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ページID:0004485 2024年12月5日更新

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小児科

特色

京都府内ではめずらしく小児循環器専門医が常時勤務している小児科で、学校心臓検診の精密検査や周辺医療機関から紹介された心雑音や不整脈のある子ども達の検査、経過観察、そして投薬治療を行っています。

川崎病の急性期治療とその後の定期検査も行います。当院で対応できない循環器疾患の本格的な検査と治療は特殊な設備や小児心臓血管外科との連携が必要であり、必要に応じて、そして疾患の特徴や患者様の希望も考慮した上で、京都府立医科大学附属病院や国立循環器病研究センター、近畿大学医学部附属病院などへのスムーズな紹介も行っています。

また、学校心臓検診の精密検査に限り、当院では基本的に高校生までは小児科で対応しています。

2024年4月から月に2回(第1,3週の月曜日午前)京都府立医科大学小児科から小児内分泌代謝専門の医師を招いて肥満、やせ、成長障害、低身長、夜尿や各種ホルモン異常などの疾患に対する診療を行っています。

日常診療

午前は予約ではなく、熱、咳、鼻汁、嘔吐、下痢、発疹などのある急性疾患の一般小児科診療を行っています。

午後は予約制で、月曜日は主に就学前の乳幼児の心疾患の診療を、火曜日は予防接種、水曜日から金曜日は5月から9月までは学校心臓検診の精密検査中心の診療となりますが、それ以外の季節は状況に応じて循環器の外来と予防接種の外来を振り分けて行っています。木曜日の午後はアレルギー疾患にも対応するようにしています。

救急については小児科医が院内に居て、外来診療をしていない時間に可能な限り対応しています。

 

夜間診療

“子ども”と”子育てを頑張る人”を本気で応援する「子どもファースト」を宣言する亀岡市の公立病院として、子ども達の健やかな成長を支え、その保護者が安心して子育てに取組むことができるよう、令和6年12月から新たに小児科夜間診療を開始します。

詳細はこちらから

 

当院で行う循環器の検査

胸部単純X線撮影

心臓の大きさや形そして肺への血液の流れ具合を確認します。

安静時12誘導心電図検査

ベッドに寝た状態での、いわゆる普通の心電図検査です。

マスター負荷心電図検査

2段ある検査台を決められたリズムで上がったり下がったりすることで運動をし、その前後で心電図の変化を調べます。ただし、この検査は簡単にできる反面、運動が軽いので、中学生や高校生ではほとんど変化が見られません。

トレッドミル負荷心電図検査

心電図を持続で記録しながら、坂道になるベルトコンベアの上を走る検査です。この検査では、運動能力の限界に近いところまでの記録が可能で、普通に運動をすることが病状の悪化につながるかどうかをしっかりと評価できます。ただし、運動能力の問題で、小学校低学年以下での検査は難しいです。

ホルター心電図検査

心電図の機械を着けて1日生活をしてもらい、日常生活の中での心電図変化を調べます。毎日のように何か症状がある場合はこれで症状の原因を診断できます。長時間、そして、できるだけ普通に生活している状態を記録できるのが特徴ですが、24時間着けたままの機械が大量の水と大きな衝撃に弱いので、少しは生活に制限が加わります。

携帯心電計

自分で簡単に記録できる心電図の機械をしばらく貸し出し、何か気になる症状があった時の心電図を確認する検査です。毎日ではなく、時々現れる短時間の症状の診断に利用します。

心臓超音波検査(心エコー検査)

心臓の構造や動きを直接見る検査です。心雑音の検査はこれが中心となりますが、体が動くとうまく検査できないので、小さな子は眠くなる薬を使って、寝てもらっての検査になります。

 

当院で行う内分泌疾患の検査

成長曲線の作成

母子手帳と保育園、幼稚園、小学校などの成長の記録を忘れずにご持参ください。成長はある一時点のみで評価するのではなく、お子様の出生後からの経時的な評価を行い総合的に判断することが重要と考えています。

 

血液検査、尿検査、レントゲン検査

血液検査(貧血、栄養不足、ホルモン異常などの有無をチェック)、尿検査(低張尿、蛋白尿などの有無をチェック)、手のレントゲン検査(骨年齢評価によって疾患の鑑別につながります)などをご相談のうえ施行します。MRI検査も状況によって考慮します。お子様がストレスに感じないよう検査は必要最低限となるよう心がけます。必要に応じ京都府立医科大学附属病院と連携し精査や治療を行います。

2024年4月からの小児科代謝・内分泌外来の担当医師 杉本哲 

スタッフのご紹介 | 診察のご案内 | 京都府立医科大学 小児科学教室 (kpum-ped.com)<外部リンク>

 

診察日・外来担当医は、「担当医表」でご確認ください。