進経費予算1,841万2,000円は、地球にやさしい環境先進都市を目指すわがまち亀岡市において、再生エネルギー導入促進区域の設定は、「かめおか脱炭素宣言」の実現を目指すものであり、世界に誇れる環境先進都市を目指すものとしてふさわしい施策であります。

 最後に、令和4年度より2年間の準備期間を経て令和6年度より事業実施される重層的支援体制整備事業への対策経費665万3,000円は、少子高齢化や社会構造の変化などより、複雑多岐・複合的な課題を抱える人が増える中、子ども・障がい・高齢・生活困窮などの各福祉分野の機関が中心となり、全庁舎の各所管が横断的に垣根を越えて連携し課題解決に取り組むための仕組みづくりのための予算であり市民福祉の増進のため、必要と認めるものであります。

 「財源無くして市民福祉なし」。以上の観点より、経政会を代表し賛成討論といたします。

 

山本 由美子 議員

 
​ 私は、公明党議員団を代表いたしまして、第1号議案、令和5年度亀岡市一般会計予算について、賛成の立場で討論をいたします。

 令和5年度は、桂川市長2期目の最終年度となり、本定例会における冒頭の施政方針の中で、コロナ禍で顕在化した新たな課題、環境の変化や多様化する市民ニーズに的確に対応する、しなやかさを持った市政により、市民福祉の向上と更なるまちの魅力増進に向け、全力を尽くしていくという力強い決意を表明されました。

 そのような中で、今議会に提案されています令和5年度亀岡市一般会計予算につきましては、第5次亀岡市総合計画を着実に前進させ、本市の目指す都市像「人と時代に選ばれる リーディングシティ亀岡」の実現に向けて、過去最大規模となる総額391億4,400万円 対前年度比2.2%増額の積極的かつ、きめ細かな予算編成となっています。

 主な事業としましては、子育て支援として、「子どもファースト宣言」に基づく、子どもファースト事業をふるさと力向上寄付金等を活用し、積極的に展開されています。

・妊娠期から出産・子育てまで一貫した伴走型相談支援と経済的支援を一体的に実施する出産・子育て応援事業に1億1,988万5,000円、

・子ども医療費の対象を18歳まで拡充し、所得制限を設けず無償化にする、こども医療費助成事業に2億8,005万5,000円、

・第2子以降の保育料を所得制限なく無償化にする事業として1億2,071万1,000円、

・かめおか児童クラブについても所得制限を設けず、1家庭2人目以降を無償化、及び、開設日や受入れ時間を拡充する、かめおか児童クラブ事業に3億9,590万円、

・さらには、ヤングケアラー・コーディネーターの配置や実態調査の実施など、ヤングケアラー支援体制強化事業に609万6,000円、妊産婦・子育て世帯・子どもなど、誰一人取り残すことなく相談を受け、適切な支援につなぐための「子ども家庭センター整備事業」として、3,442万1,000円、

 安心して子どもを産み・育てられる環境づくりの取組を積極的に進めていただき、評価いたします。

 また、保育所などで使用する紙・布おむつの提供・処理の無償化事業に5,568万5,000円、保護者の経済的負担の軽減や衛生面の向上、保育士等の作業負担を軽減することで教育・保育の質の向上につながることが期待されます。

教育環境の充実として、

・令和6年度の開校を目指し、施設整備やスクールカウンセラーの配置など育親学園設置推進事業に4,146万2,000円

・長寿命化改修工事やトイレ改修工事の実施設計、校舎屋上防水改修工事等に4,840万円

・亀岡市学校給食検討懇話会構成委員報奨金として、20万9,000円

・1家庭2人目以降の高校性の授業料を所得制限なしで支援し、多子世帯を応援する「高校生学び応援事業」に1,000万円、

・学校に行きにくい児童・生徒の学びの機会を確保する「まなびの機会サポート事業」に408万円、

 亀岡の未来を担う子どもたちの学びを支え、安全・安心な教育環境がさらに進むことを期待いたします。

高齢者福祉として、

・「いきいき健幸ポイント制度モデル事業」に879万円。

 高齢化が進む中、介護予防の取組は、ますます重要であり、意欲を持って活動に参加でき、心身の健康増進につながる取組としていただくことを望みます。

環境事業として

・本市は2050年までに脱炭素社会の実現を目指していることから、老朽化した公用車を環境にやさしいEVへ更新するために157万5,000円

・再生可能エネルギー導入促進区域の設定など「かめおか脱炭素宣言」の実現に向けた取組の推進に1,841万2,000円

・「亀岡市ゼロエミッション計画」の着実な推進に向け、プラスチック製品分別拡大など、さらなるごみの減量や資源化の推進に1億2,443万7,000円、

事業のさらなる推進には市民理解が欠かせないことから、丁寧な説明、対応を願います。

地域の魅力づくりとして

・京都亀岡フイルムコミッション事業に200万円

・トロッコ亀岡駅前ゲートウェイ化推進事業に1,132万4,000円

・緑豊かなうるおいあるまちづくり事業に3,179万円

 亀岡市の豊かな自然や地域資源を有効活用し、地域の活性化とにぎわい創出にも力を入れ、亀岡市の魅力を知っていただくためにも関係事業者としっかり連携を図り、交流人口、関係人口、ひいては移住・定住人口の拡大につながることを願います。

 さらには主要事業の中に含まれています、市老人クラブ連合会活動支援体制強化事業や9価HPV(子宮頸がん予防)ワクチンの接種事業、新生児聴覚検査費用助成事業など、公明党議員団が主張してきました内容も取り入れていただき、深く感謝申し上げます。

 予算執行に当たりましては、予算特別委員会から出された指摘要望事項や、各分科会での審査過程において出された意見等にも対応いただくことを求めるとともに、今後においても、市民目線に立った事業の取捨選択を行い、将来にわたって持続可能で健全な行財政運営に取り組んでいただくことを要望いたしまして、第1号議案、令和5年度亀岡市一般会計予算の賛成討論といたします。

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