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亀岡市立病院 > 病院のご案内 > やさしい健康講座 > 第160回 糖尿病の運動療法のはなし
ページID:0029878 2021年12月1日更新

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第160回 糖尿病の運動療法のはなし

糖尿病内科医長  北川 功幸

専門分野 糖尿病学

北川先生写真

昨今の新型コロナウイルス感染拡大の状況下、ジョギングやスポーツジム通いなどの運動を始められた方にとっては、戸外への足が遠のく季節でもあります。運動療法も食事療法も継続が一番大切ですね。戸外で運動されている方にとっては、外出自粛は継続の大敵です。しかし、少し目線を変えてください。そうです、運動は自宅の室内でも可能です。室内での運動というとジムでのトレーニングやプール、エアロビクスを想像される方も多いと思います。もちろん、そういった運動も勧められます。
また、糖尿病で運動というと30分以上続けないと効果がないと考えられている方もいるかもしれません。もちろん、30分以上の運動を続けられている方は、それを継続されることをお勧めします。最近、これらに加えて「30分に一回、3分間あるきまわる」ことが糖尿病に効果があることがわかってきました。また、30分続けて運動することに効果があるように、一日の運動の合計が30分でも効果があることがわかってきました。30分に一回、部屋の中で立ち上がって体を動かしてみる。これは続けられそうではありませんか?