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ご挨拶  西別院小学校長

2022年9月26日更新 印刷ページ表示

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 ご挨拶  西別院小学校長 小野  猛 

令和4年度

「仲秋」 大地に彼岸花、大空にアキアカネ

 秋涼の候 西別院の郷も、天高く馬肥ゆる秋の青と、頭垂れる実穂にはアキアカネに彼岸花。寝苦しかった真夏日も、14号の台風一過とともに掌を返したかのように涼しくなり、朝夕は掛け布団が必要なほど寒くなりました。
 季節の変わり目、寒暖の差が激しくヒートショック的な環境下となり、皆様にはくれぐれも体調を崩されないようご留意されお過ごし下さい。
 さて、令和5年春より南桑中学校で机を並べる運びの別院中学校。別院ブロックとして実施をしてきた清流祭小中合同運動会も、コロナ禍にありながら最終回を無事終えることができました。種目や競技ルールなどをWithコロナバージョンに変えての実施となりました。当日は多数のご来場と応援をありがとうございました。また臨時のスクールバス運行による送迎では、御迷惑をお掛けし、ご理解いただきましたことに感謝申しあげます。
 児童や生徒はただ競技に出場するだけではなく、競技種目の準備や後片付けも担当しながら大会を進行することを基本とし、それでも足りないところは教師が支援をするかたちでの実施で多忙に走り回っていました。
 平成11年度以降に、学級が二クラスに増えていき、一人で7~8種目競技に参加しながらも、準備後片付けや審判に記録、スターターなどの係りの仕事を分担し、「選手であり裏方のスタッフでもある立場」で大会を盛り上げ、成功させた頃が懐かしく思い出されます。 
 「マイムマイム」にこそなっていますが、当時の「オクラホマミキサー」は、ラガーマンの精神「ノーサイド」という言葉と同じく、各色の「優勝を目指した競い合い」である競技が終われば、敵味方無く頑張った仲間。
 各色毎にサークルで躍り、更に全色が1つのサークルになり、最後には生徒を支えてくれた保護者も一つの輪になって踊る。参加者が皆で「和になることが目的」で、はじめたものです。
 パートナーチェンジをしながら、「お互いの頑張りを称え認め合う」場面としていたことを思い出します。

 最初の頃は、生徒はしんどいから嫌だという声もありましたが、日を重ねるにつれ自分達の二刀流の立場について自負や自信、当たり前の意識が育まれていったように感じています。
  「人の褌で相撲を取らない」という言葉を発していた記憶もあります。二刀流で額に汗を流しながら真剣な眼差しで走り回っている生徒の姿を目で追う保護者の顔にも、少し誇らしげな表情があったことも思い出します。

 時は流れ、児童数も減り学校規模適正化のもと別院中最後の清流祭小中合同運動会が膜を閉じました。児童や生徒も一生懸命に取り組みその過程を通して、また本番を通して一回りも二回りも成長できたのではないでしょうか。
 小規模校での日々の積み重ねから歳上が歳下の面倒をみながら、支えながらの活動は、他の地域に「勝っても劣ることはない」だろうと勝手に自負していますが、当日も色々な場面で児童生徒らの良い関わりを目にすることができました。
 良き伝統が引き継がれていることに頬が緩みます。
 10月に入って、稲刈をはじめとする農耕収穫の活動や「Nissi(ニッシ)カンパニー」の商品開発と制作、販売活動や特認校説明会などを控えています。11月上旬に控えた、西別院フェスティバルでの英語劇の準備なども進めていきながら、石川県の能登町立小木小学校との「里山・里海」交流学習の機会も多くあります。
 地域の皆様のお力添えもいただきながら、児童らには「体験を礎とした学びの場」の提供により児(個)に応じた成長を期待しながら教育活動の実践を進めて参りたいと思います。

    

「長月」 蝉時雨に変わり、残炎のなか蟋蟀(キリギリス)の
 羽根擦り合う音に「あっと言う間の夏休み…二学期がはじまります」     

 3年振りの五山送り火。先祖の精霊(おしょらいさん)が実家に戻ってくるお盆。ご飯やお餅を供え、「おしょらいさん」をもてなし、16日に京都五山に火を焚き、精霊を浄土へと送ります。
 東の大文字から妙法、船形、左大文字、鳥居型と火は西へ西へと繋がれて西方浄土へかえる「おしょらいさん」を照らしていると云われています…先祖を敬い、故郷を大切に思うひとときでした。
 むかし昔の追憶を辿る、故郷での「精霊流し」。16日に、盆の供え物の類を川(や海)などに流して先祖の霊を送る。…日の明るい時刻ではなく…「火をともした灯籠(とうろう)」が流れにゆらゆらと流され、下手へ移動している…対岸のあちらこちらからも。夕闇の水面にたくさん浮かび、美しくも侘しくもある。…静かな時の流れとともに夏の風物詩として残っています。
 蝋燭が、流れに止まっては流れ、止まっては流れる様が、「霊が浄土に帰りたくない様を表している」という元気な頃の母親の声…を思い出します。
 灯籠も下手へと離れて往き、辺りが再び暗闇に覆われ暫くすると大川の水面に一輪、二輪…大菊の花が少し遅れた裂音と共に映し出され、空を見上げると、色鮮やかな一輪…大菊が描かれてある…。火災や河川の汚れを防ぎ環境保全の意味からも、古き良き時代の風情もなくなり…久々の帰省や花火を観て懐古したお盆でしが、行動制限のないお盆を、皆さんはどの様にお過ごしになられましたか?

「春はぼたもち、秋はおはぎ」といよいよ新学期。

 「ぼたもち」は、牡丹の花のように大きな丸い形、お「はぎは」萩の花のように細長い俵型の形で、作られる季節にも違いがあり、花の名前に由来しているそうです。古来より、赤という色には災難が降りかからないようにする魔除けの効果があるとされ、赤い小豆は五穀豊穣を象徴する米と組み合わせて祭事に用いられてきました。「ぼたもちやおはぎ」以外にも、小豆と米の組み合わせによる食べ物として赤飯があげられます。邪気を払い、先祖の霊を慰めるために、お彼岸におはぎやぼたもちが捧げられてきたようです。また、農作業がはじまる春の彼岸に「ぼたもち」を作り、収穫の時期に当たる秋の彼岸に「おはぎ」を作ることで、神様に感謝していたとも云われています。

 「棚からぼた餅」というお話があります。「美味しい話が向こうから舞い込んでくる。楽して得る。」といった意味合いで使われているようです。Nissiカンパニーのお米や野菜づくり、商品開発が本格的に始まる2学期です。
 待っていても美味しい話はやって来ません。知恵を絞り、自らが進んで働きかけ、汗を流してこそ、その先に大きな収穫(成長)があると思います。6年生を中心に、5年生が支え引き継ぎながら全校児童で協働しながら起業体験活動を進めて行こうと思います。

 その折には栽培や収穫などでお世話になる地域の指導者の皆さんのお力添えをお願いし、またNissiカンパニーが販売する作物や開発商品などの購入も地域の皆さんや保護者の皆さんにもお世話になり、児童らの貴重な体験をご支援いただきますようお願いいたします。

 人の出入りに制限のない夏休みを終え、感染症の影響も気になりますが、引き続き最大限の予防に努め、できる限りの教育課程の実践ができるように努めて参ります。

 今月は、19日に清流祭小中合同運動会が29日には、石川県能登町立小木小学校による「里山里海」交流学習による「海洋学習発表」に係る交流も控えています。この夏休みは、タブレットも持ち帰り自由研究に活用できることを推奨しています。
 作品展が5日から9日まで、実施されるので(タブレットを生かした作品があることを)楽しみにしています。

