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新修亀岡市史編さん事業の概要

ページID:0004250 2021年7月12日更新 印刷ページ表示

一、組織

編さん委員会

平成3年(1991)5月1日、亀岡市史編さん委員会設置規則を制定。市史編さんの基本方針を審議決定する最高決定機関として谷口義久亀岡市長を会長とし学識経験者、市議会、住民代表など9名で構成する亀岡市史編さん委員会を発足しました。5月2日には第1回編さん委員会を開催し、編さん方針を決定。平成16年3月まで9回の委員会を開催し、市史編さんの基本的な方向を定めてきました。

専門委員会

編さん委員会の発足を受けて平成3年6月には各分野の専門家17人で構成する亀岡市史専門委員会を発足しました。第1回の委員会で委員長に上田正昭京都大学名誉教授、副委員長に永光尚亀岡市文化財保護委員会会長を選出。本格的に新修亀岡市史編さん事業がスタートしました。
専門委員会は、各巻の内容の調整や調査研究、執筆など、編さん事業の中枢機関として平成15年8月まで12回の委員会を開催。分野ごとに多くの会議や合宿協議を行うなど、精力的な活動を展開してきました。
平成15年12月には、編さん事業で収集した史料などを市民の財産として保存活用するため、提言書を栗山正隆市長に提出するなど、事業終了後をみすえた活動も行ってきました。

調査執筆委員

専門委員会を、考古・古代・中世・近世・近代・現代・地理・民俗・美術・建築の10部会(平成12年7月に、近代と現代を合同し、近現代部会に改編)に分け、各部会の専門委員がそれぞれ調査執筆委員を推薦。上田専門委員長が委嘱しました。
調査執筆委員は平成3年8月の第2回専門委員会時点で30人を推薦、専門委員と併せて47人の充実した執筆体制となりました。その後、さらに有為の人材を結集し、最終巻となる本文編第3巻刊行時の平成16年7月には専門委員・調査執筆委員あわせて83人の陣容となっています。

事務局

平成3年度に企画管理部文化振興課に市史編さん室を設置。当初は室長1人、係員1人、嘱託職員3人の体制でした。平成5年以降は、基本的に係長1人、係員2人、嘱託3人の体制を維持。平成16年度は、係長級1人、職員1人、嘱託2人の体制となっています。

二、刊行

当初は、本文編3冊、資料編3冊の全6巻として計画していました。その後、刊行計画を本文編3冊、資料編5冊の全8巻構成に変更。市制施行40周年となる平成7年(1995)1月に、第1回配本として本文編第1巻を刊行しました。
平成10年12月には資料編第五巻「亀岡の民俗誌」の刊行を記念し、市史編さん事業の中間報告会としてガレリアかめおかに於いて、「かめおかの中の日本を探る~地域からの視座~」と題したシンポジウムを開催しました。
平成16年7月に最終巻である本文編第3巻を刊行。8月には、14年間の編さん事業を総括し、上田正昭専門委員長による新修亀岡市史完結記念講演会「地域史の伝統と創生―亀岡の歴史と文化に学ぶ―」を開催。講演に先立って、最終巻の本文編第三巻が上田委員長から栗山市長に手渡されました。

三、調査

新修亀岡市史編さん事業による調査で、数多くの貴重な資料類を確認することができました。編さん事業中に調査した文書資料は、マイクロフィルムにして約123万コマにおよびます。文書調査以外にも、庭園や寺社建築・神像・仏像といった建築・美術の分野での調査や、中世の山城遺構の確認なども行っています。
民俗調査では、年中行事や方言の聞き取り調査を行ったほか、市民調査員の協力を得て市内の石造物調査も行いました。

四、市史の活用と史料保存

今回の新修亀岡市史は、全8巻の完結をもって編さんを終了しました。市内外の多くの皆さんの協力を得て新史料の発見や史実確認ができ、市史にまとめられたことは、今後の亀岡市の発展に大きく寄与するものと確信しています。
今後は、完成した市史を十分活用するとともに、収集した史料の保存活用、市史刊行後の新出史料の調査研究、行政資料をはじめとする現代史料の整理保存が大きな課題となってきます。
今年は市制50周年の記念すべき年です。50年後の市制100周年には次の市史編さんがおこなわれていることを思い、後世に史料を引き継ぐ努力を続けていきたいと思います。
(市史編さん事務局)
※『新修亀岡市史編さんだより』第12号より転載(一部、加筆)。

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