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国の天然記念物「アユモドキ」は、亀岡市と岡山県にしか生息していない大変希少な魚です。
令和6年6月8日には、普段なかなか目にすることができないアユモドキに親しんでもらおうと、「アユモドキを守ろう!田植え体験」が開催されました。
このイベントは、アユモドキの生息に欠かせない田んぼを通じて生態への理解を深めてもらおうと、NPO法人亀岡人と自然のネットワークときょうとNPOセンターが共催で開いたものです。
会場となった保津町の田んぼには約20組の親子連れが集い、NPOのメンバーからアユモドキの生態について説明を受けました。
その後、田植えが始まると子どもたちは「ぬるぬるして歩きにくい」「カエルがいたよ!」と楽しそうに声をあげながら苗を植えていきました。
田植え後には、亀岡高校の生徒からアユモドキにまつわる紙芝居の発表があったほか、本物のアユモドキを観察することもできました。
そしてイベントの最後には、亀岡市内の魚などがプリントされた「田の字変化」という折り紙も配られ、折り方によってさまざまな生き物が現れる仕掛けに目を輝かせていました。
今回のイベント用にデザインされたアユモドキのデジタルフォトフレームも用意され、参加者は笑顔で記念撮影をしていました。
一昔前までは、田んぼの周辺でよく見ることができたアユモドキ。
再び身近な存在となるようにみんなの力で守り育てていきましょう。
※このイベントは、損害保険ジャパン(株)のSAVE JAPANプロジェクトの助成を受けて実施されています。