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麦秋の候 授業参観&心肺蘇生法講習会 の巻
授業参観&心肺蘇生法講習会
(by日本赤十字社) の巻
5校時 授業参観 の巻
6月21日火曜日の5校時は、授業参観日でした。6年生はタブレットを使って家庭科の授業です。「夏を涼しく爽やかにする工夫」についてディスカッション中。
5年生は算数で余りの数について考えを交流しています。3年4年生は体育館で体育授業を。内容はソフトバレーでした。2年も算数の足し算に取り組んでいます。
1年生は図工で、折り紙を折り、はさみで切り込みを入れて、飾りを創る授業でした。切り込みを入れ、色紙を広げたときにどの様な模様が浮かび上がるかが楽しみでした。
屋外ではあいにくの雨模様ですが、室内では普段の授業風景が広がっていました。
心肺蘇生法(親子)の巻
6校時は赤十字社の関係の方をお招きし、心肺蘇生法の手技について講習を親子で受講しました。コロナ禍のなか、感染予防対策をしながら、お互いにその感染性を意識しながら、「出来る形で」少しでも安心安全に実施できるようお互いに気遣いながら、久々の心肺蘇生法を学びました。
PTA会長の挨拶の後、講師の先生に話を聞きながら心肺蘇生法の手技を確認していきました。
傷病者を発見、意識の有無の確認、出血や外傷の確認、救助場所の安全性二次災害に巻き込まれないか?などにも注意します。
意識の確認、観て(胸部の上下動)聞いて(呼吸音)感じて(吸気や吐気)など、このとき額に掌を当てると体温なども感じられます。
意識が無いので、救助協力者を求め、AEDの手配と119番通報を依頼します。このときは、「貴方!」「○○さん!」と指名し、手配と通報の協力責任を明確にすることがポイントになります。
呼吸をしていないこと、意識がないことが明らかになれば胸骨圧迫を開始します。
1分間に100回のリズムで、「強く・速く・絶え間なく」続けます。乳頭の中間辺りを3センチから5センチの深さを参考に圧迫します。
腕を伸ばし、肩が心臓の真上に来るように姿勢を整え、肩(骨)で圧迫する様に…。
30回圧迫したら、人工呼吸(呼気吹き込み法)を2回実施しますが、今日はコロナ禍にあり、見本を見せていただきイメージだけに留めました。
吹き込む時は、口を全て覆い、鼻を摘まむ。口を解放し同時に鼻を摘まんでいた指も離す。此を2回繰り返し、胸骨圧迫を30回繰り返し呼気吹き込み法を2回…。胸骨圧迫は疲れるのでスムースに交代しながら根気よく続けます。
AED(自動体外式除細動器)の使い方も教わりました。
成人用のパドルと乳児用のパドルがあったり、減衰装置により乳幼児用に切り替えられるタイプがあるそうです。
心臓を挟み込むように左肩と右脇腹にパドルを密着させ、ペースメーカーを避けたり、シップ薬の糊が抵抗にならないように貼ることを教えてもらいました。
児童も興味深く取り組んで、何度も何度も人形に触れることで手技が上達しています。3名一組での実技となったので回数も結構経験をしています。
水難事故以外にも、我々が「人の命を繋がなければならない」場面が、あるかも知れません。いざという時体はなかなか上手く動いてくれません。自信を持って出来るよう繰り返し練習やイメージをして緊急時に備えておきましょう。備えあれば憂い無しです。
有意義な研修時間となりました。皆さん御苦労様でした。また、体調管理についても十分ご注意を願います。