本文
亀岡市人権条例(仮称)制定審議会の議事要旨
亀岡市人権条例(仮称)制定審議会の議事要旨
第1回
開催日時
令和5年7月24日(月曜日)午後3時から午後5時まで
場所
亀岡市役所1階 市民ホール
次第
1 開会
2 委嘱状の交付
3 市長挨拶
4 委員、事務局紹介
5 会長の選出・副会長の指名
6 諮問
7 議事
(1)亀岡市人権条例(仮称)制定審議会の概要について
(2)亀岡市人権条例(案)について
8 その他
9 閉会
主な意見等
・前文について、法律や漢字が多く並ぶなど表現が固いと思うので、市民に分かりやすく最初に「人権とは」「人権侵害とは」などの言葉を入れることで理解が深まっていくと思う。
・基本理念の「すべての人が生まれながらにして基本的人権を持っており」の「生まれながらにして」というのは、生命が誕生した時なのか議論はあると思うが、母子健康法では母子として扱われるので、宿った生命も含めすべての人が有しているという形で整理できればと思う。
・企業の皆さんにCSRの社会的責任を伸び伸びと発揮していただけるよう、強制ではなく、企業自らが社会性を持ってやっていただけるための仕掛けとして、文章を工夫すれば良いのではないか。
・人権意識の高揚を図るためには、教育、そしてこの条例を理解いただくための啓発活動が重要であると思うので、啓発からもう少し踏み込み、充実を図るとか、推進するという形で文言整理ができないか。
出席者
委員11名(欠席3名)
第2回
開催日時
令和5年8月25日(金曜日)午後1時30分から午後3時30分まで
場所
亀岡市役所6階 602・603会議室
次第
1 開会
2 議事
(1)亀岡市人権条例(案)について
(2)その他
3 閉会
主な意見等
・前文において、「侵害」という言葉を繰り返し使っているため、否定的な印象になっているので、例えば、人権に直結するような単語として、かけがえのない、普遍的な、享受など、肯定的な言葉で色合いを出すと、前文の印象も変わってくると思う。
・前文において、これまで亀岡市が取り組んできた内容の記述は、現実に抱える課題に対してしっかりと行政の課題として与えられた部分がここであると思うので、この部分を言及しておいた方がこの条例を作る一つの根源になると考える。
・合理的配慮の内容について、これまでの成果の中に含め、障がいのある人への合理的配慮という考え方も生まれてきたという形で盛り込んではどうか。
・市の責務として記述しているが、責務というよりも役割で良いかと思う。確かに責任ということに関しては、行政としては認識されているし、役割という表現の方がより柔らかくスムーズに入っていけるのではないか。
出席者
委員8名(欠席6名)
第3回
開催日時
令和5年9月29日(金曜日)午後1時30分から午後3時30分まで
場所
亀岡市役所3階 302・303会議室
次第
1 開会
2 議事
(1)亀岡市人権条例(案)について
(2)その他
3 閉会
主な意見等
・「市の責務」とするか「市の役割」とするかについて、行政が市民の皆さんに広く啓発していくとき、行政が市民と同じ役割という形ではなく、もう一歩踏み込んで、責任も加わる責務の言葉が、この条例の視点から言えば、的確な文言ではないかと思う。
・この条例に基づいて、行政、市民、企業等が主体的に行動していく中で、これからやっていくべき役割が何なのか、どのようにしていくのかを考えることが大切だと思うので、そのことを踏まえ議論していくことが必要である。
・前文の「一人ひとりがお互いを認め合うことにより、かけがえのないこの権利を守っていく」部分で、意味合いが狭くなっていると思うので、例えば「一人ひとりが不断に努力し」という言葉、要するにお互いを認め合うとともに、行政に対して何らかの政策提言を行うなど、その権利が伸長するようお互いに努力していくという表現がよいと考える。
・前文において、社会的身分や出身、性別等を理由とした人権侵害が存在するが、経済的格差が抜けていると思う。経済的格差が広がることによって生まれる差別もあると思う。
出席者
委員12名(欠席2名)