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アップサイクル作品を集めたコンテストを開催したところ、23名/29作品のご応募をいただきました。
作品は、令和7年2月8日にCircular Kameoka Lab(サーキュラーかめおかラボ)で開催した「アップサイクルフェス」で展示し、来場者投票を実施しました。
投票の結果をお知らせするとともに、応募作品すべて一挙ご紹介します。
工夫と愛情の詰まった作品をぜひご覧ください!
もくじ
作品名
UP CYCLE!Ta29 CAN!
作品の素材
飲料の空き缶
応募者からのコメント
※応募者は、京都府立農芸高等学校 草花コース 2年生5人グループです。
農芸高校草花コースでは、さまざまな草花の栽培について学んでいます。
多肉植物は切って挿すだけで簡単に増え、寄せ植えができると授業で学び、飲み物の空き缶を使って寄せ植えを作ってみました。
空き缶にはあえて塗装せず、僕たち高校生が普段親しんでいるカラフルなロゴや柄を活かしています。
鉢を買わなくても手軽にかわいい寄せ植えを楽しめます!
作者である京都府立農芸高等学校草花コースの2年生にインタビューしました。
POINT1「ピンセットで植えると、細かいところまでキレイに仕上がります。」
POINT2「きれいに作るコツは、色合いを考えることやポイントとなる一つを決めて、それを中心にレイアウトしていくことです。」
POINT3「自由な心で、自分を信じて植えてみてください!」
小さな空き缶の中にぎゅっと詰まった多肉植物が魅力の寄せ植え。
生徒さんたちのアドバイスをもとに、ぜひチャレンジしてみてください!
作品名
Flower treasure box
作品の素材
空箱、ドライフラワー、綿
応募者からのコメント
※応募者は、京都府立農芸高等学校 草花部 3年生です。
農芸高校で育てた草花で栽培の過程で摘んでしまったり、売れなかったりなどの理由で捨ててしまう花(ロスフラワー)をドライフラワーにして、アレンジのボックスを作りました。
散ってしまった花びらと、蝶とハートの花にくりぬいたシクラメンを使い、かわいい宝箱をイメージしました。
ふたに貼った蝶とハートは宝箱から飛んでいったイメージにしました。
作品名
★グリーンdeアフタヌーンティー★
作品の素材
コーヒードリッパー、洗いカゴ(水切りラック)、各種多年草
応募者からのコメント
寝ても、覚めても、ガーデニングが大好きです!
常に、これは、ガーデニングの資材になるかな?ならないかな?目線で、日々を過ごしております。
例えば‥廃材はもちろんの事、100円ショップの安価な商品や、量販店の掘り出し物を見切り品コーナーから見つけ出し、オシャレでシンプルをモットーにあれこれ頭の中でアイディアを練っています。
楽しくて仕方ないです!
今回は、ポットと、コーヒーカップを用いて、多年草のグリーンを植え付けたプランターを載せて、アフタヌーンティーセットを再現しました。
使わなくなったステンレス製のコーヒードリッパーを、コーヒーカップに見立て、クリアカラーのビーズで飾り付けました。
更に、使わなくなった洗いカゴに付いていた、ステンレス製のラックをバスケットに見立てて、その中に並べてみました。
ちなみに、プランター内のグリーンは自宅で育てて、挿し芽や、株分けで増やした物がほとんどです。
又、日々の生活では、生ゴミゼロ生活を継続中です!
ガーデニングの基礎となる『土作り』が日課です。
ガーデニング好きが高じて、生まれた作品を見てやって下さい!
