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移住者インタビュー~町もお店も私にちょうどいいサイズ~
お名前:山本 美紀さん(40歳)
職業:パティシエ
出身地:愛知県
ご家族:
夫(48歳)会社員、出身地:滋賀県
子ども:9歳
移住歴:10年
移住前の住所:京都市
現在お住いのエリア:篠町・つつじケ丘エリア
食材に魅かれて
フランスのお菓子は、各地方の食材に合ったもので作られています。私が学んだブルターニュ地方も特産の有塩バターを活かしたお菓子が発達しました。
いずれお店を開くつもりでしたので、この地域は黒豆や栗など創作意欲をかき立てる食材が豊富にあることが魅力的でした。
産地のブランド力
私が今一番気に入っているのが栗。昨年は取れたての丹波栗を使ったモンブランが亀岡市のふるさと納税の返礼品に採用され、思っていた以上の注文をいただきました。この地域の栗の評価の高さを改めて感じました。お菓子作りを通じて、亀岡の魅力発信のお役に立てればと思っています。
亀岡市のふるさと納税返礼品となっている直径15cmのモンブラン。
まちのケーキ屋さん
身近にある土や川とふれあいながら、私たちの目指す子育てをしています。またお店には、私を「みきちゃん」と呼ぶ近所の幼い子たちが一人でおつかいに来てくれたり、道に迷っているお客さんをここまで案内してくれたり。今では、近所の子どもさんの成長も楽しみになってきました。
2坪の小さな店内には素材にこだわったお菓子やケーキが所狭しと並ぶ。誕生日ケーキや新作のケーキを目当てに近所の常連さんが買い求めにくる光景は地域にすっかり馴染んでいる。
小ぶりなまち
亀岡での暮らしは、京都市内と比べると便利とは言えないけれど、決して不便とは感じない。日常生活のほとんどは事足りているし、20分程で京都市内へも行ける。まちの規模は私にとって小ぶりで程よい。この町でお店を開き、私自身も厳しく、温かく育ててもらっていると感じています。