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2024年度(令和6年度) 3月学校活動
3月24日(月曜日)
本年度の修了式を行いました。1、2年生の凜とした態度で話を聴く様子に、この1年間の成長と頼もしさを感じました。4月からは先輩として新入生を迎え、新しい年度がスタートします。新入生を温かく迎え、ともに大成中学校の歴史に新たなページを刻んでくれることを期待しています。
3月13日(木曜日)
保護者の皆様、多数のご来賓の皆様のご臨席のもと、令和六年度第四十二回卒業証書授与式が行われました。
「校長式辞より」
137名の卒業生のみなさん、御卒業おめでとうございます。全校あげて心からお祝いいたします。
(中略)
さて、少し振り返れば、この数年で、世の中が随分と変化しました。教育現場では、一人一台となったタブレットが思い浮かびます。いずれ、刻一刻と変化する社会へ巣立つみなさんへ、卒業のはなむけとして、私から人生の宿題を出したいと思います。
みなさんは、「激動の時代」とか「最適解」という言葉を聞いたことがありますか。
「なぜ、激動の時代と言われるのか。」については、どう切り取るかで回答は異なるでしょうが、例えば、人間社会で、科学の進歩を切り口にして、発明から5000万人のユーザーを獲得するまで、どれぐらいの年月がかかったかという比較資料があります。それによると、みなさんが生まれる前からある飛行機が68年、自動車が62年、電話が50年かかったそうです。一方で、近年生まれたSNSの類いで言えば、Youtubeは4年、Facebookが3年、Twitterが2年と、圧倒的な勢いで人々の間に広まっていき、その様子を例えて、今は激動の時代と呼ぶそうです。考えてみれば、人や物事を理解するには、じっくりと時間をかけることやたくさんの機会を経験すること、あるいは、いろんなタイプと関わるといった一見、面倒くさい様々なことを経て、良いことや課題点、ノウハウやマナーも含めてじわじわとしみ渡っていくように感じます。反対に、あっという間に広がってしまうと、これらのことを、一人ひとりが十分に吟味する時間がありません。だから、これからの時代は、様々なことを真に理解するために、自分から積極的に学ぶことが大切なのです。
そして、積極的な学びから、どのような解答を導き出せばよいのか。数学の授業で、方程式に当てはまるものを「解」と呼ぶと習ったと思います。しかし、いろんな事が複雑に絡み合う社会では「正解」という揺るぎないものが出てくることはほとんど無く、その時に導き出すのは、状況を分析して最適と判断される「最適解」を求めるのが重要だと言われています。ただ、私が、みなさんに導き出してほしいのは、「納得解」とでも名付けましょうか、最も自分が納得する解答です。成功するのも、失敗するのも、君達自身の人生です。その時、導き出した解答が、その後にプラス、あるいはそうでなかっとしても、自分が納得した解答であれば、必ず人生で生かされると思っています。誰も未来を見通すことはできません。今後、君達の導いた解答が、安易に、周りの人が言う最適解を持ってきたのではなく、君達の納得解であることを期待しています。
「自分から積極的に学び、自分の納得解を求めること」。
これが、私からみなさんへ課す人生の宿題です。
(校長式辞より抜粋)
3月11日(火曜日)
3年生を送る会が行われました。1年生、2年生からの想いのこもった合唱や出し物、各部活動からのメッセージ動画、思い出のスライドを見て、感動している3年生がたくさんいました。また、3年生の合唱は、さすが3年生と思わせる響きも厚みもある素晴らしい合唱でした。あっという間に過ぎた2時間でしたが、たくさんの思いをうけとった心は、いつまでも温かいままでした。