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第16回「生涯学習賞」受賞者が決定しました
生涯学習ゆう・あい賞「千登三子賞」
受賞者:本田優子(ほんだゆうこ)〈北海道札幌市〉
概要
1957年石川県金沢市生まれ。
北海道大学文学部史学科卒業。博士(文学)。
大学を卒業後、北海道平取町二風谷に移り住み、アイヌ語教室子どもの部講師、アイヌ語辞典編さんに携わる。2005年、札幌大学文化学部に着任。現在、札幌大学副学長。
2010年、アイヌ民族の次代を担う若者たちを育成するためのウレㇱパ・プロジェクトを立ち上げる。
選考理由
国連勧告により、アイヌ民族が日本の先住民族と認められる遥か以前から、アイヌ民族の言語・文化に着目し、その研究と保護に務められてきた。最近では、アイヌ民族の学生に対する奨学金の設置など具体的・特別な支援体制を構築し、多くのアイヌの人々に信頼され親しまれている。こうした、長年にわたる功績を高く評価するとともに深く敬意を表し、生涯学習ゆう・あい賞「千登三子賞」を贈呈する。
生涯学習奨励賞
受賞者:生涯学習ボランティアサークル「ふるさと亀岡ガイドの会」(会長:中川秀夫)
概要
平成12年4月に、ふるさとを愛する心を養い歴史と文化を学習し、その啓発及び文化向上の協力者として、自主的なボランティア活動をする目的で、設立された。
当会は、亀岡の歴史や文化に関心のある市内外の方や、亀岡を訪れる観光客の依頼に応じ、社寺や旧跡、公園などの施設を案内し、亀岡を愛する心を育むとともに、亀岡のPRと地域の活性化に寄与する活動を行っている。
選考理由
亀岡を愛する心を育むとともに、亀岡のPRや地域の活性化に寄与する活動を設立以来16年の永きにわたり実施されてきた。
また、毎月の幹事会や各種研修会を実施し、会員の資質向上のため、たゆまぬ努力を続けられている。
こうした地道な取り組みは、生涯学習のまちづくりや観光振興の取り組みにもつながることから、一連の活動を高く評価し、生涯学習奨励賞を贈呈する。
「生涯学習賞」表彰実施要項(要旨)
亀岡市は、生涯学習都市宣言の基本理念を広く内外に発信する表彰制度として「生涯学習賞」を設けています。「生涯学習賞」は、全国各地域の生涯学習によるまちづくりの推進に寄与するとともに、市民の生涯学習意識のさらなる醸成ならびに文化水準の向上に資することを目的としています。本市は、日本における生涯学習の先駆的推進者である石門心学の祖、石田梅岩翁の生誕の地として、また、男女共同参画を基本に生涯学習のまちづくりを進める地として生涯学習の意義を市内外に広く呼びかけるものです。
- 生涯学習大賞『石田梅岩賞』
長年にわたり生涯学習の調査・研究活動に成果を上げ、生涯学習の振興に著しく貢献し、実践をしている個人あるいは団体・グループを対象とする。 - 生涯学習ゆう・あい賞「千登三子賞」
“人間尊重”(亀岡市生涯学習都市宣言)にふさわしく、一人ひとりが互いに認めあい尊重しあう、人間の絆を深める生涯学習のまちづくりに精進し、男女共同参画社会の発展に大きく寄与している個人あるいは団体・グループを対象とする。 - 生涯学習共生賞
お互いの多様なあり方を尊重し、クリエイティブ(創造的)に新しい物事を生みだすことに積極的に取り組み、生涯学習活動を通じ、自然環境保全を実践しており、先進的でユニークな事業を展開している個人あるいは団体・グループを対象とする。 - 生涯学習奨励賞
生涯学習による地域に根ざしたまちづくりの事業を長期にわたり実践し、地域の活性化・イメージアップにつながる先進的でユニークな事業を展開している個人あるいは団体・グループを対象とする。
選考委員
委員長
山折 哲雄(宗教学者)
委員
安藤 仁介(前世界人権問題研究センター所長)
上杉 孝實(京都大学名誉教授)
篠原 総一(京都学園大学学長)(50音順・敬称略)
【贈呈式および記念講演(コレージュ・ド・カメオカ)】
第16回「生涯学習賞」贈呈式および記念講演(第77回コレージュ・ド・カメオカ)
とき:平成29年2月18日(土曜日)午後1時30分から(予定)
ところ:ガレリアかめおか大広間