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卒業式 送辞・答辞

2023年3月13日更新 印刷ページ表示

送 辞 

 正門の桜のつぼみも日に日に膨らみ、一日一日と暖かい春への足音を感じる今日の佳き日。在校生一同はこの場に集うことはできませんが、それぞれの場所で卒業される皆さんのことを思っていることでしょう。在校生一人一人の思いを代表して、お別れの言葉を申し上げます。

三年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんと過ごした二年間のことが今、懐かしく思い出されます。思い返せば今日まで、私たちは先輩方の大きな背中を追い続けてきました。

 体育祭。今年度は新たに四色となり、色とりどりの個性豊かなデザインの体育祭Tシャツに身を包み、取り組みました。学年の垣根を越えて、仲間として過ごした時間は私たちにとって忘れることのできない思い出です。大縄跳びでうまくいかなかったとき、「大丈夫、いけるよ」と温かく声援を下さいました。練習のときから「優勝しよう」と私たちを鼓舞する声を掛けてくださいました。その言葉に勇気をもらい、失敗を恐れることなく全力で取り組むことができました。どのような状況でも諦めず、優勝に向かって突き進む背中が、かっこよく、心強くもありました。そのような先輩方の姿から、仲間を励ますこと、団結することのすばらしさを学びました。

 文化祭。各クラスの特色のある演劇に、みるみるうちに作品の世界に引き込まれました。迫真の演技と素晴らしい舞台美術、音響や照明など一人一人が主役となり作り上げられたステージ。全てが一つになった舞台からリモートの画面越しではありましたが、先輩達の苦労と、成功させようという思いがひしひしと伝わってきました。

 一番多くの時間を共に過ごした、部活動。いつも堂々とかっこよく、そして、におもしろい先輩方。時に厳しいアドバイスに身の引き締まる思いがしました。私たちの成長に気づいてくださり「お、分かってきたやん」と、そんな一言がとてもうれしかったです。大会やコンクールに向けて、一番苦しいときも笑顔を絶やさず、私たちを優しく見守り、導いてくださいました。

 私たちのことをいつも気にかけてくださる温かな眼差しや言葉に包まれ、私たちもここまで成長できました。まだまだ、うまくいかないこともありますが、先輩方のように仲間同士で理解し合い、認め合い、手を携えて、これからも頑張っていきます。

 こうして思い返してみると、先輩方には、本当にお世話になりました。私たちの目の前には、いつも全力の先輩方の背中がありました。先輩方の中学校三年間はコロナ禍の中に始まり、Wihtコロナで、これまでとは異なった学校生活だったのではないかと思います。しかし、その中でもどんな時も、三年生の皆さんが、助け合いながら過ごされている姿を見てきました。そのような先輩方と過ごしてきた毎日は、一日一日が、かけがえのないものでした。

 これからも、先輩方の背中を追って、共に過ごしていきたいところではありますが、それはもう叶いません。これからは、私たちに託されたバトンを強く握りしめ、先輩方との思い出を胸に、がんばっていきます。生徒会スローガンにあるように、「 Keep Smileing  互いが幸せになれる学校」を築いていきます。

 また、いつでも詳徳中学校に元気な顔を見せに来てください。

 先輩方一人一人の輝かしい未来をお祈りして、私たち在校生からの送辞といたします。

 

令和五年 三月十三日

送辞作成      

 大谷 歩乃

 西山 勇人

 ザイヤン ハキミ

 中村 穂美

 長岡 怜音

 水谷 福志

代表        

 ザイヤン・ハキミ

 

答 辞                                                         

 愛宕の峰から吹く風にも春の訪れを感じる、この佳き日に、私たち三年生一五二名は、ここ詳徳中学校を卒業します。本日は私たちのために、ご出席を賜りましたご来賓の皆様、誠にありがとうございます。また、校長先生をはじめとする先生方、保護者の皆様、在校生の皆さんにお礼を申し上げます。

 三年前、私たちは新たな生活への期待と不安、加えて新型コロナウイルスへのおそれを抱きながら入学しました。新しい先生や仲間との学校生活を思い浮かべ登校するも、入学後すぐ、二ヶ月の休業を余儀なくされました。みんなに会えない日は、とても寂しく一日が長く感じられました。外出することもできず仲間たちとも会えない中で、家庭訪問してくださった先生の顔を見ることができたときは本当に嬉しかったことを覚えています。

 そして、六月、待ちに待った、二ヶ月ぶりの登校。
コロナ禍で制約がある中でしたが、部活動が始まりました。先輩が丁寧に教えてくれ、一緒に活動することを通して、中学生になったことを少しずつ実感しました。スタジアムで合唱やウルトラクイズに取り組んだカルチャーディ。距離をとりながら競技したスポーツディ。どの行事も小学校より規模が大きくレベルの高さに驚かされました。

