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セーフコミュニティについて解説します
セーフコミュニティとは
セーフコミュニティとは、事故やけがは偶然に起こるのではなく、予防できるという理念のもと、行政と地域住民など多くの主体の協働により、全ての人たちが安心して安全に暮らすことができるまちづくりを進めるものです。
これはWHO(世界保健機関)が「世界中の人を健康に」という取組を進めるなかで、日々の生活において「安全」が健康に大きな影響を与えることに着目したのが始まりです。
そこで、地域の人たちが協働で安全な環境づくりに取り組んでいたスウェーデンの小さなまちの試みをモデルとして、地域の誰もがいつまでも安全に暮らせるまちをつくろうという取組になったのが「セーフコミュニティ」です。
すでに取り組まれている高齢者の転倒を防止するための「健康づくり体操」、市民の皆さんの手で子どもを守る「子ども110番のいえ」や「子ども・地域安全見守り隊活動」、地域を災害から守る「自主防災組織活動」などは、セーフコミュニティにつながる活動です。
セーフコミュニティ活動の手段と特徴
行政や地域の住民をはじめ、企業や組織、団体などが一緒に「みんなが事故、自殺、犯罪がなく、安心して暮らしていくにはどうすべきか」を考えるなかで、一人ひとりが「気づき」を持ち、自主的な活動へとつなげていきます。
また、データや記録から、事故などが「いつ」「どこで」「どのように」発生したかを調べ、対策に反映させるとともに、効果を検証し、評価をしていくことが大きな特徴です。
日本のセーフコミュニティ認証都市
国内のセーフコミュニティ認証都市などについては、一般社団法人日本セーフコミュニティ推進機構のホームページ(別ウィンドウで開きます)<外部リンク>からご確認ください。
“国内初”のセーフコミュニティ国内認証取得
亀岡市は、セーフコミュニティの取組を開始した当初、篠町をモデル地区に指定し、自治会を中心に安全安心な取組を進めることで、国内で初めての認証を平成20年3月に取得しました。
2回目の認証(平成25年2月)からは、様々な外傷データをもとに設置された対策委員会において、予防活動の検討・実施を進め、新たな形で再認証を取得しました。
3回目の認証(平成30年11月)では、従来の取組を発展させ、市民自らが安全・安心な活動に参加できる市民参加型の事業を展開し再々認証の取得に至りました。
4回目の認証(令和5年12月)では、新たに設置された対策委員会の取組やコロナ禍での活動の工夫を踏まえ、より取り組みやすい、新たな「国内認証」を日本で初めて取得しました。
以上のように、回を重ねるごとに安全・安心の取組を発展させて実施してきました。
セーフコミュニティ紹介動画
亀岡市のセーフコミュニティ活動について、動画で紹介します。