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学校だより 1月号
新年への思い新たに歩みはじめる
2026(令和8)年が幕を開けました。保護者の皆様、地域の皆様方におかれましては、新年を健やかにお迎えになったことと存じます。旧年中は、本校の教育活動に多大なるご支援とご協力を賜り、誠にありがとうございました。新しい年が皆様にとりまして、幸多き年となりますよう心から祈念申し上げます。
さて、私は3学期の始業式で、改めて「命を大切にしよう」という話をしました。
今年は能登半島地震(2024年1月1日、最大震度7の地震が発生)から2年、熊本地震(2016年4月、最大震度7の地震が続けて2回発生)から10年となります。また、2011年3月に、最大震度7、太平洋沿岸に高さ10m(一部地域では40m)を超える巨大津波が発生し、死者・行方不明者2万2千人以上(震災関連死を含む)の犠牲者を出した東日本大震災から15年、さらに、最大震度7の大都市直下型地震で、都市機能や産業など広域に甚大な被害を出した阪神・淡路大震災(1995年1月)から31年目となります。昨年(2025年)12月8日には、青森県東方沖を震源とする最大震度6強の地震が発生し、気象庁は初めて、新たな大規模地震の発生の可能性が普段より高まったとして「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表しました。このような地震だけではなく、大雨による災害や林野火災など、多くの自然災害が全国各地で発生しています。私たちは改めて、自分の命、他者の命を守るために普段からの備えが必要であることを痛感しています。非常持ち出し品や備蓄品の準備、家族との連絡・避難方法の確認など、自身に関わることも大切ですが、困った時に声を掛け合い、共に安全な場所に避難するなど、命を守るための行動ができる地域コミュニティーとのつながりをつくっておくことが必要です。さらに、SNSやインターネットなどで、デマやうわさが流れてきた時に、それを無責任に拡散するのではなく、自らが情報を精査し、責任ある言動ができるように心がけておくことも重要です。
また、普段の生活の中で、相手の気持ちを想像し、損得勘定で動かず、困難な状況にある人にも共感し、見返りを求めず手を差し伸べられる「心根の優しさ」をしっかり身につけていきたいものです。
さて、本日より3学期が始まりました。2学期最終日に、「心身ともに健康で有意義な冬休みを過ごしましょう!」と約束したとおり、新しい年への期待を胸に、元気に登校してきた生徒たちの姿に笑顔がこぼれ、同時に身の引き締まる思いがしています。始業式では「一年の計は元旦にあり」と言うように、物事の始まりにあたり、目標や計画を立てて頑張ろうと話をしました。そして、毎年12月に京都の清水寺で発表される一年間の世相を表す今年の漢字(2025年は「熊」(ユウ、くま))に習って、「2026年の目標を漢字(一文字)で表してみよう」と伝えました。皆さんは、どのような漢字を思い描かれますか?
私は、今年の詳徳中学校が目標とする漢字を、「創」(ソウ、つくる、はじめる、きず)とイメージしました。コロナ禍の中、創意工夫して改善してきた生活様式や取組、各学年3学級から5学級規模へと急増した生徒数、今後さらに変容が予想される学習指導要領や教育活動など、環境が大きく変化する中で「生徒にとって身につけさせたい力とは何か」、「それをどのように指導し育成するのか」、「継承すべきことと改革すべきことは何か」を、生徒・保護者・地域の方々の声を聞きながら、新たな詳徳中学校の基盤をみんなで創っていきたいと考えています。
今年の干支は、十干十二支で「丙午(ひのえうま)」です。60年に一度巡ってくる特別な年で、「火」の要素を持つ「丙(ひのえ)」と行動力や躍動感を象徴する「午(うま)」が重なり、情熱的で力強いエネルギーに満ちた年と言われています。生徒と教員が協働し、試行錯誤を繰り返しながら、前進し続けたいと思います。年度の締めくくりとなる3学期も、子どもたちが安心して学び、一人ひとりが力を蓄え、春にはそれぞれの場所で自信を持って輝けるよう、教職員一同、精一杯努力してまいります。今年も保護者の皆様のご理解とご協力、地域の皆様のお力添えをいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
校長 國府 美幸


