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2024年度(令和6年度) 1月学校活動
1月7日(火曜日) 始業式
3学期の始業式を体育館で行いました。大型ストーブが設置されていても、窓を開放した体育館は冷え込みます。全校生徒の校歌斉唱に続き、学校長により式辞が述べられました。
「校長挨拶より」
生徒のみなさん、おはようございます。
そして、明けましておめでとうございます。
2025年がスタートしました。
元旦の朝、外に出ると、陽の光がとても心地よく、「なんて穏やかな日和だろう。」と感じ、このような気持ちで空を見上げることができる自分に、幸せを感じました。
ふと、そう言えば、2024年の世相を表す漢字一文字は『金』だったけれど、2025年への思いを漢字一文字で表すと何だろうと考え始めました。その時は、大みそかのテレビ番組で見た能登半島の人々の姿が脳裏をよぎり、「今の思いは漢字一文字で『願』かな。」と思いました。そして、その夜、大リーグで活躍する大谷翔平選手の特集番組を見た時には、「彼への思いを漢字一文字で表すなら『夢』。いや、彼は様々な人に希望を与えているから『光』。」と次々に新たな一文字が頭に浮かびました。
それ以降も、事あるごとに頭に漢字一文字が浮かんでは消えという時間を過ごしましたが、今、みんなに伝えたい漢字は、大成中生への思いを込めて『笑』の漢字一文字です。
これまで、様々な場面で、みんなの様子を見てきました。部活動の大会やコンクール、また、文化祭や体育祭の学校行事では、今この時にかける真剣な眼差しや互いをたたえ合う態度、時には様々な思いが涙となって溢れ出た姿にも触れました。日常生活でも、仲間と励まし合う姿や困っている人がいたらさっと手を指し伸ばす優しさ、そして感謝の気持ちが表れた一言。それらの姿に触れる度に、心が激しく揺さぶられたり、すがすがしく心が洗われた気持ちになったことを覚えています。君達の心が写し出された一つ一つのシーンは、とても価値のあるものです。でも、やはり、全ての結末は、君達の笑顔で締めくくって欲しいと思っています。この一年の歩みでは、喜んだりすることばかりではなく、時として、苦しみや悲しみを感じることもあるでしょうが、それぞれの節目を笑顔で迎えられることを切に願い、今年に対する思いを『笑』で表すことにしました。
さあ、新しい年が始まりました。
学校生活では、この3学期は、4月から始まる高校生活、また、レベルアップが求められる新学年での中学校生活など、次の学年の始めに、好スタートを切る準備を整える時です。
大事にして欲しいのは、「ポジティブな姿勢」。まずは、新年度の活き活きとした自分の姿を自由に想像し、気持ちを高めましょう。
3年生、いよいよ受験という大きな壁を乗り越える時ですね。
私も君たちと同じように高校受験を経験しましたが、苦しいと感じる時こそ、まだ実現もしていない自分の高校生活を自由に思い描き、自らを奮い立たせていました。そして、周りを見てください。君たちの周りには、ともに進もうとする仲間がいます。本番までに残された時間、受験への期待やプレッシャーを自分一人で抱え込むことなく、周りの人達と共有してください。また、自分が描く高校生活、将来の夢を語り合ってください。きっと、やる気と力が湧いてくるはずです。
そして、1,2年生。この3学期、みんなで3年生を支えましょう。
お世話になった3年生、自分と親しい3年生に直接エールを送るのもいいでしょう。あるいは、一人ひとりが、改めて「この大成中学校が、誰もが安心して毎日を過ごせる学校であるのを強く意識すること」も3年生への応援になります。みんなが作る学校の雰囲気が、受験という壁を乗り越えようとする3年生を安心させ、それぞれの気持ちの支えになります。また、このことは、3年生のためだけでなく、君達1,2年生一人ひとりにとっても、次の新学年へと続く、とても意義のあることだと考えています。
それでは、この3学期、みんなが心身とも健康で安心して毎日を過ごせること、次へのステップとして充実したものになること、そして、みんなが3学期の締めくくりを満面の笑みで迎えられることを切に願い、始業式の挨拶を締めくくります。
(校長挨拶より一部抜粋)
また始業式後には、人権啓発作品の入賞者や京都府アンサンブルコンテストで優秀な成績を修めた生徒たちの表彰を行いました。
1月21日(火曜日) 百人一首大会(1・2年生)
冬の風物詩である百人一首大会が行われました。大会の運営は主に文化活動部を中心に行われ、読み手は教師が担当しました。この日に向けて、休み時間などを活用して練習してきました。読み手が札を読み始めると、張り詰めた雰囲気となり、それぞれの生徒が、集中して札をさがす姿が印象的でした。