 茹だる様な暑さは、まだまだ続きそうです。熱中症にも十分注意しながら、学校生活のリズムを取り戻して学習に学校生活にしっかり取り組んで行きましょう。2学期から金曜日以外の平日で、午前中の時間帯に支援員として、園田先生にお世話になります。
 特別支援教育や高学年の算数や社会、国語などの時間帯に担当の先生と一緒に入っていただき、授業のサポート支援をお世話になります。留学経験もあり中国語がお得意だそうです。宜しくお願いします。

「葉月」「線香花火の趣を懐かしむ…縁側…」

 浴衣姿も麗しく山鉾巡行に、来る亀岡花火に五山の送り火。夏真っ盛りを迎えますが、観測史上初6月の真夏日、6月の梅雨明け宣言。深海魚竜宮の遣いが浅瀬を泳ぐ姿や海水浴場に忍び寄るサメの映が捉えられ…また、江戸時代より「ナマズが暴れている」と俗信される全国各地で頻発する地震。
 とりわけ交流のある能登町立小木小学校近隣でも大地震が発生し、地球が悲鳴をあげている様に感じられる今日このごろです。更にはコロナ感染第七波の行方も気になります。
 1学期のメインである二つの宿泊行事をはじめ、竹炭や米や野菜つくりの農業生産体験など、地域の皆さんにお世話になったキャリア教育に係る体験や、3年振りのプール授業なども無事に終了でき、2学期に控える活動の為の充電期を向かえています。ひとまわりもふたまわりも大きく成長した児童の姿があることを皆様に感謝申しあげます。
 今学期を振り返ると、3名の1年生は、朝の登校をお互いに待ち望む関係にあり、花の水やりを済ませてから、一緒に遊ぶ毎日が続いています。2年生は昨年に引き続き、いつも一緒で、「奇妙で絶妙のトリオ」関係のなかで、学校生活を楽しそうに送っています。3年生は中堅学年としての落ち着きも身に付け、下級の児の面倒を見ながら頑張り、上級の児とも関わり、次代を担う準備や経験を積んでいます。4年生は初めて宿泊を伴う野外学習を体験し、ラフティングによる環境学習や竹炭作りなど多くの体験を通して経験値を高めています。御田祭の早乙女役としても地域の伝統文化の継承に貢献してくれました。5年は野外学習や6年不在の折にリーダーシップの代行や6年生に混ざって、なかよし班やグループ活動、委員会活動などを引っ張ってくれて、来年迎える最高学年としての自分づくりに頑張っています。
  水泳授業でも「泳げるようになりたい」と意欲的に学習に取り組んでいる姿が見受けられます。6年生は、東西合同の修学旅行でもコミュニケーション力を磨く意識をもって行動したり、児童会の中心として集会を準備したり進めたりしながら、最高学年としての自覚も日に日に増え、行動もしっかりし、下級の児を気遣い、優しく世話したりする姿勢も多くあります。19日の小中合同運動会の結団式でも低学年が自己紹介に戸惑っていたらそっと声を掛けたりと全体を視る姿も伺えます。児童らが元気に安心して過ごせる環境づくりにご支援ご協力いただきありがとうございました。
 2学期は、別院中ラストイヤー清流祭合同運同会や、農耕生産・勤労奉仕活動および起業体験活動に於ける商品開発や販売活動が控えています。また、小木小学校や大学生を相手に活動の広報や情報発信と交流、全校英語劇「浦島太郎」なども予定されています。
  夏季休業中は、山や川、海、花火大会にアミューズメント広場などなど人が多く行き交う場所にいることが多くなると思います。気を抜くことなく感染症予防対策をしっかり行い、人とのトラブルを避け、規則正しい生活を送り暑さ厳しい環境下にも負けず、長期休暇を有意義に過ごし、「心と体」の「リフレッシュと充電」を図り2学期も元気に集いましょう。

「文月」 盛夏 ロナフル感染・熱中症に十分ご注意下さい

 清らかなる由良の川に銀鱗躍り、友釣り人を魅了する盛夏の候 大堰川下流も同じく鮎が躍り、保津川下りを楽しむ人もあります。亀岡市の提言で環境教育の一環として四年五年生児童が千代川の川の駅から保津下船場までの区間をゴムボートで下るラフティングにより、プラスティック・ビニールゴミなどの浮遊や漂着状況を調べ、環境学習につなげる体験学習を一日に行います。
 コロナ禍のなか、外国人旅行者の受け入れが始まり、黙食給食の緩和やマスクの是非が話題となり、国内旅行や会食の機会が増えた社会の中での感染予防と、あっと言う間に梅雨が空け、真夏日での熱中症予防などにも注意が必要となっています。保護者や地域の皆様におかれましても健康管理には十分ご留意下さい。
 学校では、中止や延期に悩んだ昨年とは異なり、今年は東西別院小学校合同での六年生の伊勢志摩、鳥羽方面の修学旅行に続き、四年五年生の「るり渓青少年自然の家」泊の野外学習も無事に終え、大自然とのふれあいや協働活動を通して、非日常的な体験をすることができました。四回にわたる「竹炭づくり」も順調に「ゆうゆう窯」関係の支援者の皆さんにご協力いただき、体験を終えることができました。低学年を中心に「ふるさと探検」に出かけた折には、地域の皆様にインタビューに応えていただくなど、温かなご支援を、ありがとうございました。
  プールは夏休み中こそ開放できませんが、水泳授業は他校に比べ時間数をより確保し児童らの元気な歓喜がわくなかで実施に至っています。また、保護者に加え三年生以上の児童らと、心肺蘇生法の手技を体験しました。中学年には難しいですが、知識として知っておき、何度も練習することで緊急時には一人でもできる自分を作るのが目的です。一度見知った程度では緊急時には我を見失い、何もできないことが多いと聞いています。反復した経験をして慣れ「体が覚えていて咄嗟のときにも動ける」そんな環境を整えたいと思っています。心肺蘇生やAEDの使用は場面は水難事故だけに限ったことではありません。
 話は変わりますが、過日「京都移住コンシェルジュ」のセミナーがあり、西別院小学校の紹介をさせていただきました。また、移住者の先輩として保護者の方にも西別院地域や地域の魅力についてお話いただきました。セミナーは、京丹波町の竹野小学校との二校が紹介され、その模様がYouTubeで配信がされています。本校の紹介の折り、承諾を得て豊かな児童らの表情も映っていますが、機会があれば是非ご覧下さい。
      校 長   小野  猛

「皐」 薫風の候 地域とともに学ぶ 


  鴻応山が鮮やかな若葉緑に萌え鎮座しています。雨上がりにある新緑、快晴の新緑、曇り空にあっても夫々の趣があり目を楽しませてくれています。雨の合間を上手く縫って快晴の下で全校田植えは長澤正樹さんに教えていただき終了し、昨年は延期に延期を強いられた修学旅行も、5月20日21日の両日に鳥羽・伊勢志摩方面へ脚を運び、楽しい思い出として終えることが出来ました。(修学旅行前後4週間にわたるご家族の検温、体調管理お世話になりました。)19日よりプールの排水を開始し、26日にはプール掃除を行い今学期の水泳授業に備えています。ここ2年コロナ禍の中、学校での水泳授業が実施出来ませんでしたが、授業での実施を計画しています。ただ、十分なソーシャルディスタンスなどを自由遊泳中には確保が出来ないなどの理由で、残念ながら亀岡市立全小学校では、夏休み中の遊泳は中止となりました。しかしながら、4年生以上の児童と保護者合同で、日本赤十字社にお世話になり、「心肺蘇生法」の手技を習う講習会は開催使用と計画しています。「命を繋ぎ守る」という観点から、水難事故場面外での必要性や、今は上手く出来なくても繰り返し学ぶことが経験値として定着し緊急時に対処できる自分に繋がることを期待しています。
 5月27日は、地域の皆さんの指導力をお借りした中学生も共同の、第1回目の竹炭づくり体験をお世話になりました。詳細は別欄でご紹介していますが、窯元の岡本さんと地域学校協働活動コーディーネーターの細見さんを中心に、岡本さんを介してご協力を頂いている講師の皆さんに、今年もお世話になり4回にわたる体験活動をお世話になります。この体験や竹炭づくり、は起業家体験活動の「Nissiカンパニー」の商品開発へとも繋がっていきます。鋸や鉈を使うこと、竹材に触れたり竹林や山林の管理について思いを巡らしたりスコップで赤土を盛ったり、マッチで火を付けたり、オブジェを作ったりと様々な体験を含んでいます。畑や田圃での作物栽培と消費、販売に関わる体験もしながら、Nissiの商品開発やそれらの取組の様子を他県の小学校へ発信し、今年からは南桑中学校区の小学校へも発信ができればと考えています。また、11月末に昨年は自校でのWeb開催でしたが、京都大学を会場にトレードフェアーの開催が予定されており、他者や他地域への情報発信の機会があり、児童らも日々頑張って取組を進めています。色々な場面でお知恵とお力を頂戴し西別院小ならではの取組を進めてまいりますので、宜しくお願いいたします。
                          

