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亀岡市立病院 > 診療科・各部 > ペインクリニック
ページID:0004481 2021年7月12日更新

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ペインクリニック

手術室での麻酔業務の傍ら、ペインクリニック外来で痛みに悩み、苦しむ患者様と向き合ってきました。

  • 痛いけれど何科を受診したらいいのかわからない・・・
  • 検査では異常なしと言われたが、痛みが続いている・・・
  • もらっている痛み止めの効果がない・・・

など、痛みでお困りの方はペインクリニックにご相談ください。

ペインクリニック外来について

担当麻酔科医はペインクリニック学会認定専門医です。肩こり、五十肩、肋間神経痛、坐骨神経痛、上下肢のしびれ痛み、三叉神経痛、帯状疱疹の痛みおよび疱疹後神経痛、癌による痛みなどのさまざまな痛みに対し、神経ブロック、内服薬の調整、理学療法などを組み合わせて、痛みを緩和するのが、ペインクリニックです。

診断がついている患者様はもちろんのこと、痛みはあるが、何科を受診したら良いか分からない、という患者様のご相談も受けています。必要に応じて、検査や各診療科への紹介も行います。

ペインクリニックでの主な疾患と治療について

帯状疱疹と疱疹後神経痛

ある神経の支配領域に沿った皮疹や疼痛が出る疾患で、70才以降で罹患率が上がります。皮疹が出る前に神経痛が先行する事が多く、皮疹発症後も疼痛が約2ケ月続きます。

ペインクリニックでは早期から罹患神経に対する神経ブロックを施行して、急性期の疼痛を緩和し、さらに後遺症としての疱疹後神経痛の範囲、程度を軽減します。神経障害性疼痛に効果のある内服薬の処方も致します。

腰下肢しびれ、痛み(変形性腰椎症、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアなど)

主に硬膜外ブロックという神経ブロックによって、圧迫を受けている神経の過敏性や浮腫を軽減し、血流を改善して症状を緩和します。根本治療ではありませんが、腰下肢痛と付き合いながら生活のレベルを向上するお手伝いをすることを目標にしています。

三叉神経痛

食事や会話、洗顔などが引き金となって、顔面に電撃痛が生じる疾患です。原因としては脳内の血管が三叉神経を圧迫することが多いとされています。手術療法もありますが、手術後の再発リスクもあり、まずは神経ブロックや内服薬でのコントロールが優先となります。当院では施行できない深部でのブロックや、熱凝固療法などは京都府立医大ペインクリニックに紹介しています。

癌による痛み、その他の症状(緩和医療)

癌は今や珍しい病気でも不治の病でもありません。様々な治療を受けながら癌と共に生活する患者様が増えています。緩和医療の考え方は、癌の早期から患者様に関わり、癌そのものによる痛みはもちろん、治療に伴う痛みや副作用にも対処し、少しでも生活のレベルが向上するように、担当科主治医や看護師、薬剤師などチームで協力して症状コントロールに努めるというものです。

もちろん、当院では在宅でも入院でもその人らしく人生の終末期を過ごせるような援助も行っています。

診察日

原則的には予約診療を行っていますが、予約無しでも診察いたします。その際、待ち時間が長くなることがありますので、ご了承ください。

学会、休暇などでやむを得ず外来を休診にすることがあります。初診などで予約外受診される方は、お電話でペインクリニックの診療の有無を御確認ください。

診察日・外来担当医は、「担当医表」でご確認ください。