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第22回「生涯学習賞」の受賞者が決定しました

5 ジェンダー平等を実現しよう
ページID:0055428 2023年11月3日更新 印刷ページ表示

生涯学習ゆう・あい賞「千登三子賞」

受賞者:田端 泰子(たばた やすこ)〈京都市〉

田端泰子さん

概要

神戸市出身。京都大学文学部卒業、文学博士(京都大学)。1969(昭和44)年から橘女子大学(現京都橘大学)の専任講師をつとめ、助教授、教授を経て2004(平成16)年から2期6年、同大学学長をつとめた。現在は同大学名誉教授。

専門は、日本中世村落史、日本女性史。永年にわたり、学術・芸術などの文化の向上に多大の功労があったとして2021(令和3)年に京都市文化功労者表彰を受賞。主な著書に「中世村落の構造と領主制」、「日本中世の女性」、「日本中世女性史論」、「女人政治の中世」、「細川ガラシャ」など多数。

選考理由

中世後期の村落構造に関する研究のほか、女性史研究の第一人者でもあり、中世の女性が果たした役割や地位の解明に取り組まれ、その活躍や功績は高く評価されている。また、長年にわたり教鞭を執りながら、学生だけでなく広く一般に向けての講演活動や、後進の育成に尽力されている。2011(平成23)年~2017(平成29)年にかけて京都市男女共同参画審議会会長を務めるなど、男女共同参画社会の発展に、多大な貢献をされた。

多くの研究業績をあげると同時に、教育への従事のほか、生涯学習分野においても研究成果の普及・啓発にあたってきた。

長期にわたる功績に対し、高い評価と深い敬意を表し、生涯学習ゆう・あい賞「千登三子賞」を贈呈する。

生涯学習共生賞「上田正昭賞」

受賞者:木城えほんの郷(きじょうえほんのさと)〈宮崎県木城町〉

概要

1996(平成8)年に開設。南九州の照葉樹林に包まれた山の扇状地に位置する24,000平方メートルの敷地に、絵本図書館と美術館を兼ね備えた「森のえほん館」をはじめ、「森のほんやさん」と「森のコーヒーやさん」がある「森のきこり館」、宿泊施設の「森のコテージ」、大きな池の上につくられた「水のステージ」がある。韓国や中国、インドなどを中心とした世界の絵本原画1,100点や絵本約25,000冊を蔵書し、県内各地で読み聞かせも行っている。ブラティスラバコレクション、カーランコレクションをはじめ、国内外の絵本作家の企画原画展や講演会などを実施するほか、「みどりのゆりかご」と呼ばれる生物多様性の生態系豊かなこの郷の自然の中で子どもたちの感性を育む体験プログラムを四季を通して開催している。

選考理由

自然を五感で感じながら原画展を鑑賞できる豊かな自然環境を強みにし、子どもたちの心と体を伸ばす、海外の有名な絵本の原画展や、この郷のお米作りの始まりを告げる「お花見狂言会」の催しなど、様々な自然体験・生活体験・文化体験の総合的な活動をされてきた。21世紀に地球の自然との共生をめざす世界的に模範となるような活動である。

これらのユニークな活動を高く評価し、生涯学習共生賞「上田正昭賞」を贈呈する。

生涯学習奨励賞

受賞者:特定非営利活動法人中川小十郎顕彰会

 (とくていひえいりかつどうほうじんなかがわこじゅうろうけんしょうかい)〈亀岡市〉

概要

立命館大学の創立者である中川小十郎の功績を顕彰し、中川小十郎の「常に向上心あふれる生き方」を広く周知広報することを目的に、立命館大学卒業生と地元住民により2010(平成22)年に設立。講演会や生誕地をはじめとするゆかりの地の現地見学会の開催など広報活動に尽力している。2022(令和4)年には、その一環としてJR亀岡駅北1号公園に中川小十郎を顕彰する胸像を設置した。

選考理由

中川小十郎は、日本の近代教育を一極集中から全国で学べる道に改革し、夜間学校を設立した。当団体は、日本の近代化に多大な貢献をした偉人として、中川小十郎を広い視野からとらえて評価、紹介しながら、地域の活性化や地域に根差した生涯学習活動を行っている。

このような地域に根差した活動を高く評価し、生涯学習奨励賞を贈呈する。

「生涯学習賞」表彰実施要項(要旨)

亀岡市は、生涯学習都市宣言の基本理念を広く内外に発信する表彰制度として「生涯学習賞」を設けています。「生涯学習賞」は、全国各地域の生涯学習によるまちづくりの推進に寄与するとともに、市民の生涯学習意識のさらなる醸成ならびに文化水準の向上に資することを目的としています。本市は、日本における生涯学習の先駆的推進者である石門心学の祖、石田梅岩翁の生誕の地として、また、男女共同参画を基本に生涯学習のまちづくりを進める地として生涯学習の意義を市内外に広く呼びかけるものです。

  • 生涯学習大賞『石田梅岩賞』
    長年にわたり生涯学習の調査・研究活動に成果を上げ、生涯学習の振興に著しく貢献し、実践をしている個人あるいは団体・グループを対象とする。
  • 生涯学習ゆう・あい賞『千登三子賞』
    “人間尊重”(亀岡市生涯学習都市宣言)にふさわしく、一人ひとりが互いに認めあい尊重しあう、人間の絆を深める生涯学習のまちづくりに精進し、男女共同参画社会の発展に大きく寄与している個人あるいは団体・グループを対象とする。
  • 生涯学習共生賞『上田正昭賞』
    「人間の尊重と地域社会の一員としての自覚のもと、いま、何をなすべきか」との、生涯学習都市宣言を尊重し、共生社会の形成に向けて、ローカルでかつグローバルな視点に立って、「ひとづくり」「まちづくり」に貢献されている個人あるいは、団体・グループを対象とする。
  • 生涯学習奨励賞
    亀岡市生涯学習都市宣言にふさわしい、地域に根ざした生涯学習によるまちづくりを実践している個人あるいは団体・グループを対象とする。

※「生涯学習大賞」と「生涯学習ゆう・あい賞」は輪番で表彰しています。

選考委員

委員長

 井上 満郎(京都産業大学名誉教授)

委員

 佐々木 丞平(京都大学名誉教授)

委員

 永田 萠(絵本作家・イラストレーター)

委員

 山極 壽一(大学共同利用機関法人人間文化研究機構総合地球環境学研究所長)

 (50音順・敬称略)

【贈呈式および記念講演(コレージュ・ド・カメオカ)】

日時:令和6年2月23日(金曜日・祝日)午後1時30分から(予定)

場所:ガレリアかめおか大広間

 講演内容、申し込み方法など詳細は後日、ホームページに掲載します。

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