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大西建設株式会社

更新日:2024年3月15日更新 印刷ページ表示

個人の経験と地域ならではの仕事を掛け算する新しい副業

大西建設写真

1960年の創業以来、約60年に渡って総合建設業者として土木工事、建築工事などの分野から地域の暮らしを支えてきた「大西建設株式会社」。道路や河川、公園の整備、田畑の圃場整備、建築等、私たちの生活に欠かせないインフラを整備しています。現在、事業承継・第二創業に向けて、地域の資源や耕作放棄地を活用するような新たな事業展開を目指しています。

 

今回のインタビューでは、2023年に入社した井上華那さんにお話を伺いました。井上さんは、同年に名古屋市から亀岡市へ移住。会社員として働く傍ら、もともと行っていたライター業も副業として続けられています。

大西建設の井上さん

-- はじめに、井上さんの普段のお仕事についてお聞かせください。

井上さん(以下、井上):現在は建設事務と、弊社の第二創業のためのリブランディングに関する業務を担当しています。リブランディングを主導する取締役とのミーティングが多いのですが、それらに必要な情報のリサーチや分析を行ったり、広報や近い将来の求人につなげる目的でnote(*メディアプラットフォーム)を開設して記事を書いたりしています。副業として行っているライターの職能を活かした仕事に携われるのも嬉しいですね。

 

-- どのようにして求人を見つけられたのでしょうか。

井上:パートナーが居住している亀岡市へ移住したことをきっかけに、地域の仕事を探しはじめました。以前から個人事業主としてライター業を行っていたため、仕事を続けながら働けたらいいなと思っていて。ライフステージの変化もあるなかで、正社員としての雇用は難しいのではないか、フルリモートの仕事を探すべきなのか、移住したばかりなので地域の人と関わる仕事がいいのではないか等、いろいろな視点から探していたのですが、求人サイトを見ていて「建設事務・副業OK」と書かれた求人を見つけたんです。

 

-- まさに井上さんにぴったりの求人だったのですね!

井上:このような求人が地域で見つかるとは思っていませんでした(笑)。前職では建築業に携わっていて、これまでの経験や副業を理解いただいたうえで、現在は平日・週4日勤務で働いています。制度面ではこれまで若手の女性社員がいなかったため、各種休暇の制度化はこれから取り組む予定ですが、この春から福利厚生の一環で「社員一人一畑」をはじめています。

社内の畑の様子

会社の敷地内に設けられた畑。取材時は社長がニンニクやネギを育てていました。

 

-- 移住後の暮らしについてはいかがでしょうか。

井上:人によって捉え方はさまざまだと思うのですが、“京都の人はよそから来た人に厳しい” というイメージが少なからずありました。ですが、入社当初から職場のみなさんが気さくに声をかけてくれて、迎え入れてもらえた感じがしましたね。家族経営の会社で働いたことはなかったので、どんな雰囲気なのだろうと思っていましたが、面接時から密にコミュニケーションが取れていたので、あまり不安はなかったです。たくさん採れた柚子をお裾分けしてくれたり、近所のお店のことを教えてくれたりして楽しいです。

お花畑の様子雲海の様子

移り住んだ頃に撮影された亀岡の風景。雲海の下にある生活に想像を巡らせていたそう。(写真提供:井上さん)

 

井上:亀岡市に住みはじめた頃は、バスに乗って市内を散策したり、近隣を散歩したりしていました。バス停にいたおばあちゃんが声をかけてくれたのですが、「きれいな風景ですね」と伝えると、謙遜なのか「何にもないところやで」と返事があって。私はちょうど霧が出るタイミングで移り住んだので最初はびっくりしましたが、緑が多くて山に囲まれていていいところだなと思っています。冬はやっぱり寒いですけどね(笑)。

 

-- 井上さんがこれから仕事を通してやってみたいことはありますか。

井上:事業承継や第二創業には、多くの人に関わっていただく必要があると思っています。そのためにも、私たちの取り組みをみなさんに知っていただけるよう情報発信を強化していきたいですね。また、今後は人事にも関われたらと思っています。自然に “次はこれに取り組んでみたい!” と思えるのは、自分の得意を活かすことができ、好きなことにチャレンジさせてもらえる環境があるからではないでしょうか。

大西建設の井上さん2

井上:現在、私たちは「建設」×「???」をコンセプトに、従来の建設・土木業での働き方や事業をアップデートしようと試みているところです。これまでこの業界で働いたことのある方に限定せず、さまざまな職能や得意なこと、経験を組み合わせることで新しい事業アイデアが生まれると思っています。具体的には、「農業」と組み合わせて建設資材・廃材を活用した水耕栽培事業、「廃棄物」と組み合わせて再利用が可能な建設・建築資材づくり、「防災」と組み合わせて有事の際に必要なスキルを学ぶ地域防災講座の開催など、さまざまな広げ方を考えています。こうした状況を一緒に楽しんでいただける方を、今後は募集していきたいですね。

大西建設写真2

リブランディングを主導する取締役の大西達也さん(左)の副業はデザイナー。

 

・会社HP:https://www.kensetumap.com/company/331933/<外部リンク>

・関連リンク:https://note.com/ohnishi_kensetsu/<外部リンク>


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