「卯月」 桜花の候 「 春爛漫、今年も里山学習など お世話になります 」

 若葉萌える鴻応山。山肌には山桜が、里には八重桜や藤、ハナミズキ咲く春色の過日20日に16名の児童と共に「鴻応山」新入生歓迎登山を無事終了することが出来ました。学校裏手にどっしりと鎮座する地元に誇れる678.9mの山。異年齢集団で構成される4グループの「なかよし班」単位でお互いを気遣いバディーを組んで縦走します。なかよし班のリーダーは6年や5年の児童です。新1年生児童を各班に分け、他学年のメンバーで構成されています。大阪府豊能町の牧から入山し、1時間30分程の時間を楽しみながら登ります。
 道々小道の、用水池で鯉や蛙の姿に一喜一憂したり、山路に入ると自分の身長に見合った杖をあつらえたりと例年にない児童らの活動がありました。山にある植物や「猿の腰掛」なども手に取ったり観察したりしながら山頂を目指します。山頂ではレクレーションとお弁当を楽しみ下山です。下山途中に一本杉の倒木エリアがり、そこで「蔓にぶら下がりターザンを」楽しんだり、土手を滑ったりと自然のアスレチックを楽しんできました。里山西別院ならではの体験や風情だと思います。そこには一切「科学の手が施されておらず」「大自然の豊かさ」から作り出された「そのまま」がある場所でした。こんな場所で幼少期を過ごせることは一つの宝であり、ICT機器が重宝される今だからこそ、逆に大切にしなければならないものではないかとさえも思ってしまいます。
 11日には恒例の全校児童による田植えを計画しています。稲刈りまでを長澤さんに、脱穀・籾すりはもう一人の長澤さんにお世話になります。また、27日を皮切りに、ゆうゆう窯の岡本さんと地域学校協働活動推進コーディネーターの細見さん統括の元、地域の支援者らの皆さんにもお世話になり4回の体験「竹炭づくり」がスタートしNissiのキャリア体験が始まります。  
 マスク着用の是非が話題にあがる折り、コロナ感染症再燃の懸念は払拭できませんが、20日からの鳥羽・伊勢志摩方面への修学旅行も控えています。「ウイズコロナ」で社会の人の流れが戻り、出かける人も多くなっています。
 別院中学校との清流祭小中合同運動会もラストイヤーになるので、合同での実施を計画しています。学校行事は可能な限り、昨年同様に実施をしていく方向にあります。「3密回避」や「手洗い・うがい」「手指消毒」「マスク着用」など予防対策の継続とご家族を含めた検温や体調管理など健康観察の継続による「予防」にご協力いただき、行事が実施できるよう、改めてご協力をお願い申し上げます。新入生が加わり夫々が進級し1ヶ月が経ち、落ち着き始めた学校生活があります。
 5月の連休中も生活リズムを維持できるようにしましょう。学校に通う時間に起き、朝食を摂り運動や学習、遊びに頑張り定時に就寝をする習慣を崩さず、交通量の増える時期として交通安全などにも十分注意し、出かけた時こそ感染予防対策を意識し、まとまった休みの期間を有意義に活用し、楽しくお家の方と過ごしていただきながら、連休明けには元気に登校して来て下さい。各行事の取組や詳しい様子は、ホームページや通信で発信させていただく予定です。

春陽の候 4月 
新しい環境、次代を見据え 令和4年度を迎えるにあたって

 春風駘蕩の候 皆様におかれましては益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。令和3年度に引き続き、西別院小学校の校長としてお世話になります。

 この度の人事異動で、残念ながら7年の勤務を経た教頭と昨年よりお世話になった教務の先生の転出こそありましたが、西別小の特色でもある起業家的体験活動に係る、農作物の生産から竹炭づくりなど様々な分野で、西別院地域の皆様の温かいご支援を頂戴しながら、「ふるさとを愛し、主体的かつ創造性あふれる、逞しく心豊かな児童」の育成に、本年度も教職員一同努めて参りたいと考えております。

 本校の教育目標として、「ふるさとを愛し、たくましく、心豊かに、進んで学ぶ子の育成」を再掲し、目指す児童像として、仲間と楽しく学び、楽しく活動することを通して、「自ら学びよく考える子」の育成を、また命の尊厳と人権尊重に基づいた、お互いを認め合い、協働した児童らの集団を形成させることで、ひとりひとりの存在や生命を大切にした、仲間と一緒に高め合える子の育成を目指したいと思います。

 ここ数年のコロナ禍下における、自身の体力現状を知り、継続的な運動実践による体力の向上を図り、生涯を通じて自らの健康・体力の「増進」に頑張れる人の育成に努めたいと思います。アナログ手法の他に、ICT機器などをツールとしながら、自らの考えに基づき、他者へ発信できる児童、キャリア教育活動を通して、学び方や非認知能力を養い、豊かな経験を基に、自らの生き方を考えられるよう、自分の考えや思いを大切に、自分の言葉で発信できるよう支援していきたいと考えています。

 令和5年度から、別院中学校ブロックが南桑中学校ブロックに編入となり、本校の卒業児童は、南桑中学校への進学となります。本年度の在籍数は20名ですが、内4名は、国際的な諸事情により、籍があっても実際には登校していない現状にあり、益々少人数、小規模化が進んでいます。
 Iターン促進による移住コンシェルジュとの懇談も予定をされていますが、ふるさと西別院の活気をなんとか取り戻せると良いのですが…。

 学校では小規模校ならではの特性を活かした授業づくりや体験活動を通じて、魅力ある「人」つくりに頑張りたいと思います。児童らの活躍を、学校のホームページでもご紹介をさせていただく予定です。

 基礎・基本的な学習内容の定着を図り、豊かな表現力を育成し、自ら学ぶ力を身につけさ、個の特性を理解し個に応じた指導の充実や非認知能力の育成に努め中学、高校、大学進学を見据え中規模、大規模校に進学し、社会人となっても、自信をもって、仲間と関わり自己表現しながらも他者からの学びを獲得し、活躍してくれるソーシャルスキルを磨き、本人達の「やる気」をエネルギーにし、頑張っていきたいと考えています。

 本年度も温かなご支援、ご指導を宜しく御願いいたします。

 


