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令和3年度施政方針

8 働きがいも経済成長も14 海の豊かさを守ろう
ページID:0001237 2021年7月12日更新 印刷ページ表示

令和3年3月亀岡市議会定例会の開会にあたり、その冒頭(令和3年2月22日)で令和3年度の市政運営についての基本的な考え方を申し上げました。

その全文(議案説明や新型コロナウイルス感染症に関する報告部分を一部除く)をお知らせします。

令和3年3月議会に、議員各位の御参集を賜りまして誠にありがとうございます。
令和3年度の予算案並びに関連議案を御審議いただくに当たり、市政運営に対する私の所信を申し述べさせていただき、議員各位並びに市民の皆様の御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。

昨年2020年は、市制65周年、亀岡新時代の幕開け、そして亀岡市のターゲットイヤーとしてスタートいたしましたが、新型コロナウイルス感染症の猛威は、亀岡市にも大きな影響を与えることとなりました。

しかし、コロナ禍の厳しい情勢の下ではありましたが、この1年、亀岡市の新たな発展に向けた施策・事業に鋭意取り組んでまいりました。「サンガスタジアム by KYOCERA」のオープン、「麒麟がくる 京都亀岡大河ドラマ館」の開館、「かめきたサンガ広場」の整備、「かめおか多文化共生センター」の設置、「年谷浄化センターの消化ガス発電」の開始、「かめまるランド」の開設、「都市計画道路駅北余部線」の開通などを実現することができました。

また、7月には内閣府から「SDGs未来都市」に選定され、「かめおか霧の芸術祭×X」が、自治体SDGsモデル事業に選定を受けることができました。そして、2021年1月1日から、「亀岡市プラスチック製レジ袋の提供禁止に関する条例」をスタートアップとして施行いたしました。こうした施策、事業を土台として、亀岡新時代のまちづくりを、さらに新たな段階へ進化させていくべきと決意を新たにいたしております。

さきの12月議会における議決を経て、4月から第5次亀岡市総合計画がスタートします。本市の目指すべき都市像として、「人と時代に選ばれるリーディングシティ亀岡」を掲げ、その実現に向け、「子育てしたい、住み続けたいまちへ」「スポーツ、歴史・文化、観光の魅力で産業が輝くまちへ」「世界に誇れる環境先進都市へ」「だれもが安心して暮らせる防災・減災、セーフコミュニティ、多文化共生のまちへ」「次代をリードする新産業を創出するまちへ」の5つの重点テーマを設定し、積極的な施策展開を図ってまいります。

また、「誰一人取り残さないより良い社会の実現」を掲げ、国連で採択されたSDGsの理念を市民の皆様と共有し、「SDGs未来都市」として、持続可能な環境・経済・社会を創造するための先駆的な取り組みを進め、次の時代をリードするまち「リーディングシティ亀岡」を目指し、市民の皆様とともに輝かしい未来を切り拓いてまいります。

私は就任以来、「市民が主役のまちづくり」を基本として、本市の強みを生かし、「健康・環境・観光 多文化共生のまち」「世界に誇れる環境先進都市」の実現を目指して、市民、企業、大学などの皆様と手を携えながら、市政を推進してまいりました。少子高齢化、人口減少、異常気象などによる災害、プラごみなどによる自然破壊など、市民生活を脅かす課題は多くあります。このような課題を克服し、将来にわたって成長を持続していくために、子育て、教育、福祉、医療、産業振興、地域コミュニティなど、市民生活の社会基盤づくりを進めていかなければなりません。本市が成長するためには、持続可能な仕組みを築いていくことが鍵となると思います。そして、「SDGs未来都市」がこれからの道標であると考えております。

本市のSDGsに係る取り組みの主軸は、プラごみゼロ宣言をはじめとする「世界に誇れる環境先進都市」を目指す取り組みであります。1月1日からプラスチック製レジ袋の提供禁止に関する条例が施行となり、日常生活に最も密着したプラスチック製レジ袋の提供を禁止することで、プラスチックに依存した生活を見直し、ごみ全体の減量に取り組んでいくものです。

さらに、2月15日には「かめおか脱炭素宣言」を行い、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロのまちの実現を新たな目標に掲げました。「世界に誇れる環境先進都市」の具現化を目指し、「脱炭素化に向けたまちづくり」「使い捨てプラスチックごみゼロのまちづくり」「環境ブランドの発信による地域経済が循環するまちづくり」を重点テーマとし、今後10年間の環境政策を体系的に、数値目標を示しながら着実に進めていくため、第3次亀岡市環境基本計画を策定することとしております。

