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水道水Q&A

6 安全な水とトイレを世界中に
ページID:0004006 2021年10月18日更新 印刷ページ表示

水道水の水質について、水道課に寄せられるよくある質問をまとめました。

Q:赤水が出るのですが?(赤水・濁り)

(1)朝だけ赤水が出る、特定の蛇口から赤水が出る場合

A:主に屋内の給水管(立ち上げ管)が古くなって錆が発生し、朝など水を使いはじめた時に水の流れが変化して錆が出てきたと考えられます。

対策:溜まっていた水を雑用水として使っていただくか、古くなった給水管などを取り替えることをご検討ください。

(2)広範囲の給水栓から赤水が出る場合

A:配水管の工事・断水などで水の流れが変わると赤水が出ることがあります。原因を調査しますので、亀岡市上下水道部水道課までご連絡ください。また、水道水を飲用には使用しないでください。

Q:蛇口から真っ白な水(白濁水)が出るのですが?

(1)すぐ消える場合

A:水を勢いよく出すと蛇口内部の圧力が下がり、水の中に含まれている空気が水中に気泡となって出ることから白く見えたものです。数秒後には、下のほうから徐々に透明になっていきます。白濁の原因は空気によるもので、水道水の異常ではありません。

(2)静置しておいても白い色が消えない場合

A:湯沸器や水道管に使われている亜鉛メッキ鋼管や黄銅部、防錆塗料から亜鉛が溶け出て白く濁った可能性があります。

対策:最初の水は雑用水として使用してください。症状がひどい場合は、給水器具などの取り替えをご検討ください。

Q:水道水が泡立つのですが?

A:容器に水道水を勢いよく出すと泡立ち、しばらくすると泡が消える場合は、水に空気が巻込まれたことが原因と考えられます。水道水の異常ではありません。また、泡が消えにくい場合は、洗剤が容器に付いていることもありますので、容器をよくすすいでからお使いください。

Q:青い水が出るのですが?

A:光には、水に対して赤い光は透過し、青い光は乱反射しやすい性質があります。このため水が青く見えます。海が青く見えるのと同じ原理です。特にアイボリー系やホワイト系の容器でこの現象が顕著です。この現象は水道水の異常ではありません。

Q:台所の水切りカゴや風呂場のタイル・ふきんなどが、黒色・紫色・桃色に変色するのですが?

A:台所用品は湿気を帯びたり、石鹸かす、湯あか、汚物などで汚れやすいため、空気中の雑菌(細菌やカビ)がついて繁殖したものと考えられます。雑菌のなかには、繁殖に伴って特定の色素を作るものがあるため、様々な色に着色することがあります。水道水は塩素消毒をしていますので、水道水の中には細菌やカビは存在していません。

対策:水でよく洗ってください。取れないときは熱湯または市販の洗剤や漂白剤で洗い落とし、洗ったあとはよく乾燥させてください。

Q:浴槽や洗い桶などに青い色が付くのですが?

A:青い色が付くのは銅が原因しているものですが、水道水の中には銅は含まれていません。しかし、湯沸かし器などの給湯設備には、銅製の管や部品が使われていますので、これらを通過した水には銅が溶出してくることがあり、石けんや体の皮脂などが銅イオンと反応し、青い色の「銅石けん」が生成されます。これが、洗面台や浴槽の内面、浴室のタイルなどに付着すると、乾燥したときに青い色がつきます。

対策:人体に害はありませんが、長期間放置すると取りづらくなりますので、こまめに洗い、油分を残さないようにすることで、「銅石けん」の発生を防ぐことができます。また着色したタイルなどは、市販のアルカリ性洗剤を少量つけてから、スポンジなどでよくこすり、食酢で中和して洗い流してください。

Q:容器に水をいれて置くと、水面のへりが茶色くなるのですが?

A:容器に水を入れておくと、水分が蒸発し容器のへりに水道水に含まれるミネラル分が白く残ることがあります。また、水道管には鉄が使われているため、水道水には微量の鉄分が含まれることがあります。ミネラル分に、この鉄分の付着が多くなると薄茶色となることがありますが、ミネラル分と鉄分なので人体への影響はありません。

Q:氷を作ると中央が白く不透明になり、氷を溶かすと白いものが残るのですが?

A:冷蔵庫などで氷を作ると、水は外側から凍っていきます。そして、水に溶けていた空気やミネラル分が製氷器の中心部近くの水の中に残り、濃度を濃くしながら凍っていきます。このため、氷の中心部は白く不透明になることがあります。また、氷が溶けてもミネラル分は白い固形物となり、水に溶けずに残ることがあります。これは水道水の異常ではありません。白い物質は、ミネラル分(カルシウム、マグネシウムなど)ですので、人体への影響はありません。

Q:アルミニウム製の鍋などに白い斑点ができるのですが?

A:アルミニウム製品の表面の被膜がタワシなどで傷ついて、アルミニウムの素地が露出したためアルミニウムが空気や水道水中の酸素と反応して、白い斑点が生じたものです。水道水の異常ではありません。アルミニウム製品は、柔らかいスポンジなどで洗ってください。

Q:やかんや鍋に白いものが残るのですが?

A:容器を洗った後、完全にふき取らなかった場合や、お湯を沸かすときに水をつぎ足したり、魔法瓶のお湯を沸かし直した場合に起こります。これは、水道水中に含まれているミネラル分が残ることが原因であり、人体への影響はありません。

対策:気になる方は水を沸かすときには、容器に水をつぎ足さないようにすると症状が改善されます。

Q:蛇口のまわりや加湿器の吹き出し口などに白いものができるのですが?