 先輩としての一歩を踏み出した二年生。下級生に教えることが想像以上に難しく、先輩たちの力の大きさに気づきました。先輩たちの背中を追いかけ頑張りました。苦しかったり、焦ったり、大会に負けて悔し涙を流すこともありました。時には「嫌だなあ。今日は行きたくないなぁ」と思う日もありました。それでも頑張ろうと思うことができたのは、仲間の存在があったからです。「一緒に居てくれてありがとう。」
  
 最終学年三年生。修学旅行は私たちにとって、大きな校外行事でした。長崎の平和祈念公園での式典やフィールドワークでは、戦争の悲惨さや人々が築きあげてきた平和がいかに尊いものであるか、また、私たちはそれを守り続けていかなければならないことを強く胸に刻みました。大宴会場で食事したこと、一緒に入った大浴場、夜遅くまで語り合ったこと、部屋から見る夜景が美しかったこと、今でも忘れません。二日目の班別研修では、グラバー園や大浦天主堂、出島などを訪れました。集合時間に遅れないように波止場まで猛ダッシュしたことも良い思い出です。この修学旅行を通して、仲間との絆が深まり、学年としての一体感が更に強いものになりました。

 今年の体育祭は、青・紫・赤・黄の色ごとに自分たちがデザインしたTシャツを着て競技しました。

 青 「炉火純青~優勝に灯せ 青き炎」 紫 「Purple grape 「一人=一粒 みんな一房~」

 赤 「気炎万丈 Power and Power」

 黄 「黄志団 優勝は黄組が頂いた」

 練習の時からどの色も盛り上がり、当日は、勝敗に関わらず「楽しもう」という雰囲気でお互いの健闘を讃え合いました。学級・学年を超えて交流が深まり「チーム詳徳」を強く意識した体育祭になりました。

 仲間と一緒に創り上げることの喜びと感動を味わった文化祭。「真夏のサンタクロース」「逃亡者」「美女と野獣」「仮面屋」。それぞれ、クラスごとの個性が生かされた演劇でした。せりふを覚えるのは大変だったけれど、仲間と練習するのは楽しかった。役になりきって演じる仲間の姿から、普段とは違う表情を見ることができ、とても新鮮でした。
幕絵・大道具・小道具・衣装・照明・音響・キャストと担当は違うけれど、心を一つにして幕が上がるのを待ち構えました。そのときの高揚感は今も心に残っています。

 振り返ってみると、私たちの三年間は、まさしくコロナ禍にありました。その中で、毎日学校に行き、先生や仲間と共に学校生活を送れたことが、いかに幸せであったかを実感しました。長崎の被爆地を訪れたときには、日常生活が原子爆弾によって突然奪われた悲しさや苦しさに思いを寄せました。また、世界に目を向けると、戦争などにより戦闘状態が続き、普通の生活を送ることができない国もあります。そのような中で、「あたりまえが幸せだと知った」「群青」の歌詞にあるこのことを強く感じた中学校生活でした。
先生方はコロナ禍で制限がかかる中でも何とか行事ができるように、スタジアムでのカルチャーディを企画してくださったり、ズーム・タブレット端末を使って生徒総会や送る会を実施してくださるなど、特別なものを私たちに届けてくれました。進路に迷ったときも親身に相談にのってくださいました。先生方に支えられて、毎日安心して過ごすことができました。本当にありがとうございました。

 そして、いつも近くにいて寄り添ってくれたのが家族でした。つらいときや苦しいとき、思い通りの結果にならないときでも、どっしりとかまえ、いつも通り接してくれました。そのおかげで、私たちも平常心を保ち安心して過ごすことができるようになりました。時には優しく、時には厳しく私たちを見守ってくれて本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

 私たちのこれからの未来には、行くてを阻むような困難な壁が立ちはだかることもあるでしょう。それでも私たちは、日々の生活を大切にし、仲間とさまざまなことを乗り越え、ここまで来ることができました。あたりまえを積み重ねていくことが、未来を切り拓く礎になることを信じて、

  見える景色は違っても 遠い場所で みんなも同じ空 きっと見上げているはず

  それぞれの新しい世界へ歩んでいきます。

  最後になりましたが、詳徳中学校のますますの発展をお祈りして、答辞と致します。

 令和五年三月一三日

答辞作成     
森澤 蒼琉

吉田 晴喜

今西 心寧

石倉 唯芳

稲葉 和奏

射場 心美

加茂 幸之介

卒業生代表     

加茂 幸之介

射場 心美


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