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令和5年度学力調査 令和5年度 全国学力・学習状況調査における亀岡市の小・中・義務教育学校の分析結果について
令和5年10月 亀岡市教育委員会
【1】 はじめに
亀岡市教育委員会では、昨年度に引き続き悉皆調査として本年4月に実施された「全国学力・学習状況調査」における調査結果の分析を行いました。その分析を通した特徴的な結果を、下記「学力・学習状況の概要」によりお知らせします。また、各学校ではこの調査の結果を、今後の学習指導などに生かしていきます。
なお、本調査の結果を御覧になるにあたり、以下の2点をお断りしておきます。
- 本調査は児童生徒が身に付けるべき学力の一部であり、学校の教育活動の一側面であること。
- 序列化や過度な競争に陥らないことに留意する必要があること。
【2】 調査の概要
*以下の1~4までは、「令和5年度全国学力・学習状況調査に関する実施要領」(文部科学省)を参照。
1 調査の目的
-
義務教育の機会均などとその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。
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学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善などに役立てる。
- そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。
2 調査の対象
(1)国・公・私立学校の以下の学年を原則として全児童生徒を対象とする。
ア 小学校調査
小学校第6学年、義務教育学校前期課程第6学年、特別支援学校小学部第6学年
イ 中学校調査
中学校第3学年、義務教育学校後期課程第3学年、中など教育学校前期課程第3学年、
特別支援学校中学部第3学年
(2)特別支援学校および小中学校の特別支援学級に在籍している児童生徒のうち、調査の対象となる教科について、以下に該当する児童生徒は、調査の対象としないことを原則とする。
ア 下学年の内容などに代替して指導を受けている児童生徒
イ 知的障がい者である児童生徒に対する教育を行う特別支援学校の教科の内容の指導を受けている児童生徒
3 調査事項および手法
(1)児童生徒に対する調査
ア 教科に関する調査
(ア) 小学校調査は、国語、算数とし、中学校調査は、国語、数学および英語とする。
(イ) 出題範囲は、調査する学年の前学年までに含まれる指導事項を原則とし、以下の通りとする。
<1>身に付けておかなければ後の学年などの学習内容に影響をおよぼす内容や、実生活において不可欠であり常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能など
<2>知識・技能を実生活の様々な場面に活用する力や、様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力など
(ウ) 調査問題では、上記<1>と<2>を一体的に問うこととする。出題形式については、記述式の問題を一定割合で導入するとともに、英語「話すこと」に関する問題の解答は、原則として口述式によるものとする。
イ 質問紙調査
学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面などに関する質問紙調査を実施。
ウ オンライン方式による調査実施
中学校英語「話すこと」および児童生徒質問紙調査(一部の学校)について、生徒が活用するICT端末を用いたオンライン方式により実施。
(2)学校質問紙調査
学校における指導方法に関する取組や学校における人的・物的な教育条件の整備の状況などに関する質問紙調査を実施。
4 調査日時
令和5年4月18日(火曜日)