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歴史的史料の保存と活用について(提言)

ページID:0004240 2021年7月12日更新 印刷ページ表示

新修亀岡市史は、平成3年に事業を開始し、市当局はもとより研究者、史料所蔵者など多くの人々の情熱と郷土愛に支えられて事業を進めてきており、今年度をもって全8巻の刊行を完了する運びとなっている。この間、20世紀から21世紀へと時代は移り、文字どおり世紀の大事業となった。
先人の生き様を現代に伝え、さらに次代への糧として活かしていくことは、現在に生きる者の責務である。亀岡市がその有する歴史史料の価値を認識し、市民共有の財産として位置づけると共に、今後激化する都市間競争に打ち勝つため、まちづくりの資材として活用することを期待するものである。
他の市町村において、市町村史刊行後に収集史料が散逸し、貴重な史料が所在不明となっている事例が多く、歴史に携わるものとして慚愧に耐えない。今回の新修亀岡市史編さん事業がこれらの轍を踏むことのないよう切に念願するものである。
ここに新修亀岡市史編纂にあたり収集した膨大な史料を、過去、現在のみならず未来にわたって市民のものとするため、亀岡市史専門委員会の総意として次のとおり提言する。

  1. 先人の足跡を学ぶことにより市民の郷土愛が育まれることを願い、歴史豊かな亀岡の特性を今後の市政発展に活かすため、市史編さん事業において収集した貴重な史料を保存し活用する。
  2. 貴重な史料を有効に活用するため、市史収集史料を文化資料館に移管するとともに、専門性をもった担当者を配置するなどの体制を整備する
  3. 分量的な制約により新修亀岡市史に掲載できなかった史料を「(仮)亀岡市史研究」などの研究紀要や補遺等で補足する。
  4. 編さん事業期間中に調査できなかった史料の調査を継続して行う
  5. 歴史史料としての行政文書の保存を図るとともに公文書館機能の整備を進める。
  6. 市史収集史料を市民のものとして活用するため、市民ボランティアの育成を図る。

以上

平成15年12月22日

亀岡市長 栗山 正隆 様

亀岡市史専門委員会 委員長 上田 正昭

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