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新型コロナウイルス感染症が発生してから、4年目に入り、現在のところ、まだ、終息したといえる状況にはないところです。しかしながら、社会全体の中では、適切な感染対策を行いつつ、コロナ前の生活様式をとりもどすこととのバランスをとり、新しい生活様式を実践すべく、様々な工夫や努力をしています。
そうした中で、新型コロナウイルス感染症に対する対応も変化してきたところであり、国においては、マスク着用の考え方の見直しがなされましたので、そのことを踏まえ、本市の市立学校の卒業式におけるマスクの取扱いについては、以下のとおりとします。
なお、4月1日以降の新学期におけるマスクの取扱いについては、改めて、亀岡市教育委員会の方針を決定し、お知らせいたします。
○ 卒業式におけるマスクの取扱い等について
1 基本的な考え方
・児童生徒及び教職員については、入退場、式辞・告辞等、卒業証書授与、送辞・答辞
の場面など、式典全体を通じてマスクを外すことを基本とします。
・来賓や保護者等はマスクを着用するとともに、座席間に触れ合わない程度の距離を確
保します。
2 入退場
・児童生徒の入退場時は、マスクを外すことを基本とします。
3 式辞・告辞等
・壇上での校長等による式辞や来賓等による告辞、開式・閉式の辞等の時は、児童生徒
との十分な身体的距離が確保されていることから、児童生徒はマスクを外すことを基
本とします。
・壇上で式辞や告辞等を述べる校長や来賓等も、周囲の者と十分な身体的距離が確保で
きることから、マスクを外すことを基本とします。
4 卒業証書授与
・卒業証書が授与される時は、児童生徒はマスクを外すことを基本とします。
5 送辞・答辞
・在校生送辞、卒業生答辞の場面においては、十分な身体的距離が確保できることから、
送辞・答辞を述べる児童生徒は、マスクを外すことを基本とします。また、これら
を聞く児童生徒も、マスクを外すことを基本とします。
6 国歌・校歌等の斉唱、合唱等
・国歌・校歌等の斉唱や合唱を行う時や、複数の児童生徒による、いわゆる「呼びかけ」
を実施する時は、マスクの着用など一定の感染症対策を講じた上で実施します。なお、
「呼びかけ」の時に歌を歌う場合も同様です。
7 留意事項
・卒業式の実施に当たっては、換気対策機器の活用による効果的な換気の実施や、参加
者への咳エチケットの推奨、手の消毒や手洗い等の手指衛生など、必要な感染症対策
を講じます。
・来賓や保護者等に対してはマスクの着用を求めるとともに、着席を基本とし、座席間
に触れ合わない程度の距離を確保します。
・発熱に限らず、咽頭痛や咳等、普段と異なる症状がある場合については、卒業式への
参加を控えていただくようお願いします。
・基礎疾患があるなど様々な事情により、感染不安を抱き、マスクの着用を希望したり、
また、健康上の理由によりマスクを着用できない児童生徒もいることなどから、学校
や教職員がマスクの着脱を強いることはありません。また、児童生徒の間でもマスク
をつけていること・つけていないことで差別することがないよう適切に指導を行いま
す。
・保護者等のマスク着用等については上記の取扱いに準じた対応をお願いします。
今後とも、引き続き、各学校と連携し、感染拡大及びマスクの有無による差別が起こらないよう十分留意しながら、子どもたちが元気に学校生活が送れるよう努めてまいりますので、保護者、市民の皆様におかれましても、ご理解とご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。
令和5年3月3日
亀岡市教育委員会教育長 神先 宏彰