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令和8年度施政方針

17 パートナーシップで目標を達成しよう11 住み続けられるまちづくりを
ページID:0089800 2026年7月1日更新 印刷ページ表示

令和8年亀岡市議会定例会3月議会の開会にあたり、その冒頭(令和8年2月20日)で令和8年度の市政運営についての基本的な考え方を申し上げました。

その全文(議案説明部分を除く)をお知らせします。

 

​​昨年、亀岡市は市制70周年という大きな節目の年を迎えました。市内各所で120を超える多くの記念事業を展開し、特に10月1日には ガレリアかめおかにおいて、記念式典並びにレセプションを開催いたしました。多くの市民の皆さまにご出席いただき、記念すべき70周年を祝い、これまで歩んできた70年の歴史を振り返るとともに、次なる10年、さらにはその先の未来へと続く第一歩を力強く踏み出すことができたと実感しております。また、海外の姉妹都市・友好交流都市等から訪問団の皆さまをお招きし、それぞれの都市との交流を深めることができました。ご協力いただいたすべての皆さまに、心より感謝を申し上げます。

そして、いよいよ本年は、亀岡市にとって大いなる挑戦となるプロジェクト「第43回全国都市緑化フェアin京都丹波」が、9月18日から11月8日まで、52日間の日程で開幕いたします。地方都市での開催は全国初であり、これまでの都道府県や政令指定都市などでの開催とは一線を画し、すでにある恵まれた自然環境、文化的価値、その魅力を、地域でありのままに暮らす人々と訪れる人々がともに分かち合い、都市と農村の交流促進により、「こころ豊かなライフスタイル」、「新たな時代の幸福社会の実現」そして、新しいみどりの価値創造を提案する、この地ならではの祭典を目指してまいります。フェア中に開催される全国都市緑化祭には例年、皇室の御臨席を賜るとともに、亀岡市の会場で50万人、南丹市、京丹波町を含むフェア全体では75万人から100万人の来場を見込んでおります。亀岡市、そして京都丹波地域の魅力を全国、さらには世界に向けて大きく発信する絶好の機会となりますので、一人でも多くの方に亀岡を知っていただく、そして亀岡のファンになっていただけるよう、市をあげて取り組みを進めてまいります。

私自身もこれまで、60社近い企業に直接足を運び、フェアへの協賛や企業版ふるさと納税による寄附の協力をお願いしてまいりました。引き続きフェアの成功に向けて全力で取り組んでまいります。

次に、有機農業・オーガニックビレッジの取り組みについてです。本市は令和5年2月12日、全国で2番目となる「オーガニックビレッジ宣言」を行いました。現在では、全国で154の自治体がオーガニックビレッジへの取り組みを開始し、この動きが大きなうねりとなってきています。本市においては、一昨年に開校いたしました「亀岡オーガニック農業スクール」で、今年度2期生26名が修了し、4名が亀岡市内で就農いたしました。1期生を合わせると、合計で9名が亀岡市内で就農し、有機農業の取り組みが着実に広がってきています。また、24名が受講する3期生のプログラムも間もなくスタートいたします。

そして、今後は新たな展開として、有機農業に積極的に取り組もうとする自治体の首長が、直接その課題や方向性について情報共有や意見交換、政策提案・要望活動などを行い、首長のリーダーシップによって、有機農業・オーガニックビレッジの推進を通じた未来志向の地域社会、持続可能な社会の実現を目指すことを目的に、現在、私を含む12の首長が発起人となり、「オーガニックビレッジ全国首長の会(仮称)」を設立すべく取り組みを進めているところです。この会を組織することにより、国や関係機関との連携を強化しネットワークを広げることで、さらに全国に有機農業推進への大きなうねりを創り、日本全体へ環境にやさしい有機農業の推進拠点となるオーガニックビレッジの創出に向けた取り組みを広げてまいります。

さて、昨年は、京都サンガF.C.がJ1において3位という素晴らしい成績を収めてくれました。多くの市民の皆さまにもスタジアムへ足を運んでいただき、応援いただいたものと思います。 今年は、8月に開幕するシーズン移行に向けての特別大会である「Jリーグ百年構想リーグ」が開催され、2月6日にサンガスタジアムにおいて開幕を迎えました。優勝に向けて頑張ってくれるものと思いますので、今年も皆さまの熱い応援をよろしくお願いいたします。

また今シーズン、ついに本市出身の酒井 滉生選手がトップチームに昇格し、地元出身のプロサッカー選手が誕生するという、うれしいニュースがありました。サンガスタジアムのピッチで活躍する酒井選手の姿が1日も早く観られることを心から期待し、応援していきたいと思っています。

京都サンガF.C.の練習場誘致に向けた取り組みにつきましても、現在、候補地を4カ所に絞り、検討を行っているところでございます。近い将来、ホームスタジアムのある亀岡市内にサッカー練習場を整備することで、スタジアムを核としつつ、京都サンガF.C.とも連携したまちづくりを進め、スポーツの力で地域経済の活性化や関係人口の増加、雇用の創出などにつなげていきたいと考えています。