令和3年度

 弥生の月 「五輪選手に負けない気心!卒業間近です!」 

 令和3年度は、新型コロナ感染症の関係で、夏と冬に五輪大会が開催されましたが、会場での観戦・応援ができず、今ひとつの盛り上がりだったのではないでしょうか。昭和39年東京五輪から2度目となる昨年の東京五輪も、間近では観戦できなくて本当に残念でしたね。
 2月20日に17日間の祭典、第24回冬季五輪北京大会が終了しました。日本のメダル獲得数は18個(金3銀6銅9)と過去最高となり次回のイタリア大会に引き継がれました。
 日本選手団を、伊東秀仁団長曰く「ベテランと若手の力が融合した最強のチームジャパン」と讃えています。
 4回転半ジャンプ後の「氷に嫌われちゃったな」。斜め軸後方3回宙返りが失敗に終わるもその挑戦を「はぐ」で賞賛する国外選手たち。「自分のせいだ」とジャンプスーツ規定違反での失格後も2本目のビッグジャンプ。最終コーナーゴール直前のよもやの転倒で銀に終わる。よもや予選敗退が銀メダル。縁の下の力持ちに支えられて得たメダル。
 「トップアスリートの中の選ばれし選手」が、想像もつかない精神的な重圧や肉体的疲労の極限状況の中から生まれるドラマだからこそ、私たちを感動の渦へと魅了するのではないでしょうか。単に敗者や勝者ではなく、共に高見を目指すチームメートや好敵手として建設的先駆者として、敬い讃え合う五輪シップの関係にあるからなのでしょう。日本選手団も17歳の若手選手やベテラン選手、裏方で支える人達の融合によって、素晴らしい成績で終えた結果を称賛しているのでしょう。これに習いチーム学校、社会を目指せる学びの場にしたいと思います。

 新型コロナ感染症の第6波を頭打ちにせず猛威を振るっています。年齢層構わず、未就学児や児童らもターゲットにして、その猛威を振るっています。感染したいと思った訳でもなく、感染しないようにと予防対策を徹底していたにも関わらず、感染の手は伸びてきます。
 3回目の予防接種が進む中にも見通は持てませんが、お互いに「無理のない我慢」をしながらも、不要不急の外出を控え可能限りの予防対策を、こまめに徹底して実践して行くことが大切だと思います。皆様におかれましても、くれぐれもお体をご自愛下さい。

 亀岡市でもGIGAスクール構想における一人一代のタブレット配布が完了しています。園や学校が臨時休校に、職場がリモートになったり休業になったりと、新型コロナウイルスとの距離が近い環境に置かれてしまうケースも多く発生しています。本校も小規模校でありながら、Teams(チームス)でのライブ授業を延べにして約70時間を越えて実施しています。
 2学期早々には自宅のWi-Fi環境の確認と接続、通信状態を確認していただき、学校内で担任が別の教室から、各学級の児童と繋がり指示を聞いたり、板書をノートに写したり、お互いの意見を画面越しに発表したり、聞いたりする演習を重ね、3学期に入って、元気なのに自宅に留まらなければならない状況下に於いて、リモート授業を実施しました。(通話者同士が、自分と相手の映像が映った状態でテレビ電話をしている状況を想像してください…お爺ちゃんお婆ちゃんと孫達で画面を通じて通信できます。)
 ライブの授業に参加する事で、一日時間を持て余して過ごすことなく、また規則正しい生活リズムを家庭でも崩さずに維持できる事などもメリットにあり、何より学習の遅れが心配という悩みも解消されたようです。効果的な活用法は、今なお模索の途中にあります。ホームページにもタブレット活用の様子を掲載しておりますのでご覧下さい。

 弥生月の23日は、3名の卒業生を送り出します。別院中に進学し、2年次には南桑中での学びとなります。
学習環境が変わり関わる社会も広がる中で、児童らが西別小での貴重な多くの体験や経験を礎に、周囲に気後れせず自信を持って学び、生き抜いてくれる事を期待しています。
 残り少ない小学校生活を楽しみ次のヅテージに向けた準備をしてくれることを期待しています。

 

2月晩冬第6波コロナとの共存 

『 ウイズコロナ 罹っても不思議じゃない。じゃあどうする!? 』  

 晩冬とは冬の終わりを告げる時候だそうですが、太陽光が眩しく目に差し込む日が増えて来たかのように感じられるものの、まだまだ肌寒い(冷たい)と日が続いています。

 昨年度に比べ、一降りの積雪量は少ないものの、降雪日が多いように思います。亀岡市に大雪警報が発令され、臨時休校になったのも久方ぶりに感じます。晩秋にはカメムシが…、熊目撃…といった情報を耳にし、「彼らの目撃の多い年は大雪に…」と云う先人の声、その謂われ通りに降雪の多い年まわりになったのでしょうか。

 さて、例外なくオミクロン株の猛威が亀岡市内の小学校にもやって来た1月でした。2月の回復の見通しも不透明です。感染症の正体が不明の頃、誰が陽性・陰性で、濃厚接触者か否か…。結果、罹患者は「まるで悪者」として差別や誹謗中傷などの人権侵害を受けるという悲しい事態があり、現在も無くなった訳ではないようです。

 コロナ感染も例えば、インフルエンザが「A型、B型…、誰が感染しても不思議ではない」のと同じで、新型コロナ感染症も「タイプがあり…、症状も違い…、多数の罹患者が増え、誰が罹っても不思議でない」状況になっています。報道では、2回の予防接種を済ませた人が、デルタ株にとどまらず、オミクロン株にまでも罹患してしまった事例があるとのこと。

 現時点では、オミクロン株が無症状や軽症で重傷化しないという見立てへの安心感や、第5波の鎮静化の時期とが相まってか、人と人との行き来は、クリスマスや年末、年始の時期にはかなり多くあり、第6波が懸念されていたように記憶しています。

 小学校では今一度、徹底した三密の回避、手指消毒の励行、マスクの着用、登下校時の検温、体調の変調時の検温、下校後の施設消毒、バス席の消毒、各学習時の教室の換気、二酸化炭素濃度計による空気管理、ソーシャルディスタンスの確保、体育授業に於ける接触機会の回避、唾液が飛散しない音楽授業の内容や学習形態、対面での会話や学習用具の貸し借り(原則禁止)を制限したりするなどの対応を実施しています。全校集会などの集まりは避け、各教室の自席で、タブレットを使って対話をするなどの工夫もしています。仕方なく欠席を余儀なくされるケースの場合は、タブレットを自宅に届け、実技教科以外は授業をライブで流し、タブレットを介して板書や資料を提示し、自分の解答や考えを教室に伝えたり、仲間の考えや意見を聞いたりして、教室に居なくても授業を各家庭でリモートしながら進めることを、他校と同じように実施しています。

 Wi-Fiの通信環境状況の把握は、2学期に確認済みで、レンタルのモバイルルーターとSimカードの提供も受けながら、全家庭とリモート学習を進めることができます。

 児童らとは、「コロナ感染症は、インフルエンザ同様、「自分が罹りたくてなった訳でもなく、様々な予防をしていても感染する力を持っていたり、自分を介して他の人に感染させたりする力があり、元気であっても症状には個人差があり、周りの人の生活に影響をおよぼし、自身も影響される」感染症であることや、インフルエンザに罹った人が悪者ではないように、コロナウイルスに感染した人も悪者ではないことや、治療や検査などに従事されている関係者の方は、有難く尊い存在で、大きな負担を背負ってもらっていることを再認識し、今の自分ができることをしっかり適切に積み重ねていく事を確認しています。

 小規模校故、個人の情報は容易く表に出ます。状況や「今、するべきこと、できること」を科学的根拠に基づき、適切にコツコツ実践する大切さを確認しています。罹らないに越したことはないのですが、その時はその時で、学びを活かし適切に行動し、特に「他者」に感染しないよう行動し、周は何が大変で何をすべきかを適切に判断し、みんなで協働しながら助け合っていこうと確認しています。個人の詮索や、差別や誹謗中傷などにエネルギーを注ぐのではなく、前向きに進めることにこそ「力と工夫」をしていこうと確認しています。地域の皆、関係の皆様に於かれましても自身の健康維持・増進と予防に努め、お体をご自愛ください。

