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令和5年度救急救命講習会 の巻
日本赤十字社流?心肺蘇生法手技収得 の段
3年生以上と保護者合同による実施
6月20日火曜日、5校時の授業参観の後に3年生以上の児童と保護者、教員らが合同で心肺蘇生法の手技をレクチャーしてもらい、実際にスキルを習得すべく体験をしました。これまでは保護者と教職員のみの実施でしたが、地域の高齢化も進み、心肺蘇生法の知識やスキルを身に付けていても損はしない、むしろ必要な機会が多くあるかも知れないので昨年以降、3年生以上の児童は一緒に実技の体験をしています。初めは上手くいかなくても、幾度も練習をし身体が自然と動くように、緊張して身体が動かないと云った事の無いように訓練をしていきます。
閉胸式の心臓マッサージのリズムや圧を掛ける位置や強さ…押す方向などを収得していきます。人工呼吸の方法については、知識として理解していても、実施は救急場面その場での判断に委ねられます。気道確保の方法などを知っておきながら、心臓圧迫の方法を強く・早く・絶え間なく継続できるように体験しました。
7月21日から夏季休業中のプール遊泳が再開をします。コロナ禍のなか昨年度までは中止になっていましたが、本年度からは再開です。PTA会員の皆様にもライフガードを2人組でお世話になります。児童らの遊泳の安全管理と万が一に自己が発生した際には悪い影響が最小限の状態に収まるようにする為にも不可欠な安全確保に関わる実習だと思います。
万が一の非常時に備え、心肺蘇生が実施出来る自分になっていたいですね。
事故があってはなりませんが、対処できるスキルを磨いておくため、参加者の皆さんも真剣に実習に取り組まれていました。
今年は男性の会員さんも多数参加していただき、PTA活動を盛り上げていただいています。
試技を何度も繰り返す内に、胸骨圧迫の部位やリズム(速さ)や深さ(強さ)も様になってきました。AED(自動体外式除細動器)の装着や胸骨圧迫のスムースな交替(入れ替わり)なども様になってきました。胸骨圧迫の手技をする際、普及員とは違った音がするので、正確性に欠ける、納得がいかないということで、自発的に幾度となく練習を繰り返し普及員らと同じような音がし始め、上手くいっていることが確認出来るまで練習をされる保護者の方の姿がありました。人命救助に繋がる手法なのでみんなそれぞれの想いのなかで有意義な実習となったようです。時間も30分程延長する形になりました。実りのある活動ご苦労様でした。