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研究推進

2025年5月1日更新 印刷ページ表示

1 研究主題

生き生きと表現し、主体的に学習する子どもの育成~みんなでまなぶっておもしろい~

 

2 主題設定の理由

 昨年度は、各ブロックで研究教科を設定し、児童一人一人が主体者としてどのように学びを深めていくのか、個別最適化と協働的な学びについて研究を進めてきた。児童は、授業の中で関わり合う時間を意図的に仕組んだことで、教材や友だちから刺激を受け、自分を変容させたり学習内容を深めさせたりする経験を増やしてきた。また、安心して自分を表現することで、思考を深め、更にそれを伝えたいという意欲をもち、行動に移す姿が見られるようになった。知っていることや出来ることが増えることで、豊かに思考・判断・表現が出来る側面もあるが、思考・判断・表現をしながら、知識を増やしたり、技術を獲得したりしている児童も増えてきている。

 今年度は校内研究について、教員にアンケートを行って方向性の統一を図った。「生き生きと表現し、主体的に学ぶ子ども」の姿として、「自分の考えや思いを積極的に自分の言葉で伝えられる」という回答が多く出た。昨年度から、授業の中で子ども同士の伝え合いの場を取り入れることを大切にしてきた。今年度も授業や単元の中に伝え合いの場を設定し、友だちの意見を聞いたり、自分の考えを相手に分かりやすく伝えたりして、思考を深められる授業を目指したい。また単元デザインに力を入れることで、より主体的に学習する子どもを育成すると考えた。子どもが「学びたい」「考えたい」と思える単元を構成し、子ども同士で学ぶ楽しさを感じられるような授業作りをすることで、主体的に学ぶ子どもを育成していきたい。

 

3 目指す児童像

・子ども同士で学ぶことに興味関心をもつ児童(学習意欲の向上)

・日常生活に生きて働く基礎・基本の学力を身につけている児童(学力の向上)

・自分の考えを相手に伝わるように伝えられる児童(思考力・判断力・表現力の向上)

・自己の学習活動を振り返って次につなげる児童(自覚・意味付け)

 

4 研究仮説

 研究仮説1 子どもと一緒に考える単元デザイン

魅力的な単元をデザインすることで、主体的に学ぶ子どもを育成できるのではないか。

 研究仮説2 子ども同士の伝え合いの場を設定

1時間の中や単元の中に伝え合いの場を設定することで、生き生きと表現する子どもを育成できるのではないか。

 

5 研究内容

(1)授業力向上委員会

〇研究主題に迫る授業に関わることについて協議をする。

〇全体研究授業などで提示されてきた指導方法などを大井小学校として統一させたい事項をまとめる。

 ・全体研3本、ブロック研3本の公開授業を行う。

 ・大井学級についても児童理解を深める目的も含め、年度始めに、公開授業を行う。

〇主体的に表現できるようにするための手立てについて考えていく。

 ・安心して表現できる学級風土・環境づくり

 ・主体的に表現できる資質能力を獲得できるベース作り

○算数科においてマイプラン学習を取り入れ、学習の見通しをもち、自分で学習を進めていく力をつけていく。

 

(2)学力向上委員会

○児童の実態把握をする。

○基礎的・基本的な内容の確実な定着を図る。

○家庭学習が習慣化するように働きかけ、自学への基礎的な素地を養う。

○生活の中に読書が習慣化するように働きかけ、言語能力の向上を目指す。

○学習規律を徹底し、伝え合いのポイントについて共通理解を図る。

○子どもが主体的に学ぼうとする環境作りを行う。