ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
ページID:0004493 2023年9月11日更新

本文

薬剤科のご紹介

亀岡市立病院薬剤科へようこそ

京都・亀岡は、かつて丹波康頼が薬草園を開墾し、各地から集めた様々な薬草を栽培しておりました。また、日本最古の医学書「医心方」を記し、のちの医療に大きく貢献されました。この地で私たちは、薬剤師として働き、皆様の治療をサポートできることを大変光栄に思っております。

薬剤科の業務は、薬の調剤をはじめ、高カロリー輸液や抗がん剤など注射薬の調製、入院患者様や外来化学療法患者様への説明、医療スタッフへの医薬品の情報提供、薬の血中濃度モニタリングなどはもちろんのこと、栄養サポート、感染対策、糖尿病教室、医療安全などのチーム医療にも積極的に携わり、他職種とのコミュニケーションや連携を大切にしております。

今後も私たちは、患者様により安全な投薬を受けていただけるよう、また今後の医療発展に貢献できるよう知識や技術の向上に励んでまいります。

お探しの情報をクリックしてください。

方針

  1. 適正で効果的な薬物治療の推進
  2. 安全な薬物治療の推進
  3. 知識と技能の習得
  4. チーム医療を推進
  5. 笑顔と思いやりをもって接する
  6. 薬薬連携、地域医療貢献

調剤業務

写真:調剤

院内の調剤室では、薬剤師が入院中の患者様のお薬を調剤しています。医師が処方した飲み薬が、患者様の手元に届くまでに、薬の量、飲み合わせ、飲み方に問題がないかを確認しています。また注射の処方に関しても、薬の量、使用方法の確認、複数の注射薬の組み合わせに問題がないか、点滴速度が適切かなどを確認しています。一部の点滴に関しては、薬剤師が無菌操作により複数の注射液を混合しています。

病棟業務など、薬剤師の業務が増える中、2020年12月には、全自動分包機の更新、「一包化監査支援装置」の導入を行い、安全にかつ効率的に業務を行えるよう、整備を進めています。

写真:化学療法調剤

当院の抗がん剤治療は、安全に治療が行われるよう化学療法委員会を設置し、医師、薬剤師、がん化学療法認定看護師などがレジメン検討を行います。

院内でお薬を使用する際は、薬の量・注射の期間を確認したうえで患者様に薬が届くよう注意を払っています。

また、抗がん剤の調剤は、専用のキャビネット内で調製を行っています。「化学療法支援オーダーシステム」や「抗がん剤調製システム(chemoroad II)」をなどの機器も導入し、より安全かつ安心して治療できる体制を整えています。

薬剤情報提供

写真:薬剤科事務室

厚生労働省・医薬品医療機器総合機構・製薬メーカーから提供される情報を収集し、緊急性を要する情報は、速やかに医療スタッフに周知しています。お薬を適正に取り扱い、また医療スタッフや患者様からの質問に解決できるよう、日々情報を収集し・整理・提供を行っています。

薬剤師による勉強会

写真:勉強会風景1

糖尿病教室や、健康講座などでは、院内の患者様だけでなく市民の皆様へもお薬の情報発信しております。病院でもらうお薬だけでなく、市販薬(OTC薬)についてもお話しし、適切にお薬を使用していただけるよう、情報発信を行っています。

※チーム医療にも積極的に参画しています。

写真:勉強会風景2

院内の医療スタッフにお薬の研修会を行っております。薬剤師は最新のお薬情報やお薬の取り扱い情報を研修会で情報提供し、お薬が安全に使用できる環境を整えています。

活動

写真:委員会会議風景

薬剤科では、安全で質の高いお薬を提供するため、各種チーム医療(化学療法、薬事、輸血療法、糖尿病、医療安全対策管理、NST・褥瘡、院内感染対策、リスクマネージメント)に参画し、積極的に活動をしています。