次に、これまで述べてきたような亀岡市の新しいまちづくり、魅力づくりを通じて、全国にいわゆる「亀岡ファン」を広げていくための新しい制度・システムが、現在、国において検討が進められている「ふるさと住民登録制度」です。亀岡市は国の制度開始に先駆けて、独自の「ふるさと住民登録制度」を3月からスタートする予定です。この制度は、住んでいる住所地以外の地域に継続的に関わる方、いわゆる関係人口を呼び込み、地域との持続的な関わりを創出することで、地域の担い手としての確保と活性化につなげることを目的としております。国の制度化を待たず先行してスタートすることで、市外に住みながらも亀岡市を想い関わってくださる人々を増やし、市民の皆さまとも手を取り合いながら、持続可能な地域づくりに先進的に取り組んでまいります。

また、ふるさと住民登録専用サイトのオープンに合わせ、亀岡観光PR大使である彩羽 真矢さんを、「ふるさと住民登録第1号」として認証する予定としており、これを皮切りに全国に向けて積極的にプロモーションを展開してまいります。

あわせて、令和7年度のふるさと納税は、現在約11万件、42億8千万円あまりの寄附をいただいております。さらに企業版ふるさと納税の8千万円あまりと合わせますと、合計で43億円を大きく超えております。そして、私が市長就任後、現在までの企業版を含めたふるさと納税の累計額は243億円を突破しました。これは、これまで職員が一丸となってチャレンジを続けてきた証であると心から誇りに思います。

このような取り組みをさらに未来へとつないでいくため、行政の信用力と民間の経営感覚を併せ持った「地域商社ONEかめおか」を今月設立し、4月からの本格稼働に向け、現在、準備を加速させております。名称の「ONE」には、地域が一つにまとまるという意味とともに、本市の重点政策である「Organic(有機)」「Nature(自然)」「Environment(環境)」の頭文字を込めております。この地域商社により、「ふるさと住民登録制度」に登録いただいた方々を顧客として迎えることで、関係人口を地域経済の活性化に結び付けることや、地域資源を「稼ぐ力」のエンジンとして、ふるさと納税返礼品をさらに充実させ、寄附額の増大を図ってまいります。

さて、これからの亀岡市の発展を考えるとき、それを支えるインフラの整備を抜きにすることはできません。まず、本市を含む府北中部地域と京都市を結ぶ基幹道路である国道9号については、昨年、経済界の皆さま並びに市民の皆さまと討議したシンポジウムを経て、目指す方向をそれまでの「ダブルルート化」から「老ノ坂バイパスの整備」及び「市街地区間における4車線化」へと明確化いたしました。これを受け、国等への要望活動を再スタートしたところでございます。

そして、本年1月5日に開催されました商工会議所主催の亀岡市新春年賀交歓会において、私は、北陸新幹線の「亀岡ルート」の実現並びに本市への「新駅設置」を正式に要望することを表明いたしました。北陸新幹線については、昭和48年に国において整備計画が決定された当初から「亀岡ルート」は検討されていたルートであり、本市もそれ以来42年間にわたり要望活動を行ってきた歴史があります。平成28年に当時の与党プロジェクトチームにおいて「小浜・京都ルート」が決定してからは、その決定を尊重しつつ、事業の進行を見守ってきたところです。

しかし今回、新たに連立政権を組んだ自民党と日本維新の会による「与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム」において、「亀岡ルート」を含む8つのルート案が提示され、それぞれの費用対効果を改めて試算し、比較検証が行われることとなり、大きく情勢は変化いたしました。8ルートの中に「亀岡ルート」が入ったのであれば、亀岡市、京都丹波地域、そして府北中部地域までを含めた、にぎわいと活性化につなげるため、再び北陸新幹線及び新駅の誘致に取り組んでいくことを決意したところです。

もちろん、本市の豊かな自然環境への影響や費用負担など、克服すべき課題は決して少なくありませんが、「環境先進都市かめおか」に相応しい姿を目指し、市民の皆さま、そして南丹市、京丹波町を含めた2市1町全体で丁寧に合意形成を図ってまいりたいと考えております。北陸新幹線は、関西と北陸、さらには首都圏を結ぶ広域交通の要となるものであり、本市の将来像に大きなチャンスをもたらす可能性を秘めています。20年、30年先の未来を見据え、国道9号のバイパス整備なども含めたグランドデザインを、市民の皆さまとともに描いてまいります。

最後に、今年の干支である「丙午」は、情熱と行動力が増し、大きな飛躍や新しい挑戦に相応しい年であります。そしてここまで述べてきたように、本年は亀岡市においても、未来を創造していくステップとして大変重要な年になると考えております。令和8年が、亀岡にとって新たなステージへと飛躍した年として歴史に刻まれるよう、私を先頭に、職員とともに、全力でさらなるチャレンジを続けてまいります。

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