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令和5年度教育方針(大井小学校)

2023年4月3日更新 印刷ページ表示

 

1 本年度の教育方針の根本

学習指導要領、第2期京都府教育振興プラン、京都府学校教育の重点・第2次亀岡市教育振興基本計画を踏まえ、児童や地域の実態を考慮しつつ、あらゆる教育活動を通じてすべての子どもが周囲からの温かくも厳しい愛情や信頼、期待などに「包み込まれているという感覚」を実感できる教育を目指す。

本年度、本校は、コミュニティー・スクール(CS)として新たな出発を迎える。これを契機に本校の強みである「地域ぐるみで児童を育てよう」という熱い思いとの効果的な連動を図るとともに、家庭・地域社会・関係諸機関などとの連携を大切にした地域社会総がかりの取組を進める。

2 「つながり むすぶ」ことを大事にした特色ある学校づくり

将来の変化を予測することが困難な時代を迎えた現代社会において、与えられる正解を探すのではなく、それぞれの子ども達が自分にとっての最適解を導き出す資質や能力が求められている。大切になることは、「自ら判断し、行動できる」主体者としての学びである。そして、その一人一人の学びをつなぎ、むすぶ協働の中で、その学びはさらに確固としたものとなり、ひいては、創造・発展の源となり得る。一人では生きていけない人間だからこそ、個々の強みを紡ぎ、重ね、積み上げる中でより大きな力を生み出すその経験こそが、これからの将来を輝くものとできる人材を生み出すことにつながる。また、「つながり むすぶ」ことは、信頼関係の基盤となる。行き先が見えにくい不安の中で生きる子どもや家庭をむすび、「大切にされている安心感」の中で学びを守り育みたい。

特に教育に熱い思いを持つ大井町の力を取り込みながら、CSの特徴を活かすべく「人の力」「対面の力」を活かした教育を展開するとともにGigaスクール構想を積極的に活用し、ICT機器をはじめとするデジタルツールを効果的に生かす、その両輪で新たなコミュニケーションの力を育む教育を展開する。

本校では、地元地域や家庭、関係諸団体などを含む多くのリソースから力を結集し、豊かで本校ならではの学校づくりを目指していく。

3 教育目標

  (1)長期目標

   「知を磨き、心豊かに、たくましく」 次代を生きぬく人間の育成をめざす

  (2)短期目標(合言葉)

  「 つながり むすび “あい” おおい 」

  • 『相』『愛』:相手を大切に想うこと
  • 『 I 』:自分のやり方・考え方・工夫
  • 出『会い』:機会(チャンス)創造・発見
  • 合い:行き来・相互作用・双方向性・独りよがりでないこと

4 本校児童に育てたい資質・能力(めざす児童像) つながり むすぶ 力

  • 人とつながる力

  • 日常生活に生きて働く基礎・基本の学力

  • 見通しを持って問題を解決する思考・判断の力と行動する挑戦の姿勢

  • 適切な情報活用能力

  • 相手を思い遣る心と感性(相手意識・人権感覚)

  • ■■■「きく 力」をとおして■■■

5 本年度の推進課題

  (1) 学力向上の取組(知を磨き)

     ア 校内研究の推進

      (ア)研究重点

    1. 「ことばの力」をはぐくみ思考力・判断力・表現力の育成(全ての学習活動を通して)

    2. 自主性を伸ばし、学習意欲を高める教育活動の在り方(主体的・対話的で深い学びの実現)

  1. 研究の概要

    1. 算数科を中心に個の自立と集団の協働的な学びを支える指導のあり方を追究する。

    2. 自ら「問い」を発見し、問題解決や探究活動に主体的・創造的に取り組む児童の育成を追究する。

    3. 自主的・意欲的な学びを促す評価のあり方を追究する。

    4. 研究推進と関わり、学年としてそれぞれ1つの授業を公開し、授業力の向上を図る。

    イ 日々の授業の充実・活性化 

  1. 全国学力・学習状況調査や京都府学力診断テストなどの結果を分析・活用して、学力や生活状況の的確な把握に努めるとともに、一人一人を大切にし、個性や能力を最大限に伸ばすように努める。

