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新型コロナウイルス感染症が発生してから、まる3年を迎えようとしています。その間、幾度となく感染拡大の波がやってくるという状況の下、一人ひとりが、感染予防対策をとりながら、この困難な状況を過ごしてきました。
そのような中にあって、本市では、学びを保障するために、できうる限り可能な形での学校の教育活動を実施してきたところであり、そのことについては、保護者、市民の皆様には、日頃よりご理解とご協力をいただき、心より感謝を申し上げる次第です。
今後は、適切な感染対策を行いつつ、コロナ前の生活様式をとりもどすこととのバランスをとり、新しい生活様式を身につけることが大切となります。そこで、マスクに関して、改めて、本市教育活動におけるその着脱について、次の3点を基本として取り組んでいきたいと考えています。
1 屋外では、「原則」、季節を問わず、マスク着用は不要です。
登下校、体育の授業、部活動などの際は、マスク着用は必要ありません。
(人との距離(2メートル程度)が保てず、会話をする場合は着用する。)
2 屋内(車内含む)では、距離(2メートル程度)が確保でき会話をほとんど行わない
場合は、マスク着用は不要です。
読書、調べたり考えたりする学習などの際は、マスク着用は必要ありません。
3 マスクの着脱に関して、強制したり、差別したり、いじめ・不当な取扱いをしない。
本人だけでなく家族の健康上の理由をはじめ、諸事情により、マスクをつけな
ければならない場合や、逆に、つけることができない場合があります。
特に、3つ目につきましては、マスクの適切な着脱と同等以上に重要であると考えています。児童生徒には、マスクをする・しないことには様々な理由があるのだということを考え、お互いに理解しあい、差別やいじめにつながらないよう指導してまいります。
なお、ご家庭におかれましても、マスクの着脱については、お子さまの思いを受けとめながら、一緒に話し合ったりしていただくことも大切であると思っております。
今後とも、引き続き、各学校と連携し、感染拡大防止を図る中で、マスクをつけていること・つけていないことで差別することのないように導きながら、子どもたちがいきいきと笑顔で学校生活が送れるよう努めてまいりますので、保護者、市民の皆様におかれましても、ご理解とご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。
令和4年11月8日
亀岡市教育委員会教育長 神先 宏彰