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ミュージカル公演 の巻
10月18日火曜日、芸術鑑賞会 の巻
〈リハーサルの模様の巻〉
午後の公演にむけ、真剣な眼差しで取り組む児童らの姿。タイミングや動線、ダンスなどイメージを膨らませます。
歩幅や歩数をリズムに合わせ、”き”さんの台詞の合図で動きはじめます…。本番が少し不安?
令和4年度文化芸術による子供育成推進事業 巡回公演事業による
ミュージカルカンパニーイッツフォーリーズ
ミュージカル公演
「小さい“つ”が消えた日」~五十音村を飛び出した小さい“つ”の冒険を鑑賞しました。
4校時にはミュージカルの一幕に参加出演をするリハーサルをおこないました。歌にダンスにと児童らも少しの出演機会を貰っています。東別院小学校の児童らも一緒に鑑賞しています。
キャストさんの役作りや、台詞の抑揚に声量の強弱など学ぶべき、参考になることはたくさんありました。リハーサルとは又違い、衣装も化粧もバッチシのキャストさんの雰囲気に圧倒され、また歌声や臨場感溢れる台詞まわしに圧倒され、感動しながら公演を鑑賞しました。
物語は面白くもあり、また悲しくもあり、考えさせられるお話です。「君の存在は不要!役にたってない!」と仲間はずれにされた小さい”つ”。ちっさな”つ”が無ければ会話が成立しない事態がおこり、仲間はずれにしたことへの後悔から、仲間を探す五十音たち。それぞれが役割をもち、大切な存在であること、一人一人の人権を尊重する気持ちが大切というメッセージを送っています。みんなはそんな作品の意図も感じ取ることができたでしょうか?
感謝の気持ちを込めて、花束の贈呈とNissiカンパニーの商品である、「薩摩芋と竹炭」をプレゼントしました。季節を感じさせる獲れたてのお芋を、ご賞味下さい。
原作 ステファノ・フォン・ロー(独)氏
日本語で日本の五十音の文字を登場人物とした物語を書いたもの。音のない小さい“つ”の大切さを笑いと優しさを含めて書かれた物語。子供たちだけではなく、大人へのメッセージとして伝わってきます。複雑な競争社会、マスメディアの多様な情報社会で生きている私たちの,生き方、存在意識、人生の価値観を見直すきっかけとなる童話として楽しみましょう。
貴方にとって、「おかえり」と云ってくれる人が必ずどこかにいるはずです。(By プロヂューサー
〈ものがたり〉(広報リーフレットより)
文字にも魂が宿っています。五十音村の住人は今日も元気に仕事をしています。自信家の“あ”さん、笑いっぱなしの“は”さん、歌の大好きな“う”さん、頼りがいのある“た”さんに、資産家の“し”さん。それぞれの個性豊かな文字たちが自慢話を始めていると、無口な小さい“つ”の話になりました。音がない小さい“つ”は文字ではない、とみんなにばかにされてしまいました。小さい“つ”は悲しい気持ちになって、家を飛び出してしまいます。ひとりぼっちになった小さい“つ”が出会ったものは…。
「き・み・が・ひ・つ・よ・う」心が傷ついたとき、そんなメッセージが届いたら…貴方はどうしますか?
紹介
ミュージカルカンパニーイッツフォーリーズ
作曲家のいずみたく(故)氏は、童謡や歌謡曲だけでなく、100本以上のミュージカルを作曲し制作してきました。
日本のオリジナルミュージカルを作るため、1997年にミュージカルを専門に上演する劇団として、劇団フォーリーズ(現、ミュージカルカンパニーイッツフォーリーズ)を作りました。劇団員は約50名で、大人向けから青少年向けまでたくさんの人が楽しめるミュージカルを日本全国、年間120ステージ以上公演しています。また、劇団員はミュージカル以外にもテレビ、映画、コマーシャルやコンサート、ライブなどたくさんの活動を行っています。
本日は、楽しいひとときを ありがとう ございました。