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亀岡市都市計画公園及び京都スタジアム(仮称)に係る環境保全専門家会議(第25回)の開催概要:平成28年1月26日開催

ページID:0003815 2021年7月12日更新 印刷ページ表示

開催日時

平成28年1月26日(火曜日)午後6時~8時30分

開催場所

メルパルク京都 5階 会議室

出席者

委員

村上委員(座長)、岩田委員、竹門委員、辻村委員、平井委員、松井委員、松田委員、光田委員

オブザーバー

前薗オブザーバー、岡崎オブザーバー、遠藤オブザーバー

要綱第5条関係人

渡辺亀岡市アユモドキ緊急調査検討委員会委員

阿部(株)ラーゴ生物多様性研究室長/上席研究員

事務局

京都府:文化スポーツ部森下部長、坂本副部長、中島理事、山本担当課長 ほか

亀岡市:湯浅副市長、勝見副市長、桂政策推進室長、中川環境市民部長 ほか

議事

  • (1)第23回、24回環境保全専門家会議の開催概要(案)について
  • (2)アユモドキ生息環境再生整備実験地の課題と改善策について
  • (3)アユモドキ生息環境調査に係る糞分析の状況について
  • (4)亀岡市都市計画公園整備に係る動植物保全対象種の検討手順について

意見等

(1)第23回、24回環境保全専門家会議の開催概要(案)について

(一部修正し公表)

(2)アユモドキ生息環境再生整備実験地の課題と改善策について

  • アユモドキの生息にとって好適な条件を整えるほど、人為的な環境の提供という意味では、不自然な環境に近づいていく可能性がある。特にナマズを排除することは、人為的な環境に近づいていく可能性がある。そのため、どのような点を考慮すればよいのか議論が必要である。
  • 実験地での繁殖に関しては、任意に選んだ個体を閉鎖的な繁殖施設に放流して成育した多数の稚魚を放流することは、個体群の遺伝的多様性に影響を及ぼすことになるため、共生ゾーンを設計する上では、自然に入ってこられる場所を複数つくって、自然の延長として繁殖施設を整備していくというのが一つの考え方である。
  • 魚類群集のコントロールは難しいが、アユモドキの保全を考える上ではそれを含めて考える必要がある。今年度の仔稚魚調査で他魚種を数えているので参考になる。
  • 繁殖実験地により多くのアユモドキを誘導するには、誘導石積みを一段高くすることや呼び水をどの程度の流れにするかなどの検討が必要である。また産卵を誘導するにはクサヨシを定着させるための工夫や乾いた土に通水させることなどの検討が必要である。

(3)アユモドキ生息環境調査に係る糞分析の状況について

  • 8月の分析結果については、今年は昨年に比べて水田由来と判断できる止水性種の餌の割合が減り、河川や水路に生息する流水性種の餌の割合が増えた。ただし、アユモドキにとって重要と思われる一水路では、昨年によく食べられていた流水性の大型種が全く見られなくなった。
  • 水路の持つべき属性として、流水性の水生昆虫が棲めるような環境を目指す必要があると言える。特に8月中旬以降の稚魚期後期に関して言えば、明らかに流水性依存種に対するウエートが大きいと言える。一方昨年の結果では、止水性の水生動物なども結構食べており、水田から流入する餌も重要である。餌生物はアユモドキの成育ステージごとに考えないといけないので、稚魚期前期にあたる7月はじめのサンプルを分析する必要がある。
  • 糞分析をこれだけ詳しく時間をかけてやることは意義のあることではあるが、何を目標にしているかが重要である。アユモドキは何を一番よく餌にしているのかが、今回の分析から判明することや、可能なら餌のバイオマスを考慮して評価する必要がある。
  • 糞分析結果から川底を積極的に掘らないと食べられないようなものや石の裏に居るようなものもみられることから、アユモドキは餌となる生物を積極的に捕ろうという行動をしているのではないか。摂餌行動を含めて考慮する必要がある。
  • 今まで、アユモドキの個体数や分布に関して餌条件が影響していると考えられてはいたが、具体的には分かっていなかった。今回の調査による餌生物のリストから、アユモドキの生息場所の条件を季節や発育段階も含めて分析していくことになる。

(4)亀岡市都市計画公園整備に係る動植物保全対象種の検討手順について

  • 今までアユモドキに特化して議論してきたが、生物多様性の保全も必要なため、専門委員によるワーキング会議を立ち上げて、調査結果等を基にアユモドキ以外の保全対象種を選定し、保全対策を検討する。

資料

(希少種情報を取り扱う資料は非公開としています。)

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