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災害に備えるために必要なこと
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災害に強い、防災のまち、亀岡を目指して
❝あなたが防災の主役です。❞
自然環境にやさしい災害に強いまちづくりを推進しています。
しかしながら、安全で災害に強いまちづくりは、行政の取り組みだけでできるものではなく、良好な地域コミュニティーと市民の皆さんとが連携し、それぞれに役割分担をしながら推進していくことが必要です。
このたび、災害時の安全対策と防災マップが一体となった防災ガイドブックを作成しました。
「災害は、忘れたころにやってくる」とよくいわれますが、被害を最小限に抑えるためにも、災害危険箇所、避難場所などを再確認いただき、日ごろから災害への備えに努めていただくとともに、地域のコミュニティーを深めていただきますようお願いします。
平成15年3月
どうする地震
地震から身を守る最大のポイントは、日ごろの備えと冷静な判断力です。
けがや火災などの2次災害を引き起こさないためにも、いざというときの行動を日ごろから確認しておきましょう。
どうする台風
台風や豪雨などによる風水害は、対策いかんで最小限に止めることができるもの。
気象情報には十分注意して、早めの備えを心掛けましょう。
日ごろの備え
自主防災で地域を守る
現代人の生活は、隣近所との関係が希薄であるといわれています。
災害が発生したとき、それを防いだり被害を最小限に食い止めるためには、自分の家だけ無事でも仕方がありません。
住んでいる地域全体が守られて、はじめて自分や家族が安全になれるのです。
安心できるまちをつくるために、日ごろからコミュニティーを大切にし、連帯感を深めていく努力が必要です。
大きな災害が発生したとき、地域は次のような状況に見舞われることがあります。
道路が不通になり、防災機関の活動が困難になります。
電話・水道・電気が止まり、防災機関への通報や消火活動に支障をきたします。
同時に多数の場所で被害が出て、防災機関の活動が分散します。
コミュニティーに参加しよう
自分の住む地域のコミュニティーに積極的に参加し、相互に協力できるコミュニティーをつくることが災害時の被害の軽減につながります。
阪神・淡路大震災においても、コミュニティーが被災者の救出や長引く避難生活に役立ちました。
また、自主防災組織は、地域にいるときのみ機能するものではなく、その活動を通して一人ひとりに防災意識を植え付けることで、いついかなる地震にも臨機応変に対応できる人材を育てることに本来の目的があるといえます。
町の防災計画をつくろう
効率よく防災活動を行って、自分の家族や近所の人たちの生命や財産を守れるように、あらかじめ防災計画をつくっておきましょう。作成に当たっては、自主防災組織の平常時と災害時の活動なども盛り込みます。内容は市の地域防災計画と密接な関係がありますので防災関係機関と連携して決めることが大切です。
また、一人暮らしのお年寄りや体の不自由な方をいざというときどのようにして守るか、家庭で用意できない比較的大きな防災資機材のうち何をそろえどこへ格納するかなど、より具体的な事柄も検討しておくことが望まれます。
平常時と災害時の活動
地域全体を守るため、住民一人ひとりが役割を分担し、平常時と災害時の活動内容を把握し協力しましょう。
情報班
情報を住民に伝える訓練を実施し回覧やチラシなどで防災の啓発活動を行います。
市や消防機関からの情報を伝え、地域の災害状況や避難状況を市へ報告します。
消火班
消火器具の点検や効果的な消火技術の習熟を行い、住民へ取扱方法を指導します。
周辺住民の協力を求めて初期消火を行い、火災の拡大を防ぎます。
救出救護班
物資の備蓄・管理を行うとともにマキ炊飯、ろ水器を使った飲料水をつくる訓練などを行います。
資機材を用いて救出作業を行うとともに、負傷者の応急手当てをし、医療施設や救護所に搬送します。
避難誘導班
複数の避難経路・避難場所を把握しておき、誘導訓練を行います。地域内の危険箇所を把握しておくことも必要です。
組織として安全な行動がとれるよう、避難場所まで住民を誘導します。
給食給水班
物資の備蓄・管理を行うとともにマキ炊飯、ろ水器を使った飲料水をつくる訓練などを行います。
炊き出し、飲料水を確保するほか食料品や救援物資の受け入れ、配給を行います。