  2. 個に応じた指導法の工夫改善を積極的に行い、個別最適化された学びのあり方(指導の個別化と学習の個性化)を追求しながら、基礎的・基本的な内容の定着を図るとともに質の高い学力の向上に努める。

  3. 学びに主体者として向かい合える児童を姿を追およし、児童の学習意欲を高めるとともに、全ての教科において言語活動を充実させるとともに協働的な学習を進め、深い学びを実現する。

  4. 特別に支援を要する児童一人一人の教育的ニーズに応じた特別支援教育に努める。

     ウ その他の教育活動の推進

  1. 朝学習の時間を活用して基礎的・基本的な内容を身に付け、学力の充実・向上に努める。

  2. 読書タイムや図書ボランティアの活動を生かし、読書活動の推進に努める。

  3. 学習効果を高めるため、地域の人材や自然・文化など地域素材の積極的な活用に努める。

  4. Gigaスクール構想による1人1台端末の活用をさらに推進し、適切な情報活用能力を育てるとともに、ICT機器の効果的な活用に努める。

  (2) 心を育てる取組(心豊かに)                                 

     ア 児童の「心の居場所」となる温かい学校・学級づくりの推進 

  1. いのち、仲間、がんばりを大切にし、規範意識や人を思いやり尊重する心など、豊かな人間性をはぐくむ。

  2. 相手意識を育て、それぞれが「大切にされている実感」を感じ取れる環境作りに努める。

  3. 判断力や自立心などの育成と社会性の伸長を目指す生徒指導・教育相談に努める。

     イ 人権教育・道徳教育の充実・推進

  1. 教育活動全体を通して人権教育・道徳教育を推進し、人権意識の高揚並びに道徳性の育成に努める。道徳の教科化を踏まえた指導方法の工夫改善に努める。

  2. 一人一人の児童が、自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しようとする態度の育成に努める。

  3. 障害児(者)理解教育について、その深化・啓発に努める。

  4. LGBTQ+をはじめとして、多様性を理解し、認める感覚、感性の育成に努める。

  5. 「あいさつ」ができ、「感謝の気持ち」を表現できる児童の育成に努める。                                                                           

     ウ 環境教育・国際理解教育の充実・推進

  1. 身近な環境問題やISOの取組などと連動させ、持続可能な社会の創り手として、環境問題に取り組む実践的態度を身に付けた児童の育成に努める。

  2. 外国語活動および英語科などによる異文化理解やコミュニケーション能力の育成に努める。

  3. 社会の変化に対応し、よりよい社会の構築に貢献できる力をはぐくむ。

      (3) 体力・運動能力向上の取組(たくましく)

         ア 体力・運動能力向上への意欲を高める体育学習の工夫・改善

  1. 体力テストの結果を分析し実態を把握するとともに、体力・運動能力の向上を図る指導の工夫・改善に努める。

  2. 休み時間の外遊びを推奨し、たくましく健やかな身体をはぐくむ。

  3. 各種大会への積極的参加を奨励する。

         イ 健康に関する意識の向上を図る健康安全教育の充実

  1. 基本的な生活習慣の確立に努めるとともに、望ましい食習慣の形成に努める。

  2. 安全指導・管理・点検の徹底と登・下校指導の充実に努める。

  3. 性教育の充実に努める。

  4. 感染症対策の充実とともに自らの健康を自ら守る自立した意識の醸成に努める。

 ウ 困難な状況や工夫が必要な場面にも、自分なりの工夫で粘り強く取り組む強い内面の育成

  1. 学習面のみならず、遊びや生活の中にも、問題意識を持ち、向かい合える環境づくりに努める。

  2. 簡単に答えを与えるのではなく、児童自身の解決を待つ支援を大切にする。

  3. 相談し合える仲間、拠り所となる集団などの環境づくりにより挑戦する意欲を支える。

6 その他、重点事項

  • 特別支援教育の一層の充実

  • 要支援家庭および児童への手立ての充実

  • 一部教科担任制や校内ブロック体制の充実

  • 校務の情報化(G I G Aスクール構想の活用・働き方改革)

  • CS(コミュニティー・スクール)の模索と効果的な活用