12月しろばんば舞い師走来る

 「冬枯れ」とは、一段と寒くなり草木の葉が枯れてわびしく、冬枯れの様を意味しています。春には新緑、秋には紅葉で美しい彩りを映す鴻応山の広葉樹林の山肌は灰色の呈が濃くなり、「しろばんば」(雪虫)の飛来も重なって冬の気配を漂わせています。
 「山が、空が灰色に空気までもが灰色に染まる」感じが、自分勝手な冬のイメージとなっています。冬の足音が直ぐそこまでやって来た感が日増しに強くなっています。
 冬季スポーツを嗜む身にとっては、積雪が待ち通しい気もしますが、老いてか生活面では、あまり歓迎していないところがあるのが正直なところです。
 さて、12月8日水曜日の京都新聞(朝刊)をご覧頂けたでしょうか。「忍び込み・空き巣に注意を」「亀岡被害相次ぎ、西別院小児童がステッカーを制作し被害防止に繋げる啓発活動」の見出しで、本校児童らの啓発活動の様子が掲載されました。自治会経由で、各ご家庭にステッカーを配布させていただきました。シール仕様なので4種類の「防犯作動中イラスト」を枠線で切り抜いて頂き、玄関や勝手口、外部から死角になっている裏手の窓などに貼っていただくことで、「地域ぐるみの防犯推進活動」に繋げたいと児童らは考えています。是非とも児童らの「防犯ステッカーを地域ぐるみで貼って頂き」啓発にご協力頂ければ嬉しいです。
 地域の皆様におかれましては「鍵掛け忘れ」や「無施錠」の状態がないよう環境作りにもご協力下さい。残念なことに「侵入盗」は、過日に西別院地域でも発生しています。最近のケースは、「在宅就寝中」であってもお構いなく侵入し、財布の中から現金を抜き出し出て行くケースや、窓を切りクレセント錠を開けて侵入するなど…。場合によっては、命を落とすケースもあるかも知れません。年末年始にむけ十分な警戒と施錠をしていきましょう。
 2学期も後10日を残すばかりとなりました。コロナ禍2年目にありましたが、児童らの学習活動や学校行事の実施については、ご家庭の皆様や地域の皆様のご理解とご支援を賜り、順調に終えることができました。現在、児童らは短縄跳び大会に向けて朝運動で縄跳びに取り組んでいます。来学期は「大縄跳び大会」や「6年生を送る会」を昨年規模で実施を予定しております。石川県の能登町立小木小学校とのZoomでの交流が具体的に進もうとしています。先週「Nissiカンパニー」で開発した竹炭商品の他、お米やポップコーンなどに手紙を添えて、小木小学校に郵送しました。里海と里山の生活・くらしに関わる交流の様子をご紹介できるのは3学期かと思います。
 「魅力と特色ある学校づくり」の企画として、キャリア教育の一つ「起業家的体験活動」における「里山での農業生産・竹炭づくり体験」を基盤とした農業生産体験活動を、南桑中学校区の児童らとの協働体験の場に位置づけ展開し、その様子や学びを情報発信していく」ことを申請しようとしています。補助金を支給して頂けるかは15日のプレゼン次第ですが、地域の皆様のご理解とご指導を賜りながら、地域とともに児童の成長に尽力できればと考えております。引き続き宜しくお願いします。
本年中は何かとお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

12月寒冷 「地域の皆様のご支援に感謝」 ありがとうございました。

 寒さがひとしお身にしみる初冬の折り、皆様には益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。
 或、田舎の日蓮聖人縁のお寺の境内に、黄金色の葉が茂る樹齢豊かな樹木があります。
 天然記念物、市の文化財に登録され、樹高約30m、幹周4m強とのこと。この銀杏の樹の「葉っぱ」がすべて散ると雪が舞い、一枚でも残っていると不思議と雪は降らないそうです。これに関係してか否か、23日の勤労感謝の日は、空風/乾風(「からかぜ」冬に雨・雪などを伴わないで強く吹く乾いた北風空風)が吹き、亀岡駅前の街路樹の銀杏の「葉」を、「間もなく雪が降るから散らさなければ…」と、いわんばかりに路上へと「葉」を舞わせていました。掃いても、掃いても「い○ちの追いかけっこ」のようで、きりがありませんでした。
 翌日からは、この西別院の気温も10度を下回り、ひと風毎に寒くなり、冬の到来を告げているようです。学校はストーブの設置も終わり暖をとる準備は確保できましたが、皆様も体調管理には十分ご注意下さい。
 さて、6年目を迎える起業家教育での体験活動「Nissiカンパニー」の活動におきましては、日頃から地域の皆様に教えていただき、保護者の皆様にも支えていただき、広くコミュニティーとの関わりを大切にしながら、皆様のご理解とご支援により、教師も含め児童らは豊かな経験を積ませていただいております。
 この度の「トレードフェア2021」は、日曜日にZoom開催となり、自校の体育館でICT機器を活用しての情報発信、参加となりました。4分間の説明と6分間の質疑応答と短い時間のなかで取組の様子を発信することとなり、上手く発信できたかは不確かですが、地域の皆様のお力添えを背景に「京都経済同友会賞」を受賞させていただきました。紙面をお借りしご報告させていただきます。
 2学期(令和3年、丑年)も残すところ「ひと月」を切りました。コロナ禍のなか第六波が懸念され、3回目の予防接種や「Go Toトラベル」の実施なども耳にします。「感染者数ゼロ」と落ち着いたかの状況ですが、年末年始は人混みの中にある機会も多くなると思います。油断せず感染防止対策を徹底しながら、この一年を振り返り、新しい年を迎え、新たな挑戦に向けた準備をしっかりとしていきましょう。
 11月より、西別院小学校のホームページがリニューアルされています。
 未だ旧のサイトに繋がると思いますが、Urlは、「https://www.city.kameoka.kyoto.jp/site/enis/」です。検索エンジンに「西別院小学校ホームページ」とご入力いただいても結構です。亀岡市役所のマークがついている場合もあります。携帯でもアクセスが可能です。
 西別ピーピング(のぞく)の欄に、「学校の出来事」は一般的な学校での取組の様子を、「Nissiカンパニー」は起業家体験活動に係る様子を、「クラスルーム」は学級の様子を、「里海里山学習」は小木小学校との様子を、交流活動はその他の小中学校などとの交流の様子をアップしています。可能な限りタイムリーに情報公開していきますのでご覧下さい。
                                           

11月晩秋 「気を緩めず、感染症予防の徹底と、体調管理に留意しましょう」

 「秋暁(しゅうぎょう)」の候、地域の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。「秋暁」とは、秋の季節の薄暗い夜明けのことをいうそうです。「暁(あかつき)」の言葉の意味は「夜明けや明け方」を指すことから、日の出が少し遅くなってきて、秋の深まりが感じられ、冷たくなった空気が澄んでいる様をイメージしてしまいます。更に空気が冷たくなり鼻通りが痛く感じられると、いよいよ師走冬将軍の到来に背を丸めてしまいますね。青い空が高く感じる一方で、日増しに腕組みやポケットに手を差し込んでしまう日々がやってきました。
 学校では、スポーツフェスティバルを終え、「ひこばえ」跡の田圃が、長澤正滋さん、長澤正樹さんらの御世話による籾すりまでの行程を終え、農作業の一段落をそれとなく伝えています。特認校説明会には、四組のご家庭に来校頂き、西別院の児童らの頑張りと、穏やかで温かい素朴な表情を沢山参観していただきました。
 来る11月6日土曜日の西別院フェスティバル開催に向け、英語劇「ブレーメンの音楽隊」と途中に挿合奏される「山の音楽家」の練習や、起業体験活動の発表や商品作りなどの活動に、忙しいながらに充実した毎日を過ごしています。
 1学期には「田植え」、「竹炭」、「伊勢・鳥羽方面」への修学旅行、「伊根・宮津方面」での野外学習、2学期に入り、「稲刈り・脱穀・籾すり」や、スポーツフェスティバル、全校PTA親子活動などを終え、コロナ禍における感染拡大がやや落ち着いている兆しのなか、感染予防対策を常に講じながら、東別院小学校と合同での文化鑑賞、オペレッタ「トラの恩返し」も控えており、一昨年と同じ様なレベルでの教育活動が回復してきているように感じます。Nissiカンパニーに係る活動も、Web(ウェブ)での参加も多いですが、継続して実践しています。21日の日曜日は、トレードフェアへもWebでの参加となり、午前中は通常授業を実施し、午後からNissiカンパニー(起業体験活動)の情報発信や販売活動に係る取組を行います。翌月曜日は代休日となります。本年度は、「御田祭り」への参加や、「里山の恵み」など地域の活動にも参加し易いように月曜日の時間割を工夫しており、何度も月曜日が代休となっても通常授業に大きな影響がでないように工夫をしています。お弁当の持参となりご負担をお掛けしておりますがご理解とご協力をお願いします。
 月末より亀岡市各小中学校のホームページがリニューアルします。西別院小は若干情報公開に遅れをとっていますが、今後は学校の様子を更新できるよう頑張りますので今暫くご容赦下さい。地域防犯の取組で亀岡警察署、西別院派出所、防犯西別院支部とのコラボで防犯「空き巣の抑止」を啓発するシールの作成が完成しました。お披露目は後日追って(12月上旬当たり)。各戸で貼って頂き空き巣侵入の抑止啓発にご協力頂ければと考えています。 寒暖の差が厳しくなりますが、寒さに負けずに気持ち元気に過ごして行きましょう。

