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亀岡市立病院 > 病院のご案内 > やさしい健康講座 > 第156回 コロナも怖いが、ガンも怖いです
ページID:0017567 2021年7月12日更新

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第156回 コロナも怖いが、ガンも怖いです

外科部長  吉井 一博

専門分野 消化器外科

吉井一博写真

コロナ禍が続き、日々の暮らしが大変な今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
コロナウイルスの感染も怖いですが、現在の日本人の死因で一番多いのは相変わらず、がんです。がんの中でも、最近増加傾向にあるのが、大腸がんです。
大腸がんは2017年全国がん登録で罹患数は1位(女性2位 男性3位)、2019年人口動態統計にて死亡数は肺がんに続いて2位(女性1位 男性3位)となっております。
ただし、大腸がんは早期に発見されれば、治る可能性が高いがんです。早期中の早期であるポリープの状態で見つかれば、お腹を切らずに、内視鏡治療のみで根治できる場合もあります。お腹を切る手術が必要な場合でも、最近はよほど進行していなければ、腹腔鏡というお腹の中に入れるカメラを使って、なるべく小さなキズで手術できる方法で、多くの症例は治療できるようになってきています。
大腸がんを早期発見するためには、まずは、便潜血検査をしてみて、便潜血が陽性であれば、大腸内視鏡検査を受けられることを、お勧めします。