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ページID:0004475 2021年7月12日更新

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一般内科

特色

当科では、主として、京都府立医科大学内科系からの常勤医師2人と、京都中部総合医療センター(旧南丹病院)および京都府立医科大学からの非常勤医師4人とで診療にあたっています。いずれも、内科全般の病気に対する知識と経験を十分に持ち合わせている医師です。発熱、咳、下痢などの一般的内科症状の方は、まずは、当科を受診していただくことになります。そこでの診察、検査の結果をふまえて、必要であれば、他の診療科で、専門的な治療を受けていただくことになります。(症状によっては、外科その他の診療科での治療となります。必要があれば他院の専門科へのご紹介をします)

当科の治療方針

熱が出ている、体がだるい、めまいがする・・・などの症状は、日常よく起きることと思われがちですが、場合によっては、大きな病気の前兆である可能性もあります。そういった内科的な症状について、患者さまと一番最初に出会うのが、当科です。初期医療の窓口として、一人ひとりの患者さまの症状について、しっかりと耳をかたむけてお話を聞き、検査結果を基に、どうすることが最良かを考えた上で、治療方法をわかりやすく説明するよう心がけています。患者さまの立場に立って、納得いただける治療をしながら、少しでも早く、健康な生活に戻っていただけるよう努めています。

各疾患について

感染症

新型コロナウィルス感染症

肺炎

肺炎は、症状など「かぜ」とよく似ていますが、厳密には違いがあります。鼻からのどまでの炎症を上気道炎、一般的には「かぜ」といいます。免疫の働きで多くは軽い気道の炎症「かぜ」で治りますが、気道の炎症がひどくなって呼吸器の防御機能を上回った場合や、病気やストレスで免疫力が落ちている時などは、病原微生物がさらに奥へ肺にまで入り込んで感染し「肺炎」になってしまいます。肺炎の治療法としては、原因となっている病原体(細菌、ウイルスなど)が何であるかを見極めて、その病原体を標的とした薬を用いるなどの薬物療法がおこなわれます。症状が重い場合は、入院しての治療が必要となります。

誤嚥性肺炎

口から入った食物や飲み物は、食道を通って胃へと運ばれていきます。さまざまな理由により、途中で、それらが気管に入ってしまうことを誤嚥といいます。誤嚥性肺炎は、嚥下機能障害(食物などを上手に飲み込めない状態)が原因で、唾液や食物あるいは胃液などと一緒に、細菌を気管に誤って吸いこんでしまうことにより発症します。

気管支肺炎

気管支を中心にして起る肺炎です。普通の肺炎が、病原微生物が肺にまで入り込んで、肺胞全体に炎症が広がるのに比べると、一般に熱、咳などの症状は軽いと思われがちですがあなどれません。

虚血性腸炎

虚血性腸炎とは、大腸の末梢血管において、血流が絶たれたために、大腸粘膜に損傷が起こる疾患です。症状としては、突然に下腹部に痛みが発生したり、鮮血の混じった便が出たりすることが特徴です。治療方法としては、絶食することで腸を休め、水分や電解質、栄養素などを輸液で補給(点滴)します。数日後には、食事を再開し、通常1~2週間で回復します。

急性胃腸炎

突然の嘔吐や下痢、時には腹痛や発熱を伴う病気ですが、症状は一時的です。一般的には、嘔吐は胃炎、下痢は腸炎の症状です。ウイルスや細菌がさまざまな経路で消化管に侵入しておこります。治療に当たっては、症状が軽症であれば、水分をしっかりとることで十分です。脱水状態にならないように気をつければ、症状は自然に改善していきます。しかし、嘔吐の度合いがひどく、口からの水分摂取が困難な場合は、点滴が必要となってきます。

大腸憩室出血

大腸憩室とは、大腸の弱くなった内壁の一部が、大腸内の圧力によって外側に向かって飛び出し、袋状になった状態をいいます。通常は、目立った症状として現れませんが、憩室部に炎症や出血をおこすことがあります。治療法は、内視鏡的止血術となります。すなわち、内視鏡による止血をおこなうということですが、具体的な方法が複数ある中で(熱凝固による方法、クリップによる方法、薬剤による方法など)出血の大きさや量、部位などを考慮して、一番適した方法を選択することで止血をおこないます。高齢化社会の進展や食生活の欧米化に伴って、大腸憩室がある人が増えているといわれています。

尿路感染症

尿路(腎臓―尿管―膀胱―尿道口に至る経路)に病原体が付着して感染することで炎症を起こす病気のことです。治療法としては、病原体がウイルスの場合は水分をしっかりとって、ウイルスをできるだけ早く膀胱から外へ出すことを目指します。また、病原体が細菌の場合は、抗菌薬を使用しての治療となります。

診察日・外来担当医は、「担当医表」でご確認ください。