10月 仲秋 「巧妙の木登り」 油断せず予防は習慣化、偏見を払拭する

 秋桜の風や朝夕の日較差を肌に感じ、移り変わりを匂わせる里山。青空と雲を眺めれば「天高く馬肥ゆる秋」…、校舎を後に帰路につく空を眺めては「名月を取ってくれろと泣く子かな」…。何気にふと頭に浮かび故人の心。自然の豊かさや四季の素晴らしさを感じる西別院。2021年の中秋の名月は、9月21日でした。「中秋の名月」は、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことで、農業の行事と結びつき、「芋名月」と呼ばれているそうです。コロナ禍のなかでしたが、みなさんは美しい中秋の名月を楽しむことができたでしょうか。更に、太陰太陽暦の9月13日の夜を「十三夜」と呼び、日本ではその夜にもお月見をする習慣があるそうです。十三夜は、「後(のち)の月」「豆名月」「栗名月」とも呼ばれ、今年の十三夜は、10月18日にあたります。
 因みに、今年の中秋の名月は満月と同じ日でしたが、中秋の名月は太陰太陽暦の日付(新月からの日数)で決まり、一方、満月(望)は太陽、地球、月の位置関係で決まる為、中秋の名月と満月の日付がずれることは、しばしば起こるそうです。
 さて、緊急事態宣言が解除となりますが、依然として感染する可能性が無くなった訳ではありません。世の人の動きが活発になり、今まで以上に感染予防対策や必要に応じた安全行動が求められる事になります。ワクチン接種対象が16歳以上となったり、地域でのワクチン接種も更に進んだりする中にあっても、まだまだ課題や危険性は残っています。ご存知のとおり、感染したくて感染した訳でもなく、インフルエンザ同様、誰が感染してもおかしくない病気で、感染してしまった当事者や身近な家族などは、身体的にも精神的にも想像以上の負担を強いられ、場合によっては退院後も後遺症などに悩まされている人も多いと聞いています。
 小規模校である西別小では、或学年(学級)が臨時休校となれば、いとも簡単にその個人や家族が特定されてしまいます。自宅養生(治療)ともなれば食べることにも不自由を招き、ご近所の方や誰かの支えが無ければ命の継続も難しい状況も生まれます。差別や偏見を捨て、個人を特定し、排斥したり誹謗中傷したり攻撃するのではなく、病気の本質を科学的に理解し、時には支え助け合って行ける、人権意識の高い自分(人間性)を育んでいく事が大切だと集会で児童らには伝えました。依然として大変な勤務環境の中で医療に従事していただいている方や、感染対策などに尽力いただいている方は、高い人権意識や命を守るという崇高な信念のもと、治療や予防に携わり我々を支えて下さっていると思います。これらの行為に敬意と感謝を持って、徹底した予防や少しの我慢をしながらコロナ禍の中での安全行動を実践しなければならないと思います。
 天候不順や台風を背に控えながら、今年も長澤さんの指導により、稲刈りを全校児童が体験し、能登町立小木小学校の「里海科研究発表会」を、4・5・6年生がオンラインで参加しました。曽我部の玉葱でお馴染みの赤澤さんの指導の下、秋冬野菜も畑に植わり、毎日水やりに頑張っています。ご家族しか招待できなくて残念ですが3日、日曜日の西別院スポーツフェスティバルも予定され日々の取組に頑張っています。京都府警・防犯協会とのコラボ「空き巣を抑止する防犯シール」作成の取組も進んでいます。転入による新しい仲間も、慣れない学校生活の中でも頑張っています。西別院フェスティバルに向けた英語劇「ブレーメンの音楽隊」も練習をスタートしました。
 児童らは「今できること」を「できる範囲の中で」コツコツと元気に積み重ねながら頑張ってくれています。

9月 初秋 「爆発的感染下においていよいよ新学期がスタート」 

 賛否両論に始まり、十代の活躍が印象深い2020東京オリンピック。亀岡市出身のメダリスト荒賀(空手)選手や、柔道、卓球、スケボー、女子バスケット、ソフトボール、野球…にと米国、中国に次ぐメダル獲得数3位と大健闘の日本。
 野球の勝負所での加点や逆転、13年振り開催のソフトボールの勝利への執念に裏付けされたピッチングや守備、打撃。兄妹・姉妹での金への道のり、中学生やティーンでのメダル獲得の他、難病を乗り越え復帰しての新記録樹立など選手がくれた感動の名場面の数々…。また、バスを乗り間違え他会場に到着した出場危機に見舞われた選手。ボランティアがタクシー代として差し出した壱万円で無事競技に間に合い出場し、110メートルハードルの金メダリスト…という知られざる感動秘話もあったり…。
 一年の延期とコロナ禍の中に於ける気力や体力などコンディション管理や練習量の確保とスキルの維持向上などの他に、コロナ禍の社会情勢が厳しい状況故に、選手やそれを支える人の負担は想像を超えるものであったと推測、敬意を払うところです。
 また、更に感動したのが5日まで開催のパラリンピック。14歳の背泳ぎ銀メダリストの活躍に始まり…。今、自分にあるものや環境をフルに活かして、自分が出来ることに挑戦し続けている姿勢に頭が上がりません。アスリートや支えている家族にも不満や泣き言を口にしている人はないようです。競技の結果ではなくて、選手の日常の当たり前の努力や営みに学ぶところは多いと思います。
 オリンピック開催に起因するか否かは別にして、デルタ株コロナ感染者数の急増は亀岡市、近隣の南丹市、京都市も例外ではなさそうです。感染力が強く無症状のケースも多いのも原因の一つなのかも知れません。夏休み中に出かけることも多かったと思います。日々の検温と体調観察について再度徹底し、手指消毒、手洗い、マスクの着用と密を避け(不要不急の外出回避)換気の徹底なども励行しながらも、西別院小2年生に新しい女児一名を仲間として迎え、新学期をスタートさせたいと思います。
 2学期は、西別小単独での西別院スポーツフェスティバル(運動会)や西別院フェスティバル、起業家体験活動(Nissiカンパニー)や小木小学校(石川県)との交流、田畑での生産活動、知的好奇心をくすぐる体験学習…などなど多くの行事を控えています。緊急事態宣言下の中では、当初の計画を練り直し、参加対象にも制限を求められるなど実施形態には社会情勢を鑑みながら、変更を迫られ調整しながら実施していくことになると思います。可能な限り実施できる工夫を凝らし予防対策を講じながら、体験をして経験を積み重ねるなかでの学びの機会を確保し、学びをしっかり身につけ、生きる力へとつなげて欲しいと思います。
 亀岡市でも感染拡大に対する危惧、危機感は高い今日、皆様方のご健康を祈願しながら、学校でも感染防止に係る消毒などの作業を徹底、継続しながら教育活動を進めてまいりますが、ご家庭並びに地域でもくれぐれもご配慮いただきますようお願いいたします。
 8月の第1回アルミ缶回収、お世話になりありがとうございました。第2回目は年明けを予定しております。継続して(アルミ缶・プルタブ・ペットボトルおよびキャップの)回収活動を行っておりますので引き続きご協力お願いいたします。


