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東京2025デフリンピック「全国キャラバンカー」がやってくる

東京2025デフリンピック 全国キャラバン
日本では初開催となるデフリンピック100周年の記念すべき大会「東京2025デフリンピック」。そのPR活動で全国をまわっている「キャラバンカー」が亀岡市にやってきます。
日時
令和7年10月8日(水曜日)午前9時30分から11時まで
場所
亀岡市役所 市民ホール
内容
キャラバンカーの公開
デフリンピックに係る展示(メダルやアニメ「名探偵コナン」などとのコラボ作品 など)
手話言語体験ブース
デフリンピックとは
デフリンピックとは、デフ+オリンピックのこと。
デフ(Deaf)とは、英語で「耳がきこえない」という意味です。
デフリンピックは国際的な「きこえない・きこえにくい人のためのオリンピック」なのです。
国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)が主催し、4年毎に開催されるデフアスリートを対象とした国際スポーツ大会です。
第1回は、1924年にフランスのパリで開催されました。
東京2025デフリンピックは、100周年の記念すべき大会であり、日本では初めての開催になります。
国際手話のほか、スタートランプや旗などを使った視覚による情報保障が特徴です。
デフリンピックには、「ほちょう器」などを外した状態で、きこえる一番小さな音が55dB(デシベル)※を超えており、各国の「ろう者スポーツ協会」に登録されている選手で、記録・出場条件を満たしている人が参加できます。
※dBは、音の大きさを表し、数字が大きいほど音が大きい。55dBは、ふつうの声での会話がきこえない程度
末吉凪選手
亀岡市在住の末吉凪選手(明治国際医療大学)は、前回、ブラジル カシアス・ド・スルで開催された第24回夏季デフリンピック競技大会陸上競技 女子棒高跳に出場し、記録3m5cmの自己新記録で見事銅メダルを獲得。
2024年11月に駒沢オリンピック公園総合運動公園陸上競技場で行われた第21回日本デフ陸上競技選手権大会では、記録3m60cmのデフ世界記録(それまでの世界記録は3m45cm)を樹立し、見事優勝されました。
今回の東京2025デフリンピックの日本代表選手にも内定し、大会に向けてトレーニングを続けてこられましたが、大会規定にある参加国5か国以上の条件が満たされず、女子棒高跳は、残念ながら開催されないことが決まりました。
今大会は開催されませんでしたが、今後も、日本のトップ選手として活躍される末吉選手を応援していきます。