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「花と虫」知的好奇心をくすぐる体験授業 の巻

2022年9月20日更新 印刷ページ表示

知的好奇心をくすぐる体験授業 の巻
「花と虫」

京都工芸繊維大学 秋野 順治(あきのとしはる)先生
  9月22日火曜日の34校時 1年~6年生が集う!

 秋野先生は「アリ」の研究をされているそうです。アリが専門ですが、アリは花との関わりも深く、今回児童を対象に「花と虫」がテーマの出前授業をお世話になりました。

 昨夜来からの台風14号の影響による暴風雨の影響で、今回の授業が実施できるかどうか心配していました。お住まいは京都の南の方で、JR線が間引き運転や遅延したりしてしまうことを想定し、予定よりも早くJR亀岡駅にお越しいただくなどのご配慮をいただき、無事実施することができました。

 千代川小学校でも既に授業をされており、西別院小の後は吉川小学校のほうでも「知的好奇心をくすぐる体験授業」を実施されるときいています。

京都工芸繊維大学の紹介の画像 データ準備頂いた冊子の画像 花びらの数を知る提供画像の画像
昆虫の種類の画像​ 3枚の花びらの花の画像 恐竜と共に没した花の画像

 授業は、花びらの枚数にまつわるお話から始まり、おしべやめしべが受粉し種ができること。
 昆虫によってその種を移動させ、種族を保存(子孫を残す)し、たんぽぽや紅葉、ブタクサやスギなどはたくさんの花粉を風の力をかりて移動させたり、ホウセンカやスミレのように自らが弾けて種を飛ばしたりして種族を保存することを教えてもらいました。また、鳥や獣が果実を食べ、排便(うんち)によって種を排出することで結果的に種を移動させる手段になっていることも教えてもらいました。

 虫=昆虫。昆虫の特徴の一つは6本の脚の数。蜘蛛は8本、ダンゴムシは14本なので昆虫の仲間では無いことや、前脚、中脚、後脚の6本の脚はどこから生えているのか?

 ミツバチは、同じ花間で蜜を集めて移動することや、コガネムシも毛だらけの体に花粉を付け、花巡りをすることや、チョウチョは白い花や黄色い花が好きで、赤い花も好きなことや、ミツバチは白い花が好きで黄色い花が好き、赤い花は見えていなかったりすることなども教えてもらいました。

講話する先生の画像 ノートにメモをとる児童の画像 びっしりメモられた別児童のノートの画像
聞き入る児童らの画像 質問をする児童の画像 熱弁される講師の先生の画像

 また、アリの研究者として、花の種には「エライオソーン(油)」が膜をつくっており、この膜をアリが好んで食べ、膜を食べ終わった後は種を巣の外に廃棄する性質があり、結果的に種が移動し、新たに種族が誕生(継続)する仕組みも教えてもらいました。
 授業が終わり、児童の中からは「ミツバチが1日に集める蜜の量はどれくらい?」「胸脚、腹脚、幼虫と成虫の脚の数の違いについて」の質問があがりました。

 知っているようで知らない「花と虫」の授業を、お世話になりありがとうございました。

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