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母乳で育てよう
乳汁分泌のしくみ
赤ちゃんがお母さんの乳首の吸うと、刺激が視床下部に伝わり、脳の下垂体というところからプロラクチンとオキシトシンというホルモンが分泌されます。プロラクチンは母乳の出を良くし、オキシトシンは子宮の収縮を促し、乳腺を刺激して母乳を送り出します。
乳房手入れ
乳管開通法 母乳が出始めるのは産後3日目くらいですが、できれば1日目から乳管開通法を行いながら吸わせましょう。
しぼり方
- ぱんぱんに張ってきたら赤ちゃんが飲みにくいので少ししぼって、柔らかくしてから吸わせましょう。
- 乳首のつけ根を親指と人差し指ではさみ乳管膨大部にたまった母乳を押し出すようにしましょう。
- しこっているところを圧迫したり、おっぱい全体をうごかしてからしぼりましょう。
- 搾乳器は乳腺をいためることが多いのでできるだけ手でしぼりましょう。
母乳の出をよくするために
- 十分休養をとり、疲れないようにしましょう。
- バランスの良い食事と水分を多めにとりましょう。
- イライラ心配せず、ゆったりとした気持ちで毎日をすごしましょう。
- 赤ちゃんによく吸ってもらい、出が悪くてもすぐにあきらめないようにしましょう。
- あまった母乳は必要時しぼりだし、空にしておきましょう。
母乳の飲ませ方
- 手を洗い乳房を煮沸綿でふき、口に含ませましょう。
- 交互に乳房は吸わせましょう。
- 飲んだ後は、赤ちゃんを胸に寄りかからせるようにし一方の手で支え、空いている手で軽く背中をさすりゲップをさせましょう。
母乳栄養の利点
- 免疫物質を含んでいるので病気にかかりにくい
- アレルギー反応を起こしにくい
- 消化吸収が良い
- 授乳時のスキンシップが母子関係を良好にする
- 子宮の収縮を良くし産後の回復を良くする
- 経済的である