薬事・医療材料委員会

お薬の採用や採用中止、後発医薬品(ジェネリック医薬品)採用検討などの審議を行い、安全性と副作用を踏まえた効率的な薬剤管理をしています。採用にあたり薬剤科ではお薬のさまざまな情報収集、またお薬の使用状況などの確認を行い、他職種への情報提供を行っています。

化学療法委員会

当院で抗がん剤治療を行っていくうえで、安全で効果的に実施できるよう、様々なルール作りを行っています。新しい抗がん剤や、使用方法にもいち早く対応できるよう、常に安全性・有効性に関する情報収集を行い、会議で情報提供を行っていきます、年間6回開催され、医師、看護部、管理部他で組織され、事務局は薬剤科が担当しています。

輸血療法委員会

輸血、血液製剤などの使用を安全かつ確実な施行を図るために設置されています。輸血療法の適応に関すること、製剤の選択および保管、使用管理、輸血療法に伴う事故、副作用および合併症対策などが審議されます。血液製剤の適正使用において薬剤師が委員会に参加しています。

院内感染対策委員会

病院内における感染予防の対策および実施に関する事項を審議する目的で設置されています。薬剤師も抗菌薬使用の適正化、消毒薬、感染マニュアルの改訂などに関わっています。また、毎週、ラウンドで各部署を回り、薬剤師の視線から、チェック・助言を行っております。

糖尿病委員会

委員会では、院内・院外での糖尿病予防啓発活動として、糖尿病教室などの開催について取り組んでいます。また糖尿病入院における教育内容について検討や、当院受診中患者様の、病状について情報共有を行い、今後の糖尿病教育指導や、お薬の説明時に役立てています。

チーム医療

NST委員会

NST委員会は、当院における適切な栄養アセスメントを行い、最適な栄養療法を提供することにより、患者様のQOLの向上と、早期退院・社会復帰に寄与することを目的として設置されています。嚥下造影検査も行っています。また、月一回のミーティングに薬剤師も参加しています。

褥瘡ラウンド

週一回のラウンドにより写真:服薬指導、DESIGN評価、具体的な処方、処置、ケアを行います。薬剤師も、ラウンドに参加し、DESIGN評価や適切な基剤主薬を選び、処方提案を行います。処方提案については、状態を観察し適切な基剤、主薬の選択を行っております。

服薬指導業務

入院中の患者様の部屋を回って、お薬の説明、体調や副作用の確認、点滴の投薬方法についてのアドバイスを行っています。

また、医師・看護師とのカンファレンスにも参加し、服薬指導で得た情報とともに今後の治療について、検討します。

写真:調剤室

写真:調剤イメージ

写真:相談風景

写真:調剤室カンファレンス

研修制度

院内研修

  • 病院主催の講演会・臨床講義など研修会を開催しています。

院外研修

  • 目標の研修・学会への参加を自己申請します。参加にあたり補助制度も導入しております。
  • 意欲的な薬剤師を支援するため、日本薬剤師会、京都府薬剤師会や各種メーカー主催勉強会など参加を推進しています。
  • 専門的能力育成(実務指導薬剤師養成ワークショップ、専門領域の学会・研修会参加、学会発表)の支援補助を行っています。

実習生受け入れ業務

当院では、薬学生実務実習の受け入れております。認定実務実習薬剤師も在籍し、受け入れ体制を整備しております。

過去の受け入れ実績

  • 京都薬科大学
  • 摂南大学(薬学部)
  • 大阪薬科大学
  • 兵庫医療大学
  • 同志社女子大学(薬学部)
  • 姫路独協大学(薬学部)

認定薬剤師資格数

  • 日本病院薬剤師会
    日病薬病院薬学認定薬剤師:1
    日病薬認定指導薬剤師:1
  • 日本薬剤師研修センター
    研修認定薬剤師:1
    認定実務実習指導薬剤師:2
  • 日本糖尿病療養指導士認定機構
    糖尿病療養指導士:2
  • 日本静脈経腸栄養学会
    NST専門薬剤師:1
  • 日本アンチ・ドーピング機構
    スポーツファーマシスト:1

保険薬局の方へ

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)