A:これらの部分は、水に濡れたり乾いたりを繰り返しています。水分は蒸発しますが、水道水中に含まれるミネラル分は蒸発しません。このミネラル分が蛇口などに付着して白いものができますが、水道水の異常ではありません。

Q:魔法瓶のお湯にキラキラ光るものがあるのですが?

A:ガラス製の魔法瓶やコーヒーサーバーやサイフォンなどの耐熱ガラス製品で長期間お湯を沸かしたり、水をつぎ足して繰り返し使用していると、キラキラ光る小片状の物質ができることがあります。この現象は、『フレークス現象』と呼ばれます。水中のミネラル分であるマグネシウムとガラスのケイ酸分とが高温(85℃以上の湯)中で反応し、結晶化したものがガラス面に付着します。この付着した物質が、水中に浮遊した状態を『フレークス現象』といいます。

対策:このような場合は、フレークス現象が生じた容器に、10倍に薄めた食酢を入れてブラシなどで洗浄してください。また、フレークス現象を生じさせないようにするには、お湯の注ぎ足し使用はやめ、使用の都度、こまめに洗浄した方がよいでしょう。なお、この物質は体内に吸収されず体外へ排泄されるので、人体への影響はありません。

Q:風呂釜から湯あかが出るのですが?

A:風呂釜の配管内で雑菌が繁殖して、他の不溶成分と一緒になって湯あかとなったものができたためです。浴槽だけでなく、風呂釜の配管も定期的に清掃してください。

Q:かなけ・金属臭を感じるのですが?

A:屋内の給水管に亜鉛引き鋼管を使用している住宅で、鋼管が古くなって管内に鉄さびが生じていることが原因となり、特に朝一番の水道水で、かなけなどの金属臭を感じることがあります。

対策:溜まっていた水を雑用水として使っていただくか、古くなった給水管などを取り替えることをご検討ください。

Q:イオウ臭(硫化水素臭)・腐敗臭を感じるのですが?

A:休止していた給水管の開栓時や水が長く停滞していた場合で、残留塩素がなくなるとイオウ臭を感じることがあります。この原因は、酸素のない状態のため硫酸塩還元細菌が繁殖し、その結果発生した硫化水素によるものと考えられます。臭いが取れない場合は亀岡市上下水道部水道課までご連絡ください。原因を調査しますので、水道水を飲用には使用しないでください。

Q:塩素臭・カルキ臭を感じるのですが?

A:塩素臭・カルキ臭の主な原因は、水道水に含まれている塩素によるものです。水道水は塩素によって消毒することが法律で定められています。ご家庭の全ての蛇口で残留塩素濃度が0.1mg/リットル以上となるように、塩素消毒をしなければならないことになっています。地域また気候によっては塩素臭を感じることがありますが、水道水の異常ではありません。

臭いを取る一つの方法:気になる場合は、沸騰してから蓋をとって3~5分程度煮沸すると臭いが取れます。ただし、一度煮沸した水は消毒効果が無くなりますので、冷蔵庫などに入れて早めにお使いください。

Q:塩素による消毒方法は安全なのでしょうか?

A:塩素は水道水を消毒するために入れるものです。病原菌などに対しては消毒効果がありますが、人に対しての影響はありません。また、WHO(世界保健機関)の飲料水水質ガイドラインによると、塩素のガイドライン値は5mg/リットルとされています。このガイドライン値は、生涯にわたり水を飲んでも人の健康に影響が生じない濃度を表しています。

Q:浄水器の訪問販売が来ました。水道水に薬品を入れ黄色く変わるのを見て不安になりました。水道水は大丈夫なのでしょうか?

A:水道水に含まれる塩素と反応する試薬を入れることによって、黄色やピンク色になることを示し、水道水に有害な物質が含まれているような不安感を与えて浄水器を販売する事例が見られます。この試薬は水道水の残留塩素濃度を測定する試薬で水道課でも使用しており、色が付くのは正常に塩素消毒がされている反応であるため、水道水が危険であることを示すものではありませんのでご注意ください。

Q:浄水器は必要なのでしょうか?

A:水道水は、水道法に基づく水質基準に適合しておりますので、安心してそのままお飲みいただけます。しかし、消毒のために注入している塩素の臭いが気になる方もいらっしゃると思います。使用される場合は、浄水器の特性をよく知ることが必要です。なお、器具内に滞留した水は残留塩素が無くなるため雑菌が繁殖し易くなることがあります。使用する場合は十分にご注意願います。

Q:蛇口から半透明や白っぽい膜状のカケラのようなものが出るのですが?

A:水道管内のモルタルライニングの表面に塗布された材料(シールコート)の一部ではないかと思われますが、調査してみないと判りません。早速調査に伺います。(どの様なものか、何時頃からか、連続して出るのかまたは断続的かなどを尋ねると同時に、異物の保管を依頼し現地調査を行います。現地においては、調査時点でも異物が出るかどうか蛇口より採取し確認します。)

対策:異物がシールコートと判明した場合は、早急に配水管内の異物を取り除くよう、排水作業を実施します。シールコートとは塩化ビニル系またはアクリル系の水に溶けない材質で、水道管の内面を保護している塗膜です。まれに蛇口から検出されることがあります。難溶解性の物質であるため、飲み込んでも体内に吸収されず体外へ排泄されるので、人体への影響はありません。

参考

シールコートは、ダクタイル鋳鉄管の錆止め用として施されているモルタルライニングの表面を保護する目的のもので、特に平成元年度まで使われていた表面に膜を形成する旧タイプのシールコートが、剥離を起こしやすく管底に溜まることがあります。安仝性については、大学や研究所へ委託した毒性試験などにより、問題ないことが確認されています。

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