ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

実証実験の目的と経過

ページID:0032954 2022年5月2日更新 印刷ページ表示

実証実験の目的

アユモドキ個体群の生息環境は極めて脆弱な状況にあり、個体群の存続を可能にするためには、現状の生息環境の改善が課題になっています。
亀岡市都市計画公園(「京都・亀岡保津川公園」)に共生ゾーンを計画するにあたり、個体群の地域特性を把握した上で、生息環境の改善に有効な方策を検討するために実証実験を行っています。

  1. 自然繁殖実験場の造成
  2. 放流魚による繁殖実験場の造成

※専門家の助言と許可手続き

  • 実験は、亀岡市都市計画公園および京都府立京都スタジアムに係る環境保全専門家会議などの専門家の助言を得るとともに、地権者、地元関係者および地元関係機関の協力を得て行っています。また、文化財保護法などに定められた関係法令の手続きを踏んで行っています。

年度ごとの経過をまとめました

令和3年度

  • 6月の農業用堰(ラバーダム)の立ち上げ直後、自然繁殖実験場でアユモドキの産卵行動が観察されました。
  • 6月下旬の仔魚調査では、一部の自然繁殖実験場で「仔魚」が確認されました。
  • 7月下旬、8月上旬の稚魚調査では、一部の自然繁殖実験場で「稚魚」が確認されました。
  • 9月中旬の落水時には、合計で157尾が確認されました。

※こうした実験の継続により、公園内に整備した実験場が文字通りアユモドキの新しい自然繁殖場となっています。今後も実験、調査、観測を継続し、アユモドキの保全に役立てることとしています。

令和2年度

  • 6月の農業用堰(ラバーダム)の立ち上げ直後、自然繁殖実験場でアユモドキの産卵行動が観察されました。
  • 6月下旬の仔魚調査では、一部の自然繁殖実験場で「仔魚」が確認されました。
  • 7月上旬の稚魚調査では、一部の自然繁殖実験場で「稚魚」が確認されました。
  • 9月中旬の落水時には、合計で95尾が確認されました。

令和元年度

  • 6月の農業用堰(ラバーダム)の立ち上げ直後、自然繁殖実験場でアユモドキの産卵行動が観察されました。
  • 6月下旬の仔魚調査では、一部の自然繁殖実験場で「仔魚」が確認されました。
  • 7月上旬の稚魚調査では、一部の自然繁殖実験場で「稚魚」が確認されました。
  • 9月中旬の落水時には、合計で39尾が確認されました。

平成30年度

  • 6月の農業用堰(ラバーダム)の立ち上げ直後、自然繁殖実験場でアユモドキの産卵行動が観察されました。
  • 6月下旬の仔魚調査では、一部の自然繁殖実験場で「仔魚」が確認されました。
  • 6月下旬の移動調査では、自然繁殖実験場で多くのアユモドキ仔魚の出入が観察されました。
  • 7月下旬の稚魚調査では、一部の自然繁殖実験場で「稚魚」が確認されました。

平成29年度

  • 6月下旬の仔魚調査では、農業用堰(ラバーダム)の立ち上げ直後の繁殖行動で孵化したと思われる「仔魚」が全ての自然繁殖実験場で確認されました。
  • 7月上旬の稚魚調査では、全ての自然繁殖実験場「稚魚」が確認されました。
  • 7月中旬の減水時の移動調査では、自然繁殖実験場で多くのアユモドキ稚魚の出入が観察されました。
  • 9月中旬の落水時には、合計で32尾が確認されました。

平成28年度

  • 放流魚による繁殖実験場を自然繁殖実験場に変更するとともに、水位条件の異なる自然繁殖実験場を新設しました。
  • 6月の農業用堰(ラバーダム)の立ち上げ後、一部の自然繁殖実験場でアユモドキの進入が観察されました。
  • 6月下旬の生息調査では、新たに設置した自然繁殖実験場以外の全ての自然繁殖実験場「仔魚」が確認され、平成26年度、平成27年度に比べて個体数は大きく増加しました。
  • 7月中旬の生息調査では、新たに設置した自然繁殖実験場以外の全ての自然繁殖実験場「稚魚」が確認されました。
  • 9月中旬の落水時には合計で21尾が確認されました。

平成27年度

  • 6月の農業用堰(ラバーダム)の立ち上げ後、遡上が遅れた親魚をラバーダム下流で捕獲し、放流魚による繁殖実験場に放流をしたところ、放流直後には産卵は確認されませんでしたが、大雨の影響があった6月17日以降に産卵があったと推察される「稚魚」が確認されました。また、自然繁殖実験場でも、アユモドキの進入が観察されました。
  • 6月下旬の生息調査では、自然繁殖実験場および放流魚による繁殖実験場「仔魚」の生息が確認されました。
  • 7月上旬の生息調査では、自然繁殖実験場の一部「稚魚」の生息が確認されました。
  • 最終的に放流魚による繁殖実験場約200尾「稚魚」を採集しました。

平成26年度

  • 6月の農業用堰(ラバーダム)の立ち上げ後、遡上が遅れた親魚をラバーダム下流で捕獲し、放流魚による繁殖実験場に放流をしたところ、翌日の明け方に産卵行動が観察されました。自然繁殖実験場でも、アユモドキの進入が観察されました。
  • 6月下旬の生息調査では、自然繁殖実験場および放流魚による繁殖実験場「仔魚」の生息が確認されました。
  • 7月上旬の生息調査では、全ての実験場「稚魚」の生息が確認されました。
  • 7月中旬に行われる水田の中干を前にした救出を兼ねた稚魚調査では、放流魚による繁殖実験場約120尾自然繁殖実験場約30尾「稚魚」を採集しました。

皆さまのご意見をお聞かせください

お求めの情報が充分掲載されていましたでしょうか?
ページの構成や内容、表現はわかりやすかったでしょうか?
この情報をすぐに見つけられましたか?

亀岡市AIチャットボット