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保全活動

15 陸の豊かさも守ろう14 海の豊かさを守ろう
ページID:0050106 2023年7月19日更新 印刷ページ表示

アユモドキの保護・保全に取り組んでいます

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救出活動

農業用堰(ラバーダム)の起伏や農業用水の配水停止により、河川や周辺水路の一部で水が涸れるため、そうした場所に取り残されたアユモドキをはじめとする在来魚類などの救出活動を行っています。

ラバーダム立ち上げ時の救出活動(6月)

  • アユモドキは例年、この時期に産卵期を迎え、ラバーダムの立ち上げなどによる川の増水をきっかけに草地に産卵します。
    渇水した下流に取り残された個体をダム上流に放流し、繁殖につなげる「救出活動」を毎年実施しています。

立ち上げ
地元の保津町自治会・環境省・京都府・京都大学・NPO・亀岡市などが参加

アユモドキを探す参加者
岩場のかげなどに潜んでいます

アユモドキを探す参加者2人
丁寧に探していきます

アユモドキ全身
救出されたアユモドキ

中干時の救出活動(7月)

  • 農業用水路の水を止めて田んぼを乾かす中干期には、水が涸れた水路に取り残されたアユモドキや在来魚類などの救出活動を行っています。

中干し

落水時の救出活動(9月)

  • 田んぼに水が必要なくなると農業用水路に水を流さなく(落水)なります。水が涸れた水路に取り残されたアユモドキや在来魚類などの救出活動を行っています。

水路を探す参加者たち

NPOや環境省、京都府、亀岡市による魚の救出活動

あみをのぞきこむ学生

水位の下がった池をくまなく探します

参加者たちは広く張り巡らされた水路に散らばり、網を使って魚を救出。種類や個体数を記録した後、本流に戻しました。

水路の水を網ですくう

アユモドキも、亀岡市が整備した繁殖地などで救出することができ、希少な在来種の保護につながる活動となりました。

外来魚駆除活動

『STOPブラックバス守ろうアユモドキ!』をキャッチフレーズに、アユモドキの生息河川やその上流にあるため池などで、外来魚などの駆除活動を行っています。

外来魚
​駆除された外来魚

外来魚駆除釣り
​外来魚駆除釣り大会

外来生物法

オオクチバスなどの特定外来生物を池などに放つことは、固く禁じられています。特定外来生物は、たとえば野外に放たれて定着してしまった場合、人間の生命・身体、農林水産業、生態系に対してとても大きな影響を与えることが考えられます。場合によっては取り返しのつかないような事態を引き起こすこともあると考えられますので、違反内容によっては非常に重い罰則が課せられます。

  • 「個人の場合懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金/法人の場合1億円以下の罰金」または
  • 「個人の場合懲役1年以下もしくは100万円以下の罰金/法人の場合5千万円以下の罰金」に該当するものがあります。

※平成20年には、オオクチバスなどの外来魚にアユモドキの稚魚が食べられ、当歳魚が確認されなかったことがあります。

その他の保全活動

環境の保全

  • 各種調査
  • 河川工事などに関する協議
  • 生息域における清掃活動、草刈
  • 密漁防止パトロール

密漁を防ぐためのパトロールの様子
密漁防止パトロールの様子

パトロールする参加者
関係機関と連携し、アユモドキを守ります

普及・啓発

  • イベントでのパネル・生体展示
  • リーフレットの配布
  • 啓発看板の設置
  • 禁漁区の設定
  • 亀岡市役所、亀岡市文化資料館、保津川遊船乗船場、保津小学校、城西小学校での飼育展示

NPO法人 亀岡 人と自然のネットワーク

アユモドキの保全活動、調査研究、啓発活動を実施されています。

ホームページはこちら▽

https://ayumodoki.net<外部リンク>

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