8月晩夏 「平常の行事へと復活した一学期も無事終了」 

 気象状況が不安定で、落雷や局地的豪雨による浸水、土砂災害などに見舞われ生活環境が大きく変化し、ご苦労をされている皆様にはお見舞いを申し上げますとともに、尊い命を奪われた方やご関係の皆様にはお悔やみ申し上げ、ご冥福をお祈りいたします。
 数々の笑いを提供し、人や動物との触れ合いによって国民に笑顔や幸せ、感動を提供してきたコメディアンの志村けん(本名 志村康徳)さんが「コロナ感染」と報道があって数日の後、肺炎併発で死亡…と耳を疑うような報道から1年と数ヶ月…。彼の功績を称え銅像が東村山市に建立されました。一方で緊急事態宣言や蔓延防止対策に協力し、色々な我慢をしてきた国民は生活の困窮、時短営業や外出、酒類の提供制限…。
 方やオリンピック開催に関わる対応などに対して我慢の限界や疑念、不信感により、ある意味人の心は疲弊し危機的状況にあると云っても過言ではないでしょうか。
 自然災害を含め感染症などから尊い命を守る為に冷静になり、褌の紐を締め直す時期なのかも知れません。危機感を失わず、惑わされず可能な安全行動を積み重ね、自身が、身(日本)を守るために実践しているか自問自答して行くことが求められているのではないでしょうか。
 さて、1学期を振り返れば、コロナ禍の中、可能な限りの予防対策を施し行事や教育活動を実践することができました。山林を駆けまわった「鴻応山」1年生歓迎遠足に始まり、全校田植え、花作りや畑づくり、竹炭づくり。鰺の干物作りを体験した伊勢・鳥羽方面への修学旅行、伊根の舟屋や海洋体験をしたマリンピアでの野外学習。交通安全教室や、防犯教室、不審者侵入時の避難訓練など、新型コロナ感染症が流行する前年とほぼ変わらぬ教育活動を再開することができました。
 「何をしてきたかではなく、何を目指して何をどのような形態で」実施するのかを模索、明確にしながら新たにできる体制や取組方法を工夫しながら実施することで、児童らも楽しく、生き生きと活動を進めることができました。犬甘野「御田祭」では、「早乙女」に扮する児童の地域貢献の姿を共に応援し、翌年、翌々年は自分が担うかも知れない(担わなくてはならない)故郷の文化を継承できるようにと、全校児童が参加し、人口減の進む西別院地域に移住して貰う宣伝のために、自分達の生活や学校の様子、地域の良さを発信しました。これらは故郷の存続と自身の発信力や表現力を鍛える一つの機会に位置づけ、学びのステージを校舎外(値域)にも求めた取組です。
 起業家体験活動、竹炭作りなどの様子を能登町立小木小学校へ画面を通して発信したところ、興味を持っていただき、継続的交流を希望する旨の回答をいただきました。炭焼きの煙の色の違いや、冷たい煙と熱い煙の違いは何故なのか…、などの疑問のメールも届き、児童たちは疑問・質問に再度、情報発信していくことになります。満足な回答になるよう、インタビューや調べ学習、思考の再考やICT機器などの活用が求められ、狙いとしていた教育活動が展開される期待度が膨らんでいます。
 能登まで6時間の距離。是非とも能登に赴き、小木小児童を西別院に招き、リアルな相互体験ができればと夢を膨らませます。協働での田植えや地曳き網、里海里山の食育、海洋の環境美化活動を通した地球規模での環境課題に対する自分達のあり方、里海(山)の良さを再認識し、愛おしく感じ未来に残し繋げる為の学習を積んでいき、西別院に還元できればと期待しています。
 2学期もコロナ禍のなか、可能な限り児童らの活動を保証しながら進めて参りたいと考えていますので、ご理解とご支援を御願いいたします。
 梅雨開けの季節の変わり目、熱中症には十分ご注意いただき皆様のお体をご自愛下さい。

7月酷暑 「東京へ?伊勢志摩へ」 

 オリンピック東京2020大会には、206の国・地域が参加を予定しています。
 オリンピックの起源(諸説あり)は、約2800年前の古代ギリシャのオリンピア地方で行われていた「オリンピア祭典競技」で、神々をあがめる体育や芸術の競技祭。
戦乱に巻き込まれ古代オリンピックは、393年を最後に閉幕し、その1500年後、仏蘭西の教育者、ピエール・ド・クーベルタン男爵が「オリンピック復興」を提唱し1896年、ギリシャのアテネで記念すべき第1回オリンピック競技大会が開催されました。大会シンボルの「五輪マーク」は彼が考案し、世界五大陸の団結を表しています。
 クーベルタンが唱えた「オリンピズム=オリンピックの精神」は「スポーツを通して心身を向上させ、文化・国籍などさまざまな違いを乗り越え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって、平和でよりよい世界の実現に貢献する」こと。近年では従来のテーマである「スポーツ」と「文化」に「環境」が加わり、オリンピックは世界中の人々が地球環境について考える機会にもなりました。アスリートが生み出す興奮と感動、そして環境保護への取り組みが、世界中の人をより強く、固く、結んでいくことを願っています。
 日本の「オリンピック運動の父」は、東京高等師範学校(現筑波大学)校長であり、柔道の普及に努めた嘉納治五郎氏。1912年、陸上短距離の三島弥彦、マラソンの金栗四三(かなくり しそう)両選手が、スウェーデンのストックホルムで開催された第5回オリンピックに参加。日本で初めての参加者となりました。昭和39年以来日本で開催2度目となる東京オリンピック。スーパーアスリートらの最高のパフォーマンスを身近で見られる感動体験は、人生の中でそう多くある事ではありません。
 一方で、変異株の感染驚異や感染の再燃が懸念されるコロナ禍の折り、生活の見通しが持てない人、人生が大きく変わってしまった人は、一日も早い普段の平穏な生活を取り戻せることを願う人々にとって、オリンピック開催の是非は判断に苦しむところだと思います。「安心・安全」な開催に付して大会終了後もいろいろな意味での「安泰の日本」として皆が生活できることを、保証して欲しいものです。
 6月25日から26日にかけ、東西別院小学校合同での伊勢・鳥羽方面への修学旅行が無事に終了しました。移動の折り、人との接触を避け中型バスでの移動となったお陰で、浜島での釣りと干物作り体験が、伊勢内宮、おかげ横丁、鳥羽水族館、パルケエスパーニアに加わり、有意義な修学旅行となりました。緊張して迎えた初日の結団式。交わす言葉も少なめでしたが、互いの距離も縮まり、あちこちに笑顔や相手を思いやる行動の他、一般の人にも迷惑を掛けない気遣いもできていました。歩きに歩き、「ユニットバスのシャワーに苦戦した…」、「絶叫マシーンも初体験。また乗りたい…」、「魚を捌けることで父に近づいた…」などの振り返りや感想を楽しそうに述べる児童たち。  
 コロナ感染症への危機感を緩めず、7月16日からの野外学習の実施や清流祭体育の部、英語劇などの取組にも精進していきます。
 できそうで実施できなかった水泳指導となりましたが、夏季休業中を含め水難事故には、ご家庭で十分ご留意下さい。

 

