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10月は「骨髄バンク推進月間」です!
10月は「骨髄バンク推進月間」です!
「骨髄バンク」とは
骨髄(こつずい)バンクは、白血病をはじめとする血液疾患のため「骨髄移植」などの造血幹細胞移植が必要な患者さんと、それを提供するドナーをつなぐ公的事業です。
ドナーが見つかる確率は他人の場合数百~数万分の1といわれています。
移植を希望するすべての患者さんがチャンスを得るためには、一人でも多くのドナー登録が必要です。
骨髄バンクを必要とする主な疾患
白血病 | 血液をつくる細胞の異常でがん化した血液細胞だけが増え、正常な血液がつくられなくなる病気。 |
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再生不良性貧血 | 血液をつくる細胞の機能が低下し、血液成分が極端に少なくなる病気。 |
このほか、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、先天性免疫不全症、代謝異常などがあります。
そのうち、通常の抗がん剤などの治療では治らない患者さんが、命をつなぐために骨髄バンクを必要としています。
ドナー登録の条件
ドナー登録できる人 |
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骨髄・末梢血幹細胞を提供できる年齢は20歳以上、55歳以下です。
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- 適合検索が開始されるのは20歳からです。
- コーディネートの対象とならなかった人は、満55歳の誕生日で登録取り消しになります。
- 登録した日(採血日)の年齢が54歳で、満55歳の誕生日までの期間が10日間以内である人は、適合検索の対象とならない場合があります。
HLA型の検査結果などがデータベースに登録されるまでに最長10日間を要するためです。
- ドナー登録後の健康状態によっては、コーディネートを進めることができないこともあります。
- 骨髄・末梢血幹細胞の提供にあたっては家族の同意が必要です。
- 腰の手術を受けたことがある人は骨髄提供はできません。
ドナー登録できないケース
※下記以外でも健康状態などにより登録いただけない場合があります
- 病気やけがなどの治療中、または処方薬使用中の人
- 高血圧に対する降圧剤服用、気管支喘息など慢性疾患治療のための服薬(塗り薬)含む、精神疾患による服薬、通院を含みます
- 治療が必要な状態が一過性で短期間で完治するものは除きます(風邪など)
- 以下の病歴がある人(治癒している場合を含みます)
悪性腫瘍(がん)、白血病、再生不良性貧血などの血液の病気、膠原病(慢性関節リウマチなど)、自己免疫疾患、先天性心疾患、心筋梗塞、狭心症などの循環器疾患、脳卒中、C型肝炎など一部のウイルス肝炎、エイズ、マラリアなどの感染症
- 血圧が高い人(最高血圧151mmHg以上/最低血圧101mmHg以上)または低い人(最高血圧90mmHg未満)
- 輸血を受けたことがある人
- 貧血の人
- 食事や薬などにより呼吸困難などの症状が出たことがある人や、高度の発疹の既往がある人
- 過度の肥満の人(体重kg÷身長m÷身長mが30以上の人)
- 妊娠中および出産後1年未満の人、授乳中の人
- 腰の手術を受けたことがある人は骨髄提供はできません。
上記以外でも健康状態などにより登録できない場合があります。
ドナー登録の方法
STEP1.登録のしおり「チャンス」を読む
まずは登録のしおり「チャンス」を読み、提供リスクなどを良くご理解ください。
「チャンス」は市役所健康増進課窓口などで配布しています。
またWEB版<外部リンク>でも読むことができます。
STEP2.ドナー登録窓口へ行く
献血ルームなどの登録窓口にお越しください。移動献血会場でも受付が可能な場合があります。
STEP3.採血で登録完了
登録窓口で2mlの採血を行い、HLA型を登録します。
登録は15分程度で終わり、費用は一切かかりません。
後日ドナー登録確認書が送付されます。
※通常2~3週間で届きますが、1か月以上かかる場合もあります。
※登録後に患者さんと適合すると、SMSで適合通知が届きます。
関連リンク
日本骨髄バンク<外部リンク>
厚生労働省「骨髄バンク推進月間」<外部リンク>