作品名
ドンゴロスBAG
作品の素材
ドンゴロス(コーヒー豆の麻袋)、USEDパンツ、デッドストックコットン生地
応募者からのコメント
知り合いのカフェの方から、廃棄するドンゴロス(コーヒー豆麻袋)のプリントが可愛いから何かに再構築出来ないかなと提案を受けて作りました。
合わせる他の生地も、風合いが味になるUSEDパンツや1970年代のデッドストック生地を使いました。
コーヒー豆麻袋はとてもとても長い旅をして日本にたどり着いています。
そんなストーリーも感じられるバッグにしたいなと思い制作しました。
作品名
Better choices for the earth.(音楽アルバム)
作品の素材
廃材
応募者からのコメント
音楽活動を長い間してきて、亀岡に引っ越し、自然が身近にある環境で生活をする中で、「自分の表現を発表する為にCDという新たなプラスチックを作る」事に疑問を抱くようになりました。
サブスクによる音源発表も当たり前になってきたこの時代に、”カタチあるもの”を受け取ってもらうお互いに風通しの良い方法を考えたときに、「廃材を組んで作ったアートフレームに音源リンクへと飛ぶQRコードをレーザー加工で付ける」という方法を思いつきました。
通常のCDより手間も掛かるため、たくさんは作れないし金額も上がるけど、一つ一つを大切に手に渡るべき人の所に届いて欲しいと思い、大量生産大量消費ではない形になった事も誇らしく感じています。
作品名
布ぞうり
作品の素材
Tシャツ
応募者からのコメント
もう着ないけれど、勿体なくて捨てられずにいたTシャツで作ってみました。
作品名
キーボックス
作品の素材
木製ベビーガード
応募者からのコメント
子どもたちが小さかった頃に使っていたベビーガードをDIYしてオリジナルのキーボックスに変身させました。今も大活躍してます。
作品名
黒留袖のサロペット
作品の素材
古黒留袖(正絹)
応募者からのコメント
誰かが大切に着ていたお着物をこれからも大切に着続けたい。
大切を繋いでいけるように普段使いしやすいサロペットにしてみました。
作品名
ヘアクリップ
作品の素材
着なくなった服のボタン
応募者からのコメント
もう家には無い服なのにボタンだけが残っていて、何か作れたらいいなぁと常々思っていました。
想い出の服のボタンだけでも何かの形で残しておくのも良いかもしれません。
作品名
椅子型ステップ飾り台
作品の素材
鉄パイプ、木
応募者からのコメント
子供用ビニール張りの座り椅子が使わなくなり、棄てるのも惜しいので、不要なビニール部分と、プラスチックの座り部分を外し、新たに木で座を作り替えた。
ネジ留めと塗装でイメージアップした。
作品名
牛乳パックのクーピーケース
作品の素材
牛乳パック、マスキングテープ
応募者からのコメント
娘が自分の筆箱がほしい!と作りました
一段と絵を描くのが好きになったようです
作品名
花柄花瓶
作品の素材
冷やしあめのカップ
応募者からのコメント
冷やしあめのカップがとても素敵な柄だったので、飲み終わったあとに洗って花瓶にしています。
ちょっとした花をリビングに飾るのに便利です。
作品名
シリンダーランプ
作品の素材
スーパーカブのシリンダー
応募者からのコメント
バイクの排気量アップのため取り外したシリンダーに電球をつけてみました。
作品名
バイク用サイドバッグ
作品の素材
ランドセル
応募者からのコメント
ツーリングに行く時の荷物入れとして、丈夫なランドセルを使用しました。
作品名
ランプシェード
作品の素材
瓶
応募者からのコメント
お酒が好きなため、飲み干したお酒の瓶をランプシェードにしてみました。
ダイニングの照明に使用しています。
作品名
天使棚
作品の素材
段ボール箱
応募者からのコメント
靴を買ってもらった時に靴が入っていた段ボール箱を見て、四角い形を生かして棚を作ろうと思いました。
台所に使ったら良いサイズだと思ったけれど、台所だとふやけたら使えなくなるので、お部屋に置くと良いと思います。
◎近くに好きなものを置くことで気持ちが落ち着く
◎間を作らない。間が出来たらうめる事に努力をすると、人も買いたくなる気持ちが高まる。と、デザインあを見て学んだことを意識して作りました。
どうすれば人が買ってくれるくらい欲しくなるか(価値をつけられるか)を考えて、模様を入れて楽しみを入れたり、段ボールに書いてあった文字が見えると欲しいと思わないかもしれないから、どうすれば文字を消せるかと、考えながら作りました。
油断すると間があくから、集中して作りました。
色のカラーも考えながら塗りました。
作品名
キャミecoバック
作品の素材
キャミソール、ノースリーブ
応募者からのコメント
着れなくなった服を古紙回収だけでなくて、何か利用できないかと思って考えました。
キャミソールや、ノースリーブだと、インナーとして着ることが多いので、シンプルで使いやすいのが良いところだと思っています。
シンプルすぎたら飾りを足せるのも利点です!
服はくにゃくにゃするので、しまいやすく、持ち歩きやすくする工夫もしました。
形がそのままだと使いにくいけれど、この形の特徴を活かすにはどうしたら良いかを考えました。
斜めがけナップザックは未だ試行錯誤中ですが、あまり手をかけずに、使えるものにしたくて考えました。
どちらからでも取り出せるのは良いのですが、材質の性質上伸びるので中に入れたものの形がわかりやすいので、、、お着替えを入れるのに良い!とか、まだまだ考え中ですが、色々考えたものを形にするのは楽しいなと思いました!
