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認知症って何? の巻

2021年12月17日更新 印刷ページ表示

認知症って何だろう の巻

 12月13日木曜日、「認知症」ってなんだろうと題した福祉理解に係る出前授業をお世話になりました。 

 南部包括支援センターのケアマネージャー西村さんと亀岡市健康増進課の保健師河原林さん、介護福祉士の樋口さんにお世話になりました。
 児童らは真剣に話をききながら、身近な家族や地域の様子を思い浮かべながら学習に参加していました。
 自分達にできることは何か?自身の予防に関わる健康寿命の向上や症状が認められる方との触れ合いやケアの仕方を学びました。自分達の元気な姿やコミュニケーションが症状を遅延したり、予防に繋がることを学び、これからの生活や視点をかえ、別角度の違った視点や相手やその症状を理解して接することの大切さを学びました。

児童とスタッフらの画像 講師の発問の画像
講師の講演の画像 パワーポイント資料の画像
受講児童らの画像 画像提示教材の画像

「もしも、親や身近な人、あるいは自分自身が認知症になってしまったらどうしよう…」 

 そんな不安を抱いたことはありませんか。そもそも、認知症とは?症状が出たらどうすればいい?家族や周囲は、本人とどう接したらいいの? 困ったときに気軽に聞ける相談先は?


 認知症は、脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態をいいます。 アルツハイマー型認知症は、認知症の中で最も多く、脳神経が変性して脳の一部が萎縮していく過程でおきる認知症です。 次いで多い血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害によっておきる認知症です。
 記憶や判断力の障害により、生活に支障をきたす状態。

あしたの暮らしをわかりやすく 政府広報オンライン  以下よりの引用です!

https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201308/1.html#section1 <外部リンク>

令和3年(2021年)9月27日によると


 「認知症」とは老いにともなう病気の一つです。さまざまな原因で脳の細胞が死ぬ、または働きが悪くなることによって、記憶・判断力の障害などが起こり、意識障害はないものの社会生活や対人関係に支障が出ている状態(およそ6か月以上継続)をいいます。

 我が国では高齢化の進展とともに、認知症の人数も増加しています。65歳以上の高齢者では平成24年度の時点で、7人に1人程度とされています。なお、認知症の前段階と考えられているMCI(※1)の人も加えると4人に1人の割合となりますが、MCIの方がすべて認知症になるわけではありません(下図参照)。また、年齢を重ねるほど発症する可能性が高まり、今後も認知症の人は増え続けると予想されています。
 年をとればだれでも、思い出したいことがすぐに思い出せなかったり、新しいことを覚えるのが困難になったりしますが、「認知症」は、このような「加齢によるもの忘れ」とは違います。例えば、体験したこと自体を忘れてしまったり、もの忘れの自覚がなかったりする場合は、認知症の可能性があります。

●アルツハイマー型認知症

 最も多いパターン。記憶障害(もの忘れ)から始まる場合が多く、他の主な症状としては、段取りが立てられない、気候に合った服が選べない、薬の管理ができないなど。

● 脳血管性認知症 

 脳梗塞や脳出血、脳動脈硬化などによって、一部の神経細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、神経細胞が死んだり神経のネットワークが壊れたりする。記憶障害や言語障害などが現れやすく、アルツハイマー型と比べて早いうちから歩行障害も出やすい。

● レビー小体型認知症

幻視や筋肉のこわばり(パーキンソン症状)などを伴う。

● 前頭側頭型認知症

 会話中に突然立ち去る、万引きをする、同じ行為を繰り返すなど性格変化と社交性の欠如が現れやすい。
 なお、遺伝によるケースは稀であり、さらに働き盛りの世代でも発症するおそれもあることから、認知症は誰にでも起こりうる病気と言えます。

 

2.どんな症状が出るの?

