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撮影者:平井智法氏
アユモドキは、名前のとおり泳いでる姿がアユに似ているところからこの名前が付けられた、コイ目アユモドキ科の淡水魚です。
口ひげが3対あり、2対は上あご先端に、1対は口の後端にあります。
その他の特徴としては、頭と胴部が側偏し、尾びれの後縁に深い切込みがあり、背から体側部は黄褐色で腹部が乳白色。幼期には体側に明瞭な暗褐色の太い横帯(シマ模様)がみられます。
体長は、大きくなると15cm程度になります。
野生に生息しているアユモドキの寿命は、概ね3年~4年と考えられています。
※許可なく捕獲・殺傷すると
亀岡市では、保津川(桂川)とその支流河川に生息しています。
亀岡市の田んぼ(水田)では生息していませんが、農繁期に稚魚の一部が農業用水路に遡上することがあります。
撮影者:平田智法氏
昔、アユモドキは琵琶湖淀川水系の河川のあちこちで見ることができましたが、現在は、岡山県と亀岡市でしか見られなくなってしまいました。
などが原因とされています。
専門家により、平成15年度からはじめられたアユモドキの調査の結果、アユモドキは川の増水などにより生じる一時的水域でしか産卵をしないことがわかってきました。河川の整備が進み、そうした場所がだんだん少なくなってきました。
大雨の影響で増水した様子(平成26年8月)
アユモドキを食害するオオクチバスを駆除
やな漁による外来魚駆除活動