作品名
ノースリーブ斜めがけecoバック
作品の素材
ノースリーブ
応募者からのコメント
着れなくなった服を古紙回収だけでなくて、何か利用できないかと思って考えました。
キャミソールや、ノースリーブだと、インナーとして着ることが多いので、シンプルで使いやすいのが良いところだと思っています。シンプルすぎたら飾りを足せるのも利点です!
服はくにゃくにゃするので、しまいやすく、持ち歩きやすくする工夫もしました。
形がそのままだと使いにくいけれど、この形の特徴を活かすにはどうしたら良いかを考えました。
斜めがけナップザックは未だ試行錯誤中ですが、あまり手をかけずに、使えるものにしたくて考えました。
どちらからでも取り出せるのは良いのですが、材質の性質上伸びるので中に入れたものの形がわかりやすいので、、、お着替えを入れるのに良い!とか、まだまだ考え中ですが、色々考えたものを形にするのは楽しいなと思いました!
作品名
ポーチのお嬢さん
作品の素材
ポーチ、空瓶、糸の切れたケン玉、靴下など
応募者からのコメント
不要になったレースのポーチ、でもまだ綺麗
ふとドレスにみえた、糸の切れたけん玉がバランスよかったから人形にしてみた
作品名
クマのオーケストラ
作品の素材
廃材、廃アクリル
応募者からのコメント
めぐるわでクマの置き物が可愛すぎて貰ってしまった、埃かぶっていて飾ったとしてもまた埃かぶると思いケースを作ってあげようと思った、捨てるつもりだった材料で作ってみた
作品名
エコバッグ
作品の素材
布
応募者からのコメント
着なくなったビスチェ
でも素材や柄が好きで捨てられなかった
作品名
舞~Mai~
作品の素材
ボールペン、ドライフラワー、ミネラルオイル
応募者からのコメント
農芸高校で育てた草花で栽培の過程で摘んでしまったり、売れなかったりなどの理由で捨ててしまう花(ロスフラワー)をドライフラワーにして作ったハーバリウムのボールペンにしました。
シクラメンの花びらを型抜きしたものを浮かせて、花が舞っているイメージで作りました。
作品名
ドライフラワーオーナメント
作品の素材
端材の木材、ドライフラワー、針金、グルー(貼り付けに使用)
応募者からのコメント
農芸高校で育てた草花で栽培の過程で摘んでしまったり、売れなかったりなどの理由で捨ててしまう花(ロスフラワー)をドライフラワーにして作りました。
農芸高校の草花コースで作成する寄せ植えづくりの過程で出た端材にドライフラワーを貼りつけてオーナメントにしました。
植木鉢にひっかけたり、玄関に置いて飾ったりと使う人が楽しめる形にしました。
作品名
農芸ハーバリウム
作品の素材
空き瓶、ドライフラワー、シサル麻、ミネラルオイル
応募者からのコメント
農芸高校で育てた草花で栽培の過程で摘んでしまったり、売れなかったりなどの理由で捨ててしまう花(ロスフラワー)をドライフラワーにして作ったハーバリウムです。
瓶は空き瓶を消毒して使いました。
作品名
厚紙を重ねてディスプレーケース
作品の素材
お年玉のポチ袋、厚紙
応募者からのコメント
厚紙で小箱を作っている時にアイディアが浮かびました。
小箱の前面ににカッターで溝を作り、そこに透明のプラ板をスライドさせ、ディスプレーケースに仕上げました。
プラ板は、上下に開閉出来ます。
作品名
お年玉ポチ袋de蓋付き小物入れ
作品の素材
厚紙、プラ板
応募者からのコメント
ポチ袋が余っており日頃から何かに使いたいなぁと思った為。
趣味で、厚紙を重ね、箱を作るのが得意でしたので、今回、蓋付きの小箱としてトライしてみました。
作品名
ん?言われてみれば傘立て?
作品の素材
アイアン製の傘立て、アイアン製のプランターカバー(100円ショップ)
応募者からのコメント
ガーデニングをしていて、ツル植物が大きくなるまでの間、自立させるのに、支柱の他に、何か手立てがないかなーと思ったのがきっかけです。
行燈仕立てに出来ないかなー?と。
そこで、
傘立ての劣化してきた受け皿部分を取り去り、たまたま見かけた100円ショップのアイアン製のプランターカバーをセットしたのです。
まるで測ったかの様にシンデレラフィットし、カラーもブラックで統一され、一体感が生まれました。
自宅にて挿し芽で増やしたツル植物を寄せ植えにしたプランターを入れて出来上がりです。
作品名
灯油缶30年ありがとう!次は雨水タンクで頑張って!
