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移住者インタビュー~築100年以上の古民家に住まう~
お名前:松岡 良幸さん(39歳)
職業:建築士
出身地:大阪府
ご家族:
妻 美保子さん(38歳)自営業、出身地:宮津市
子ども:13歳・4歳
移住歴:6年
移住前の住所:京都市
現在お住いのエリア:川東エリア
直しながら住む
京都市内に住んでいた頃は仕事に追われるばかりで心に余裕のない日々。このままでいいのかと常にイライラしていました。そんな時に家探しを始め、たまたま見つけた物件でした。亀岡は大阪と宮津、どちらの実家にも近くて一軒家という条件もピッタリ。ただ築100年以上は経っていますからあちこちボロボロ。建築士の私としては躊躇しましたが、妻は気に入りました。「出来るところは自分たちで直しながら住めば、お父さんの仕事姿を子どもに見せるいい機会にもなるんじゃないか」って。
今も活きてる隣組
ここは親切な人が多くて、心の余裕を感じます。いろんなことを手伝ってくれたり、貸してくれたり。長男が道で一人で泣いていたら、近所のおじさんが連れてきてくれたこともありました。地域のつながりが強くて行事も多いので、それに割く時間は増えましたね。そのあたりは都会での生活とは違うところ。でも家族で協力しながら参加することで、隣近所の人の顔を覚えるよい機会にもなっています。ただ冠婚葬祭のしきたりだけは、まだよくわかりません(笑)
松岡家の朝のひとコマ(絵:美保子さん)
家の朽木で見つけたクワガタムシの幼虫。孵化してほしいなぁ。
美保子さんのチャレンジ
「奇跡のリンゴ」という映画に影響を受けて、本を見ながら自然栽培に取り組んでいます。様々なやり方があるので、今はどれが自分に合うか実験中。でもやっぱり難しいですね…。畑をやりだしたら一日がかりです。ここへ来て以前からやりたかった絵本づくりにも挑戦しています。コンクールにも応募していますが、やればやるほど課題が見えて…。最近はもっと力を抜けばいいんだなぁって思う様になりました。それが難しいんですけど、この町なら出来そうな気がします。
家の畑で栽培してる大根。食べる直前に収穫する幸せ!
美大出身の美保子さんは、絵本コンクールにチャレンジ中。