 周囲の現実を正しく認識できなくなります。
認知症には、「中核症状」と「行動・心理症状」の二つの症状があります。
 中核症状とは、脳の神経細胞が死んでいくことによって直接発生する次のような症状で、周囲で起こっている現実を正しく認識できなくなります。

◆中核症状

街の中で自分がどこにいるか分からず、動揺している高齢者

(1)記憶障害

新しいことを記憶できず、ついさっき聞いたことさえ思い出せなくなります。さらに、病気が進行すれば、以前覚えていたはずの記憶も失われていきます。

(2)見当識(けんとうしき)障害※

まず時間や季節感の感覚が薄れ、その後に迷子になったり遠くに歩いて行こうとしたりするようになります。さらに病気が進行すると、自分の年齢や家族などの生死に関する記憶がなくなります。

※見当識(けんとうしき)・・・現在の年月や時刻、自分がどこにいるかなど基本的な状況を把握すること

(3)理解・判断力の障害

 思考スピードが低下して、二つ以上のことが重なると話している相手が誰かわからなくなるなど考え分けることができなくなるほか、些細な変化やいつもと違うできごとで混乱を来す、などの症状が起こりやすくなります。例えば、倹約を心がけながら、必要のない高額商品を購入したり、自動販売機や駅の自動改札・銀行ATMなどの前でまごついたりしてしまうようになります。

(4)実行機能障害

 買い物で同じものを購入してしまう、料理を並行して進められないなど、自分で計画を立てられない・予想外の変化にも柔軟に対応できないなど、物事をスムーズに進められなくなります。

(5)感情表現の変化

その場の状況がうまく認識できなくなるため、周りの人が予測しない、思いがけない感情の反応を示すようになります。

◆行動・心理症状

本人がもともと持っている性格や環境、人間関係など様々な要因がからみ合って起こる、うつ状態や妄想といった心理面・行動面の症状です。

[症状例]
(能力の低下を自覚して)元気がなくなり引っ込み思案に
(今まで出来たことが上手く出来なくなって)自信を失い、すべてが面倒に
(自分のしまい忘れから)他人へのもの盗られ妄想
(嫁が家の財産を狙っているといった)オーバーな訴え・行動がちぐはぐになって徘徊

3.予防方法は?発症したら治らない?

日ごろの生活管理と早期診断・治療が大切

 認知症の大部分を占めるアルツハイマー型や脳血管性認知症は、生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症など)との関連があるとされています。例えば、野菜・果物・魚介類の豊富な食事を心掛けたり、定期的な運動習慣を身に付けたりと、普段からの生活管理が認知症の予防につながることが分かってきました。
 息子に付き添われ、医師を受診する高齢の男性
また、症状が軽い段階のうちに認知症であることに気づき、適切な治療が受けられれば、薬で認知症の進行を遅らせたり、場合によっては症状を改善したりすることもできます。早期診断と早期治療によって、高い治療効果が期待できるのです。

 認知症の早期診断・早期治療につなげるために、自分自身や家族・同僚、友人など周りの人について「もしかして認知症では」と思われる症状に気づいたら、一人で悩まず専門家などに相談しましょう。

主な相談先は次のとおりです。

◆主な相談先

● かかりつけの医師
● 医療機関の「もの忘れ外来」
下記のウェブサイトから検索できます。
 公益社団法人 認知症の人と家族の会「全国もの忘れ外来一覧」
● 地域包括支援センター
下記のウェブサイトから検索できます。
 e-65.net(イー・ローゴネット)「認知症・地域支援マップ」

4.家族や周囲はどうすればいいの?

認知症を正しく理解し、さりげなく自然なサポートを

 認知症になる可能性は誰にでもあります。私たちと同様、認知症を患った方々の心情も様々です。また、「認知症の本人は自覚がない」という考えも大きな間違いであり、最初に症状に気づき、誰より一番不安になって苦しむのは本人なのです。

 認知症の人は理解力が落ちているものの、感情面はとても繊細です。あたたかく見守り適切な援助を受ければ、自分でやれることも増えていくでしょう。認知症という病気を理解して、さりげなく自然で優しいサポートを心がけましょう。

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