作品の素材
耐用年数5年の6倍使用して経年劣化した灯油缶2個、ジョウゴ2個
応募者からのコメント
ある日、防災士の資格取得した息子より「灯油缶の耐用年数が5年やけど、うちのは大丈夫?」と言った事に始まりました。
灯油缶に記載されている製造年月を調べてみると、耐用年数の6倍、なんと30年間使ってました!さすがに経年劣化していると思われます。危険を伴うので、灯油缶を買い替えたのがキッカケです。
灯油缶はプラ製品の中でも有機溶剤を入れる為のとても強力な素材で出来ています。穴が開いた訳でも無く、もったいない!なんとか再利用したい!と思い、水なら問題なし!ジョウゴを挿して、雨の日に庭に出して、雨水タンクとして、使う事を思いつきました。
灯油の油分を取り去るのに、洗濯用の液体洗剤でつけ置き洗いと、乾燥を何度も繰り返し、少し苦労しましたが、なんとか除去出来ました!
結構、貯水して、お花の水やりに使えますよ^_^
作り方はめちゃくちゃシンプル、発想が正解でしたー!
作品名
お飾りを使い回そう!来年も!【しめ縄部分のみ、とんど焼きへGO!】
作品の素材
直近3年使い続けている和風布リボン、プラ製の造花、パール飾り、しめ縄(いずれも100円ショップ)
応募者からのコメント
我が家の、ここ最近3年間のお正月飾りのしめ縄は、100円ショップで藁で編まれたしめ縄のみを新調し、お飾り部分は、ほぼ毎年使い回しております!
ご覧の通り、今年もハンドメイドで初春の洋風アレンジです!
以前は、毎年、買い替えて、町内のとんど焼きで、お飾りも付けたまま焼いてもらうものだと、思い込んでおりました。
が、ある年、お気に入りのお正月お飾り付きのしめ縄に出会って購入したのをきっかけに、なんとかリユース出来ないか調べたのです。
すると、藁で編まれたしめ縄のみを新調すれば、お飾り部分なら毎年使う事も出来、縁起もののお正月飾りとして、特に問題ないとの事!
もちろん、お飾りの中で使われているドライフラワー部分など、劣化する部分は、とんど焼き行きです。
ですので、少しづつ、毎年、飾りを補充して、自分でアレンジする事もできるので、とても楽しいです!
基本は、しめ縄のみの交換というスタンスなので、かなり安価になります。
みなさまも、もし、お気に入りのお正月飾りに出会いご縁のあったお年は、お飾り部分をリユースされるのもおすすめです!
もう着ないTシャツをカバンに作り替えたり、飲み物のカップを植木鉢にしてみたり、ちょっとした工夫で身の回りのものが素敵に生まれ変わるアップサイクル。
そんなエコでオシャレな"アップサイクル"をより身近に感じてもらうため、亀岡市ではオリジナル作品を集めたコンテストを開催します。
ぜひご応募いただき、アップサイクルの輪を広げましょう!
使わなくなったものや捨ててしまうものに新しい価値を与え、別のものとして生まれ変わらせること。
同じ用途で再利用するのではなく、素材の特徴を活かしてアレンジを加えるのがポイントで、ごみの減量や付加価値の向上につながります。
例えば、亀岡市内には、使用期限を終えたパラグライダーの生地をデザイン性の高いバッグに再生した「HOZUBAG<外部リンク>」というアップサイクル製品があります。
また、CircularKameokaLabでは、閉校となった旧別院中学校の備品をアップサイクルした椅子や机が使われています。
2025年1月24日(金曜日)まで
どなたでもご応募いただけます。
※応募無料
2025年2月8日(土曜日)にCircularKameokaLabで開催の「アップサイクルフェス」で作品を展示します。
来場者に気に入った作品に投票いただき、入賞作品を決定します。
入賞作品は、3月発行の環境啓発冊子「環境かめおか」に掲載させていただきます。
ご自身で作成されたアップサイクル品
※イベント内で応募作品を展示し、来場者投票を行いますので食品は対象外とさせていただきます。
※同様に、サイズが大きく搬入や展示が難しい作品については、展示方法をご相談させていただく場合があります。