誕生!「京都・かめおか観光PR大使」 このほど、亀岡市の魅力を広くPRしていくことを目的に「京都・かめおか観光PR大使」を創設。本市にゆかりがあり、全国的に活躍されている著名人「秋本治さん」「アレックス・カーさん」「佐藤征史さん」に就任いただきました。 「京都・かめおか観光PR大使」は、亀岡市と連携し、観光資源などのPRを行っていただくことを目的として、委嘱しました。 大使の秋本治さんは、亀岡を舞台にした漫画「ファインダー-京都女学院物語-」(週刊ヤングジャンプ※3月連載終了、集英社刊)の作者で、代表作に単行本全200巻を記録した「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」などがあります。「ファインダー-京都女学院物語-」に亀岡が登場したことで、「聖地巡礼」として遠方から本市を訪れる人がいるなど、その幅広い読者層への影響力が本市の知名度アップにつながっています。4月11日、京都府東京事務所(東京都千代田区)で桂川市長と対談した秋本さんは、「作品をきっかけに亀岡の若い人たちが感じるふるさとの魅力を発信することで、さらに広がりを見せて他の地域の人たちにも伝わるようにしたいです」と語られました。 市内在住のアレックス・カーさんは、本市の観光資源を熟知するとともに、国内外に対し日本の自然の美しさや伝統文化を積極的に発信されています。平成29年2月には同氏が経営する箎庵有限会社と本市の間で「古民家活動に関する連携・協力協定」を締結。大使就任以前から古民家の利活用の分野でも連携しているところです。 本市出身のミュージシャン、佐藤征史さんはロックバンド「くるり」のベーシストとして音楽活動を展開されています。全国を駆け回る中、帰郷してあらためて感じるという亀岡の魅力をファンをはじめ全国的に発信いただいています。 今後、大使の皆さんには、それぞれのネットワークを活かし、日々の多様な活動の中で本市の魅力を発信いただくとともに、イベントへの参加や特産品の紹介、ビデオレターへの出演など幅広い分野でPRにご協力いただく予定です。 亀岡市ではこれからも、亀岡が誇る大使の皆さんと連携しながら効果的な情報発信を行い、知名度の向上とにぎわい創出を図っていきます。 がんばれ!バニーズ京都SC 亀岡市も応援! 今季から女子サッカーなでしこ2部リーグに昇格した「バニーズ京都SC」は、日本代表の石井咲希選手を輩出したチームとしても注目されています。指揮をとる千本哲也監督は亀岡市内で活動する少年サッカークラブ「A.C.アンフィニ」での指導経験があり、現在も市内の企業が運営を支えるなど、亀岡市に縁の深いチームです。  このほど、桂川市長が後援会の名誉会長に就任。4月4日、千本監督、FW西川樹選手、FW花﨑玲奈選手、DF酒井望選手とNPO法人BUNNYS京都専務理事らが訪問されました。千本監督は「選手たちは練習場所が少ない中、仕事もしながら努力しています。亀岡のスタジアムという素晴らしいステージでサッカーができる夢のような話が、実現しようとしています。チーム一丸となり、皆さんの応援を力にしてがんばります」と話されると、桂川市長は「京都スタジアム(仮称)をホームとして試合をし、活躍をしていただきたいと思います。亀岡市も応援します」と激励しました。 亀岡運動公園競技場(曽我部町穴太)において、市内初開催試合となる5月6日(日)対ニッパツ戦、9月2日(日)には対静産磐田戦が行われます。皆さんもぜひ「バニーズ京都SC」を応援しましょう!  第三百九十回 亀岡ちょっと昔の道具箱 文化財めぐり20 竹の皮  まっすぐに伸びた竹が立ち並ぶ竹林は、見た目にも美しいものですが、風景だけでなく、私たちの暮らしに必要なものをたくさん提供してくれています。おいしい筍や、そのまま支柱や竿としても使え、籠を編む原材料にもなる竹のほかに、竹の皮も、40~50年ぐらい前、高度経済成長期以前の暮らしの中ではたくさん使われていました。  おいしそうな握り飯。量り売りで買ったお肉。お祭りの時の鯖寿司。これらをはじめとする食品の包装には、竹の皮が使われていました。適度に水分を吸収し、通気性や抗菌性もある竹の皮は、しなやかで、食品を包むのに適しています。また、何度も洗って再利用できます。  竹の皮は、竹の子の皮の部分が、成長に従って、自然にはがれ落ちます。大きさは、長さ40~60センチ、幅15~30センチ程度のものが多く、竹がぐんぐん成長するこの時期に、竹林のなかにはたくさん落ちています。落ちる前の、竹からはがれかけている状態のものは、傷みや汚れが少なくて、なおよいものです。  竹の皮を集めておくのは、農家の女性や子どもたちの仕事のひとつでした。集めた皮を、洗って乾かして束ねておいて、買い付けに回ってくる業者に売るのです。自分で稼げる貴重な現金収入源でした。  日常生活の中ではあまり見かけなくなりましたが、現在も、ちょっと変わった包装素材として、おにぎり弁当に使ったりして楽しむ人もいるそうです。 (文化資料館)