6月初夏 『当たり前のことを当たり前に、当たり前の質を高める』 凡事徹底

 ひと雨毎に目に映える緑が色鮮やかに濃く感じられ、清流に蛍舞う今日この頃、観測史上最も早い梅雨入りを迎えることになったとの報道がありました。朝、児童の登校を見守る最中の竹藪に雑木林に、「ホー・ホケキョ…」「ピツ・ピツピツー…」「……」3種類ぐらいの囀りに、心を洗われるような一時を感じていますが、青空にツバメの姿もあり、ふと、「若い頃って同じ時期に、これらの鳥が囀り飛び交っていたかなぁ…」と考え込んでしまいます。昨日、大雨警報が発令され、近年は局地的なゲリラ雨や、大きな雹や竜巻の発生を警戒するテロップが流れたりすることが多くあり、里山や地球の自然を大切に育んでいくことの大切さを児童らに伝えていく危機的必要性を感じています。
 全国に先駆け、亀岡市はレジのビニール袋の使用を止め、マイバックの奨励を進めている効果か、ビニールゴミが亀岡から姿を消すも、一方でペットボトルの廃棄は、相変わらず増えていると云った記事を目にしました。結局のところ「人間一人ひとりのモラルや道徳心」を、涵養し、実践していくことが私たちに求められていると感じています。関係教科での学びは勿論、本校がこれまでに取り組んでいる食育や生産体験活動、起業体験、福祉に繋がるプルタブ集め(福祉協議会へ)、ペットボトル(亀岡作業所へ)の回収、ペットボトルキャップの回収(拠点校として中学校へ届ける)活動や、亀岡市環境事業公社などの事業参加による学びなどを通じて、環境問題に関わる学習や解決の為にできる身近な積み重ねを実践していく必要性を感じています。
 本年度、「里山・里海」に関わる交流学習を予定している能登町立小木(おぎ)小学校は、海洋のプラッスチックの浮遊状況などから環境破壊を考える取組をしたり、海の食育を発信したりと多くの学校と交流をされていると聞いています。本校も小木小学校との交流を通して、田畑の作物を生産・販売する活動に限らず視点を広く持ち、様々な生活環境や農(林)水産業などに係る現状や課題を通して「ふるさと」の未来について考え学び合い、将来を創造していって欲しいと期待しています。
 5月は、2年振りに田植えが再開できました。雨天の合間を縫って、少し肌寒い天候でしたが、15名の全校児童が泥田の中に入り元気に手植え作業に取り組みました。異年齢集団での取組が多いことが功を奏しているのか、6年生が1年生の面倒を見てくれて、植える間隔を教えたり、脚の運び方を教えてくれたりと、あちらこちらで面倒を見てくれている場面が多くありました。下の児の面倒を見るのは当たり前のことなのですが、勉強をして当たり前、挨拶をして当たり前、運動して…、お手伝いをして…、字を丁寧に書いて…、親切にして当たり前、自分にできる沢山の「当たり前」をどんどん増やし、「当たり前」の質を高め、当たり前が朝飯前にできる自分づくりに励んでくれることを期待しています。コロナ禍にあっても、細心の注意を払いながら豊かな経験が積める1年にしていきましょう。

5月晩春 『 新しい生活様式の励行と体験的教育活動の実践  』

  「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」江戸中期の俳人・山口素堂の四季を詠んだ句。ここ西別院も四季の風情を豊かに味わえる里山。元気に校庭を走り回る児童らの中に、緊張の面影を残した2人の女児を含む3名の新入児童を迎え、昨年に続きコロナ禍の新しい生活様式のもと、令和3年度の学校生活がスタートし早くも一ヶ月が経ちました。朝の挨拶を「おはようございます」と能動的にできる2組の兄弟もいます。
 新型コロナウイルスの正体がよく解らず悶々と日々が過ぎ、活動という活動が制限、中止される昨年でしたが、「感染症の特性」が少しずつ明らかになった今年は、予防対策を十分に図りながら教育活動を進めていこうと各学校では考えられています。されど、ウイルスも変異し感染の強さも増し、罹患者数や重症者数も増えるばかりで、自らの健康意識を高め検温や手指消毒、マスク着用と密を避け距離を置き、自分の健康状態の観察や管理を徹底しながら、可能な限り感染の危険性を回避する適切な行動が求められています。医療従事者を始め、関係の皆さんの御苦労や負担、様々な支援に感謝と敬意を払いながら、健康である者は、予防行動に協力し、医療の飽和を招かないよう時には我慢・協力する行動も求められていると感じています。
 小規模校である西別小では、マスク着用、手洗いと手指消毒の励行と換気、家庭での検温などによる健康管理のご協力と積み重ねなどにより、通常とほぼ変わらぬ学校生活を児童らは送っています。2年ぶりに鴻応山への歓迎登山も、快晴の心地よい風のあるなか無事終え、異年齢集団での活動を通して、児童の成長する様が見てとれました。
 緊急事態宣言中の連休を賢く過ごし、浜島の海体験(干物作り)や伊勢・鳥羽方面へのバスによる修学旅行、日本海でのカッターや伊根の舟屋文化を見聞する宮津マリンピアでの野外活動が、延期や中止とならないようにしたいものです。今年も、地域の指導者の皆さんのお力をお借りした、田植えは全校児童が是非とも体験して貰いたい活動の一つです。竹炭作りも中学生と合同で実施する為の下準備を進めています。これらの取り組みは、点ではなく線として繋がり、秋には面として起業活動へと膨らんでいきます。本年度は、石川県の小木小学校の皆さんと交流し里海の学習とコラボしたふるさと学習を深めたいと考えています。
 未知の経験や継続的な体験を通して、人間力を磨き人間性豊かな自分を育んで欲しいと思います。将来の或日、この世代の体験や経験がふと蘇り、役に立つことは間違いありません。西別院地域の皆さんの、変わらぬ温かなご支援を賜り、次代を担い願わくば、この地を担ってくれる児童の育成に努めて参りたいと思います。

4月仲春 『素直・感謝・謙虚・探求』の心 

 陽春の候 地域の皆様におかれましては益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。平素より本校の教育活動の推進にご理解ご支援を賜りありがとうございます。新たに3名の先生をお迎えし、校長以下新体制でお世話になります。
 コロナ禍における学校行事への制約は、昨年度と同じく多少の差はあるにせよ、影響を受けることに変わりはありませんが、感染症の正体や予防対策の方法が一定明らかになるなか、新しい生活スタイルのなかで、何ができるかを模索しながら、児童らに多くの体験や経験のできる機会や教育活動が提供できるよう努めて参りたいと考えています。
 新学期を迎えるにあたり、児童らには、近い将来、地域を越えた広い社会においても、躊躇することなく自分に自信を持って、主体的で社交的に活躍できる「自分磨き」に努める事を伝えました。
 1つ目は、自ら進んで「挨拶」をする事。挨拶は、心と心をつなぐ魔法の言葉ですが、相手より先に挨拶するのが、大切なポイントであると思います。受動的な姿勢を能動的な姿勢(思考)に変革する意識を「挨拶を契機に」進めて欲しいと思っています。
 2つ目は、人は支え合って生活をしています。相手を尊び「ありがとう」の気持ちを持って、支えて貰っている仲間や家族、地域の方への「感謝」の気持ちを忘れない事。併せて自分自身と周りに「素直」である事。人が成長をしていく上で「素直(認める)」であるという事は、より幅の広い「人(自分)づくり」に欠かせない要素だと思います。
 3つ目は、『自分にはできない』と決めつけて、すぐ諦めない事。できないけれど、できる所までやってみたり、繰り返しやってみたり、別の方法を考えて挑戦してみる事。
 自分で初めから「できない」と限界を作って立ち止まってしまうと、そこで成長が止まってしまいます。「出来ても出来なくても、成功しても成功しなくても」チャレンジし続ける意欲を継続していき、その中から多くの事を学んで欲しいと願っています。
 童数も十五名となり、寂しくなって来ますが、「少数精鋭」と云う言葉があります。他に負けないよう西別院の地域性を活かし、体験の中から学び取れる学校教育の運営に、職員一同、精進して参ります。
 本年度もよろしくお願い申し上げます。

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