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文化資料館ロビー展「ようこそ!アユモドキ」

15 陸の豊かさも守ろう
ページID:0004262 2021年7月12日更新 印刷ページ表示

平成27年5月から、当館でも、亀岡産のアユモドキの飼育展示しています。その数なんと33匹!!。貴重なアユモドキを、近くでじっくり観察することができます。ぜひ、ご来館ください。

会期:通年展示

 *午前9時~午後5時。

 *毎週月曜日は休館です。月曜日が祝日の場合は、翌火曜日も続けて休館です。

場所:亀岡市文化資料館 1階ロビー

ロビー展の見学は無料です。

アユモドキたちの様子

アユモドキたちの様子の画像1

アユモドキの稚魚がやってきて、はや2カ月随分大きくなりました。(平成27年7月)

アユモドキたちの様子の画像2

よく岩陰に隠れていますが、しばらく見ていると、ちょろちょろ泳ぎ回ります。(平成27年10月)

アユモドキたちの様子の画像3

冬になり、随分寒くなりました。アユモドキは、水底の砂利の間に潜ってしまい、ほとんど姿を見せません。(平成28年1月)

アユモドキ2

気温も水温も高くなり、アユモドキの活動が活発になっています。(平成28年5月)

アユモドキについて

 淡水魚類/コイ目アユモドキ科

横じまの模様は、アユに似ていますが、実はドジョウの仲間です。その証拠に、口には愛らしいひげが3対(6本)あります。

アユモドキは、川の中でも、隠れることができる岩場などがある砂泥底の環境を好んで暮らしているようです。

毎年3月になると、桂川本流から支流に上ってきます。6月初旬、田植えを始めるにあたり、一時的に川をせき止めて、田んぼに水を入れます。この時、水量が増えて沈んだ川岸(一時的水域)で、アユモドキは産卵します。

卵からかえった仔魚(しぎょ)は6月下旬には全長24ミリ程度の稚魚(ちぎょ)に、7~8月には全長40~50ミリ程度の若魚(わかうお)になり、川の上流や農業用水路に住む場所を広げます。

10月下旬、稲刈りが終わった田んぼは水がなくなり、農業用水路の水も減りますが、アユモドキは、ほとんどの個体が、桂川本流に下って冬を越すようです。

アユモドキの保護について

 亀岡市域には、豊かな自然を背景に、多くの魚たちが住んでいます。それらのなかでも、「アユモドキ」は、岡山市の一部とここ亀岡市域にしか生息が確認されていない貴重な魚です。国の天然記念物にも指定され、さらに環境省のレッドリストでは絶滅の危険性が最も高い「絶滅危惧種IA類」とされています。種の保存法の国内希少野生動植物種にも指定されており、許可なく捕まえたり、移動することは法律で禁止されています。

 アユモドキをはじめ数が少なくなった淡水魚の多くは、生息している地域で守ること(これを生息域内保全と言います)がなにより重要です。しかし、絶滅する危険性がある場合は、環境の整った場所に移して、飼育、繁殖をおこない世代をつなぐ取り組み(生息域外保全)も必要になります。

 今回、環境省により生息域外保全事業がおこなわれ、当館では、姫路市立水族館で人工繁殖された、亀岡産のアユモドキの飼育展示をおこなっています。多くの皆さんに、実際にアユモドキを、間近でじっくり観察していただき、アユモドキとその生息環境の保護への意識向上につながることを目指しています。

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