この環境基本計画に基づきながら、市民・事業者・行政が連携し、誰もが取り組める資源化の仕組みづくり、排出源対策、回収体制の確立など、ごみ減量と再資源化を促進し、再生可能エネルギーの利用拡大と地産地消を推進していきます。農業分野では、無農薬や有機農法による生産システムの普及を促進し、有機JAS認証農業者の育成を行います。環境負荷の低減を進め、脱炭素社会の実現へ向け、持続可能な社会、持続可能なエコシステムの創出を目指してまいります。また、「環境」をテーマに人々が集い、交流し、環境から複数の領域をつなげ、地域課題に積極的に挑戦する拠点施設を設置し、「環境先進都市・亀岡」のブランド力の向上に取り組んでまいります。

こうした環境への取り組みが、亀岡の地域性を生かしたまちのにぎわいを創り出し、持続可能なまちづくりが進むことにより、ライフスタイルの変化や新たな経済社会の仕組みづくりとなり、市民の本市に対する誇りや愛着、“シビックプライド”の醸成につながるものと考えております。

次に、子育てしたい、住み続けたいまちづくりについてですが、新たな子育て活動の拠点施設「ガレリアあそびの森」として、昨年12月にオープンしたかめまるランド、現在整備中のあおぞらひろばと芝生広場の3か所を開設いたします。森の自然保育園を増やし、オーガニック給食の導入に取り組んでまいります。また、子ども見守り活動として、宅配事業を通じた「支援対象児童等見守り強化事業」と子どもの貧困対策の1つとして、「離婚時公正証書作成補助等支援事業」を新設し、子どもを安心して産み育てることができる環境づくりを推進します。

また、教育環境の充実を図るために、亀岡市教育研究所を「亀岡市みらい教育リサーチセンター」に発展させ、GIGAスクール構想に基づくICT教育や外国語教育の一層の推進により、確かな学力向上、個別最適化された教育の実現を目指してまいります。また、学校施設の大規模改修やトイレの洋式化などの施設の改善充実を図ります。そして、持続可能な社会の創り手となる人材育成を進めてまいります。

次に、住み続けたい快適なまちづくりについてでありますが、本市の豊かな自然や田園風景と調和を図りながら、既存集落まちづくり区域指定制度や土地区画整理事業を推進するとともに、亀岡駅南周辺地区まちなみ・まちづくり構想を計画的に進め、商工業施設や宅地開発などの土地利用を促進し、快適で魅力あるまちづくりに取り組んでまいりました。亀岡駅北地区では、昨年のスタジアム、かめきたサンガ広場のオープンに続き、ホテルや商業施設の立地が進んでおります。大井町南部地区、高野林・小林地区では、商業施設や住宅の建設が進み、新たな町並みが生まれ、地域ににぎわいが生まれてきております。篠町篠企業団地では、今年度内に企業の進出が計画され、亀岡駅南周辺地区では、構想の具現化へ街路整備が始まるなど、おのおのの市域全体の地域特性を生かした都市空間の整備を推進してまいります。

こうしたまちづくりの生き生きとした鼓動を、市民の皆様をはじめ内外に発信するため、広報やシティプロモーションを強化してまいります。広報とは、情報を媒体として行政と市民の信頼関係を築くものであり、公平・公正、正確、迅速に必要な情報をくまなく伝えることが求められています。

また、行政情報だけでなく、本市の魅力を市内外に伝えるシティプロモーションは、観光や企業誘致、移住・定住促進、ふるさと納税など、市政運営に重要な取り組みであります。今、メディアを通じて発信力の高い環境政策、視覚的に伝えやすい「かめおか霧の芸術祭」を活用し、戦略的、効果的に発信することで、本市の認知度や愛着度の向上を図るため、広報体制を強化整備し、これまでの広報活動を総合的に再編するもので、動画・VRなどを導入するなどデジタルによる発信を強化し、戦略的な広報活動を推進していくこととします。

次に、多文化共生のまちづくりの一環として、3月1日から「亀岡市パートナーシップ宣誓制度」を開始いたします。この制度は、お二人が互いを人生のパートナーとして、宣誓されたことを証することにより、ともに自分らしく充実した人生を送り、活躍することを期待するものです。そして、どのような性的指向や性自認、性表現であるかにかかわらず、全ての人の人権が尊重され、平等で誰もが生きやすい社会の実現を目指すものです。

また、かめおか多文化共生センターを中心に、本市の外国籍住民が生き生きと暮らし、地域社会の一員として活躍する多文化共生社会の実現と併せ、誰もがともに地域の一員として、同じ権利を持ち、生きがいを感じられるまちづくりに取り組んでまいります。

新たな総合計画スタートの年、「人と時代に選ばれるリーディングシティ亀岡」の実現を目指し、積極的かつしなやかな市政運営に取り組んでまいります。

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