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亀岡市都市計画公園及び京都スタジアム(仮称)に係る環境保全専門家会議(第26回)の開催概要:平成28年2月25日開催

ページID:0003816 2021年7月12日更新 印刷ページ表示

開催日時

平成28年2月25日(木曜日)午後6時~9時20分

開催場所

メルパルク京都 6階 会議室

出席者

委員

村上委員(座長)、岩田委員、竹門委員、辻村委員、平井委員、堀野委員、松井委員、松田委員、光田委員

オブザーバー

江戸オブザーバー、前薗オブザーバー、岡崎オブザーバー、遠藤オブザーバー

要綱第5条関係人

渡辺亀岡市アユモドキ緊急調査検討委員会委員

阿部亀岡市アユモドキ緊急調査検討委員会委員

事務局

京都府:文化スポーツ部森下部長、坂本副部長、中島理事、山本担当課長 ほか

亀岡市:湯浅副市長、勝見副市長、桂政策推進室長、中川環境市民部長 ほか

議事

  • (1)アユモドキ仔稚魚期の生息場としての水路環境条件について
  • (2)亀岡市都市計画公園整備に係る動植物保全対象種調査について
  • (3)平成28年水田環境について

意見等

(1)アユモドキ仔稚魚期の生息場としての水路環境条件について

  • アユモドキの餌生物は、仔魚期から始まって体長サイズや発育段階に伴って、どう変化しているかを整理することが重要である。加えて、生息場所の違いや季節による変化についても検討することが重要である。
  • 水路環境の違いによっても餌生物が変わってくることが、糞分析から言える。同じ水路でも、昨年はα4水路からの流量が多かったため流水性の底生動物が多く、アユモドキ稚魚は小さいサイズのうちから底生動物に依存したものと思われた。一昨年は、少し緩やかな水路環境だったので止水性のプランクトンが多かった。
  • 昨年に採れた中干期前の糞の分析も重要となる。
  • アユモドキの餌生物供給という視点でいえば、水路内外の多様なネットワークが重要である。
  • 糞分析の結果からどの成長段階でどういう餌生物を採餌しているかについておよそのことが見えてきた。この結果を水路環境の調査結果と合せて、アユモドキの仔稚魚期の生息場としての水路ネットワーク評価を行うことになる。
  • ただし、アユモドキの成長調査において再捕獲できたのが1個体であったため、水路環境や底生動物と餌生物の関係から、餌生物の違いによる成長への寄与を評価することはできなかった。
  • 仔魚から稚魚にかけて成長段階によって採餌行動の違いが観察されている。壁面に付着している底生動物など、アユモドキから見た餌の食べやすさということも考慮する必要があり得る。
  • 底生動物調査では、植物の茎や葉にくっついて生息しているウスイロフトヒゲコカゲロウも採取されたが、これは糞からは全く出てこなかった。どういう餌生物が捕食されていないかを分析することも有用であり、そのことでアユモドキにとってどのような環境が大切なのかを明らかにできる可能性がある。
  • 水路底の底生動物調査では、調査区間ごとに卓越した底質環境でサンプリングしたが、アユモドキは水底を動き回って餌を食べているので、採餌した底質環境と違うことも考慮する必要がある。
  • 一昨年は水路環境を改善して底生動物が増えた石間ハビタットが、昨年は砂泥が堆積していた。石間ハビタットを利用する底生動物が糞分析で確認されたが、底生動物調査で石間ハビタットの礫底を調査していないため評価できなかった。
  • 稚魚期に分布する場所では、石間ハビタットは成立しにくいように思われる。底生動物を捕食していた水路には、保津川を水源とするα4水路から底生動物が流下してくるのではないか。
  • 底生動物調査で確認された水生昆虫は、保津川の流水部に生息する種が多くみられることから、保津川を水源とするα4水路の流れが維持されていることで、餌環境が保持されていると言える。
  • 底生動物調査は、サーバーネットによる定量的調査が行われているが、水深が変動する壁面での採取方法や底質が土である場合の採取の深さなどの調査方法を、報告書に記載すべきである。

(2)亀岡市都市計画公園整備に係る動植物保全対象種調査について

  • 今回の提案は、保全対象種の候補としての提案であり、希少種として生息環境の保全を検討すべきものやアユモドキの餌環境として候補にあげているものなど、保全対象種としての価値づけが違う。28年度に重要性のランキングを行い、保全対策の必要性とその方策について検討を行う。

(3)平成28年水田環境について

  • 西側農地の一部で集団転作が実施される関係で、昨年度に水稲作付した水田の一部で水稲作付ができない箇所があり、その違いを考慮して調査を行う。

資料

(希少種情報を取り扱う資料は非公開としています。)

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