本文
保津川かわまちづくり計画
桂川の河川改修で創出された広大な河川空間を、水と緑の豊かな河川環境の保全・再生やまちの新たな魅力づくりに有効に活用するため、保津川かわまちづくり計画を策定し、その実現に向けて取り組んでいます。
保津川かわまちづくりの方向性
保津川かわまちづくりでは、「かわ」と「まち」が持つ個性や背景などの特性をしっかりと捉え、それらを活かし、さらにそれらの魅力を高めていくことを基本方針にしています。特に、対象区域は亀岡市の2大観光資源を結ぶ動線上に位置しているとともに、貴重種を含む多くの生物が生息する空間となっており、こうした機能の保全・向上を目指しています。
「かわ」の特性
- 古くから地域の暮らしと発展を支えてきた
- 今日を築いた度重なる水害との戦いの歴史
- 良好な水質と豊かな自然環境
- さまざまな河川利用が行われている貴重なオープンスペース
「まち」の特性
- 京阪神に近く、快適で暮らしやすい住宅都市
- 保津川沿川は広大な農地が広がる田園都市
- 城下町として歴史的資源を有する歴史文化都市
- 沿川での新しいまちづくり
目標1:かわとまちを“むすぶ”かわまちづくり
- かわとまちの接点の一体的整備
- かわとまちをむすぶネットワークの形成
- 川の楽しさ、恐ろしさを伝える情報の発信
目標2:かわの魅力を活かしてまちが“にぎわう”かわまちづくり
- 保津川のシンボルの創出
- 観光拠点の整備充実
- まちの資源を活かした観光ネットワークの形成
目標3:かわの自然、まちの歴史と文化に“ふれあう”かわまちづくり
- 川の自然を感じる交流・ふれあいの場の創出
- アユモドキをはじめ多くの生き物の生息環境の保全再生
- 保津川と人との関わりの歴史文化を伝える
計画の実現に向けて
保津川かわまちづくり計画を実現していくため、地域、NPO、行政など「かわづくり」「まちづくり」に関わるさまざまな主体が協議・調整する場として、平成23年度に「保津川かわまちづくり推進協議会」を設立しました。さらに、多岐にわたる計画に対応するため、テーマ毎にワーキンググループ(WG)を設置し、各グループで具体的な検討を進めつつ、準備が整ったものから順次実施しています。
保津川かわまちづくり推進協議会の構成
保津川かわまちづくり推進協議会
(全委員が参加)
- 協議会全体にかかわること
- 計画の決定、点検・評価、見直し
水端かわまちづくりワーキンググループ
- 桂川左岸の土地利活用および運営・維持管理
- じゃこ田の再生
- 桂川左岸堤防の花回廊・園路整備
にぎわい拠点整備ワーキンググループ
- 保津川下り周辺整備
- 保津小橋の周辺整備
- 山本浜の再生
環境保全、情報発信ワーキンググループ
- 河川空間の環境美化
- 保津川かわまちづくりの情報発信
- 持続可能な運営方法や連携・協働
グループ長会議
(会長、副会長、グループ長、副グループ長が参加)
- 各グループの検討内容の情報共有
- グループ間の協議・調整
ふれあいかわまちづくりワーキンググループ
- 桂川右岸の土地利活用および運営・維持管理
- 年谷川の松並木「野橋立」の復元
- 桂川右岸堤防の花回廊・園路整備
歴史・文化、自然再生ワーキンググループ
- 内膳堤の復元
- 水辺の保全再生
- 多様な生物の生息環境づくり
保津川かわまちづくり計画に関する資料
地図の読み込みに関する問題が発生したとき<外部リンク>