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第17回「生涯学習賞」受賞者が決定しました
生涯学習大賞「石田梅岩賞」
受賞者:山折 哲雄(やまおり てつお)〈京都府京都市〉
概要
1931年サンフランシスコ生まれ、岩手県花巻市出身。宗教学者・思想学者。
東北大学文学部卒。同大学助教授、国立歴史民俗博物館教授、京都造形芸術大学大学院長、国際日本文化研究センター教授、同センター所長等を歴任。
宗教・思想の深層に切り込む意欲的な研究を行い、その普及のための著述・講演活動などに取り組んでいる。
選考理由
宗教学者として、宗教史を中心とした研究を行い、死生観、日本人の心性、民衆の思想などを論じ、人生についての考察を深め、生き方について多くの著書を記すとともに、全国各地で講演を行うなど、多くの人々の心の支えとなる活動を展開してきた。
このような長年にわたる功績に対し、高い評価と深い敬意を表し、生涯学習大賞「石田梅岩賞」を贈呈する。
生涯学習共生賞「上田正昭賞」
受賞者:特定非営利活動法人八幡たけくらぶ(理事長 森脇 勉)〈京都府八幡市〉
概要
2003年設立。2009年に特定非営利活動法人格を取得。
八幡市男山周辺を活動範囲とし、放置竹林の整備による竹と樹木の共生を図り、人と自然の調和のある環境保全に寄与している。
また、間伐した竹は竹細工の材料として有効利用するなど、利用法の研究も行っている。
選考理由
里山の保全が課題となっている時代にあって、竹と樹木の共生のための活動に取り組み、生態系の観察や調査研究、竹の利用についてなどの研究を行い、自然との共生を目指した学習活動を長年にわたり実施、自然環境保全に貢献している活動を高く評価し、生涯学習共生賞「上田正昭賞」を贈呈する。
生涯学習奨励賞
受賞者:吉中 康子(よしなか やすこ)〈亀岡市〉
概要
京都教育大学教育学部卒、教育専攻科修了、京都府立医科大学医学部大学院修了。現在、京都学園大学経済経営学部教授。
亀岡市福祉のまちづくり懇談会会長他多くの役職を歴任。
体操・健康・レクリエーション分野を中心とした、数多くの活動を実践している。
選考理由
地域に根ざした生涯学習関連事業として体操・健康・レクリエーション分野を中心とした活動を長年にわたり展開し、亀岡市の地域の活性化、イメージアップにつながる多大な貢献をされている。
この活動実績を高く評価し生涯学習奨励賞を贈呈する。
「生涯学習賞」表彰実施要項(要旨)
亀岡市は、生涯学習都市宣言の基本理念を広く内外に発信する表彰制度として「生涯学習賞」を設けています。「生涯学習賞」は、全国各地域の生涯学習によるまちづくりの推進に寄与するとともに、市民の生涯学習意識のさらなる醸成ならびに文化水準の向上に資することを目的としています。本市は、日本における生涯学習の先駆的推進者である石門心学の祖、石田梅岩翁の生誕の地として、また、男女共同参画を基本に生涯学習のまちづくりを進める地として生涯学習の意義を市内外に広く呼びかけるものです。
- 生涯学習大賞「石田梅岩賞」
長年にわたり生涯学習の調査・研究活動に成果を上げ、生涯学習の振興に著しく貢献し、実践をしている個人あるいは団体・グループを対象とする。 - 生涯学習ゆう・あい賞「千登三子賞」
“人間尊重”(亀岡市生涯学習都市宣言)にふさわしく、一人ひとりが互いに認めあい尊重しあう、人間の絆を深める生涯学習のまちづくりに精進し、男女共同参画社会の発展に大きく寄与している個人あるいは団体・グループを対象とする。 - 生涯学習共生賞「上田正昭賞」
お互いの多様なあり方を尊重し、クリエイティブ(創造的)に新しい物事を生みだすことに積極的に取り組み、生涯学習活動を通じ、自然環境保全など共生社会を築くための取り組み・活動を実践しており、先進的でユニークな事業を展開している個人あるいは団体・グループを対象とする。 - 生涯学習奨励賞
生涯学習による地域に根ざしたまちづくりの事業を長期にわたり実践し、地域の活性化・イメージアップにつながる先進的でユニークな事業を展開している個人あるいは団体・グループを対象とする。
選考委員
委員長
上杉 孝實(京都大学名誉教授)
委員
井上 満郎(京都産業大学名誉教授)
佐々木 正子(嵯峨芸術大学特任教授)
篠原 総一(京都学園大学学長)(50音順・敬称略)
【贈呈式および記念講演(コレージュ・ド・カメオカ)】
第17回「生涯学習賞」贈呈式および記念講演(第79回コレージュ・ド・カメオカ)
とき:平成30年2月12日(月・祝)午後1時30分から(予定)
ところ:ガレリアかめおか大広間